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楽天D6位・中島大輔、プロ初本塁打の逆転2ラン「今井投手から…僕が一番びっくりしている」 チームの貯金1に貢献

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プロ1号本塁打を放った楽天・中島大輔がヒーローインタビューを終え、笑顔でポーズを決めた(撮影・尾崎修二)

(パ・リーグ、西武2-3楽天、16回戦、楽天9勝7敗、2日、ベルーナD)高く舞い上がった打球が右翼スタンドに着弾。楽天のドラフト6位・中島大輔外野手(23)=青学大=が五回、プロ初本塁打となる逆転2ラン。チームに貯金1をもたらした。

「ホームランバッターではないが、ホームランは打ってみたかったので打ててうれしいです」

西武・今井の初球、高めのスライダーを捉えた。「今井投手から打てるなんて全然思ってもいなかった。僕が一番びっくりしている」と目を丸くし、記念球は両親にプレゼントする。

7月31日のソフトバンク戦の四回2死一、三塁。失策は記録されなかったものの、左翼守備で近藤の打球を取り損ねて2点を奪われた。「悔しいことの方が多い。どんどん壁にぶち当たる。今日も本塁打より、守備で必死だった」と逆境を糧にしている。

五回、楽天・中島大輔が右越えに逆転の2点本塁打を放つ(撮影・尾崎修二)

チームでは5位の松田(大産大)がいち早くデビューを飾り、1位の古謝(桐蔭横浜大)も続いた。同期の2投手が活躍する一方で、中島は2軍スタートとなり辛酸をなめたが、価値ある決勝弾を放って胸を張れる。

今江監督は「最高の結果になった。いいものを持っている」と称賛。大学日本代表のキャプテンを務めた男が存在感を示した。(広岡浩二)

■中島 大輔(なかしま・だいすけ) 2001(平成13)年6月4日生まれ、23歳。和歌山県出身。京都・龍谷大平安高3年春に甲子園出場。青学大では4年時に主将として東都大学リーグ春秋連覇と全日本大学選手権優勝。4年秋にリーグMVP、3年秋から3季連続で同ベストナインに輝いた。4年時には大学日本代表主将も務め、日米大学野球優勝。24年ドラフト6位で楽天入団。今季は19試合で打率・221、1本塁打、6打点(2日現在)。180センチ、78キロ。右投げ左打ち。独身。年俸700万円。背番号32。

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