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ナボコフの『ロリータ』(ロリコンの語源になった本)を原著でダラダラ読んでいるのですが、すごく好きな文章があります。

主人公のハンバート・ハンバートは、幼い女の子に惹かれる自分を抑え込むため、
「こいつでええわ」と妥協して結婚生活をつづけていたヴァレリアという妻がいます。

そうやってなめくさっていたヴァレリアから、「ほかに好きな人がいるので、別れてほしい」というようなことを告白されます。

大きなショックを受けたハンバート・ハンバート。その時のモノローグの一部分がこちら。
 

wether Humbert Humbert should kill her lover,or both,or neither.


中学で習った「both」「neither」がすさまじい文脈で使われてめちゃくちゃドキッとしました。


学校では、「りんごを両方買う」とか「どちらのりんごも買わない」みたいなプレーンな文章で習うじゃないですか。それが、こういう特殊すぎるところでポンとでてくると「わっ」となります。

何て言うんですかね、味気のない数式だと思ってたやつが、意外な場所に使われてハッとする感じでしょうか。

「えっ、エジソンが電球に日本の竹使ってるんすか」みたいな…『漂流教室』の給食のおじさんが豹変するみたいな…とりあえず最後のたとえは間違えました。