南砺、砺波、小矢部の3署と県警捜査一課の合同捜査本部は29日、住居侵入と窃盗の疑いで、名古屋市、職業不詳、永峰完(たもつ)(38)と氷見市朝日丘、会社員、網谷洋輔(37)の両容疑者を再逮捕した。同本部は春から県西部で多発している空き巣被害との関連も含め、余罪があるとみて調べている。
再逮捕容疑は2人で共謀し、4月13日午前7時15分ごろから午後3時ごろまでの間、小矢部市鷲島の民家に侵入し、デジタルカメラなど4点(時価約3万3千円)を盗んだ疑い。
南砺署によると、永峰容疑者は9月1日午前11時5分ごろ、南砺市野尻(福野)の空き家に侵入したとして警戒中の捜査員に住居侵入の疑いで現行犯逮捕され、網谷容疑者も同日、同容疑で逮捕された。
調べを進めたところ、両容疑者が同日午前7時半ごろから午後5時40分ごろまでの間、同所の民家に侵入し腕時計など8点(時価約94万円)を盗んだ容疑も固まり、9日に再逮捕。さらに4月13日の容疑も浮上した。同署は捜査上の支障があるとして認否を明らかにしていない。
9月の事件について、地検高岡支部は29日、網谷容疑者を常習累犯窃盗罪で、永峰容疑者を住居侵入と窃盗罪でそれぞれ起訴した。