国士舘大の元柔道部員、麻薬所持で有罪判決 密売人から購入し寮へ

上保晃平
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 麻薬を含む液体を持っていたとして、麻薬取締法違反の罪に問われた国士舘大学男子柔道部の元部員の男(20)に対し、東京地裁立川支部(河畑勇裁判官)は20日、拘禁刑1年6カ月保護観察付き執行猶予3年(求刑拘禁刑1年6カ月)とする判決を言い渡した。

 判決によると、男は6月16日、東京都町田市にある同大の寮で、麻薬を含む粘性液体約0.293グラムを所持した。

 判決は、男が自ら使用するため、密売人から乾燥大麻や大麻リキッドを買うなかで、今回の犯行に及んだと指摘。男が公判で「事件発覚時は大麻をやめようと決意していた」と話したことを踏まえても、刑事責任を軽くみることはできないとした。一方、男が同大から退学処分を受けたことなどを考慮し、実刑は避けた。

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この記事を書いた人
上保晃平
立川支局|事件・裁判担当
専門・関心分野
社会保障、障老病異、社会思想