今日は予約していたラプードルの限定ケースを購入しに行った。サイトで見ていてかわいいなと思っていたけれど、ケースだけで3000円くらいしちゃうのはちょっと高いなあと渋っていた。大丸に仕事前に行って予約終了!収穫無し!なのも嫌だしと結局買わない方向に心は向かっていた。しかし、横浜店のある館のドラッグストアにたまたま立ち寄ったら見本があり、そのあまりの可愛さに欲しい!という気持ちが高まってしまった。気づいたら店員さんに、これまだ予約できますか?と聞いていた。その日は限定ケースの予約をして、コンシーラーを買い、たくさんのサンプルと次回使える1000円クーポンとともに帰宅した。やったぜ。そして今日、やっと限定ケースをお迎えしたって訳なのだ。
か、かわいい〜!!!!
ドラッグストアは美容部員が常駐ではないため、私は昨日も一昨日も売り場を覗き、今日もいない今日もいない明日もいなかったら八重洲出勤になって永遠に手に入らない、、と焦っていた。今日ついにカウンターにツヤ肌のマダムがいて、やっと引き取ることができた。感慨ひとしお。ついでに中身も購入。といっても1万円近いのでついでなんてもんじゃない。今まで使ったことない8番の色にした。マーメイドみたいな青とピンクの色味がたいへんトロピカっていたし、前回ケースを予約した際に美容部員さんに似合うと思いますよ〜!とタッチアップしてもらい調子に乗ったというのもある。デパコスの輝きの前では我々はただ財布を開けるしかないのだ。今日もたくさんのサンプルと次回使える1000円クーポンをもらった。百貨店では味わえないこのクーポン祭り、クセになりそう。
私はデパコスカウンター大好き。百貨店でちょっと背伸びするのも好きだけど、ドラッグストア併設のカウンターでラフにお話ししながら買うのも好き。きらきら感は減るものの、ドラッグストアだとポイントがかなりたまったり、次回使える1000円クーポン無限獲得編に突入できたりとまた違った楽しみ方ができる。ドラッグストアよりもかなり地域密接の、まちの化粧品屋さんも好き。まちの化粧品屋さんは時間の流れがゆっくりで、エステをしながら心と身体を休めることができるから定期的に行きたくなる。東京に戻ってきてからは行けてない。名古屋の時はPOLA、西日暮里の時は資生堂に行っていた。どちらもスタッフさんが優しいし、ちゃんと名前や生活スタイルを覚えていてくれるから嬉しかった。
今使っているラプードルのケースは大学4年か社会人1年目の時に買った。おばあちゃんちに住んでいる時だったはず。エスパル仙台のスキヤのエレガンスでドキドキしながら買ったのを覚えている。当時はそんなにお金も持っていなかったので、1万円の化粧品は大出費だ。それからずっと愛用し続けて、今は少し塗装が剥げてしまっている。これはこれで思い入れがあるので、捨てられないからファンデを買って入れようかな。
化粧品は高ければいいってもんじゃないけど、やっぱり買うぞ!と意気込んで買ったものは大切で、気分が高まる。ブランドや品質ももちろん重要だけど、それ以上に買った時の気持ちが乗っかっているから毎日使っていて楽しい。適当に買った化粧品ってすぐ飽きちゃうし、通販で届いたものもなんとなく思い出が弱い。
こうして考えると、結局私にとって一番大切なものって、付随する記憶があるかないかなんだろうなと思う。楽しい記憶がくっついたものだけを持っていたいんだな。ものだけじゃなくて、例えば音楽とか、映画とか、文章とかも、出会った時の記憶が蘇るものは今でもずっと鮮やかだ。
ということは、もはやそのものの質はどうでもいいのかもしれない。いや、そんなことないんだけれど、付加価値がモノを上回って、過大評価してる節があるかもしれない。思い出補正なしで見たら、もしかしたら全然魅力的じゃないかもしれない。
私が好きで持ち続けているものは、
全部思い出で好きな色に塗装したからキラキラなんだなあ
なら、夢から醒めないように気をつけないといけないね
色褪せるのも一瞬だ
まだキラキラだよ