Decide Zone Zero   作:犬咲夫藍

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主人公が覚悟を決めるお話


二話 転生者の苦悩と決断

【パンツをくれるなら遊んでやらんこともない】

 

【うるせえ話しかけてくんな犯罪者の子供め】

 

さてさてどうしたものかな(冷や汗)

 

俺は今、一ヶ月ぶりの人生の危機に直面している

頻度おかしい……おかしくない?

だがしかし実際こういう選択肢は稀によくあるのだ*1

 

落ち着いて考えよう

まず前者のリスクはなんだ?

1、クレタに怒られる

2、クレタに嫌われる

3、クラスの皆に聞かれて変態の汚名を受ける

4、先生に聞かれて怒られる

 

ふむ、不味いな

お、落ち着け、落ち着くんだクロト……!

こういうとき、ドイツ軍人は狼狽えない!

 

前者を選んだ場合のメリットだってあるはずだ

1、ワンチャンパンツ貰える

2、発言後うまく言い訳できれば普通に遊べるかもしれない

……以上!

 

うーん見事にリスクとリターンが釣り合っていないですねぇ。

つーかゼロチャンだろなんだよパンツ貰えるかもって。

これを考えた奴は性格が悪い。

選択肢、お前のことだぞ。

 

ただなぁ……後者がなぁ……

 

『うるせえ話しかけてくんな犯罪者の子供め』

 

無理だろ

 

リスクなんて考えるまでもない

1、クレタに死ぬほど怒られる

2、クレタに絶縁される

3、クレタを死ぬ程泣かせる

4、先生にガチギレされ、最悪親に伝えられ、親からもガチギレとガチ泣きをくらう

5、俺の心が死ぬ

 

……不味いな

もう終わりだねこの世界*2

こんなこと言うやつ、控えめに言って最低では?

だが落ち着いて考えてみるとこれだけデカいリスクがあるなら相応のリターンもあるような気がしてならない。

そう思うのは俺だけだろうか?いや、俺だけではない!*3

 

この選択肢のリターンを考えよう!

1、なし!

終わり!

クソがよぉ!!!

 

見事にリスクとリターンが釣り合ってない、

というかリスクしかない。

これ考えたやつ、絶対悪魔みたいな性格してる。

選択肢、お前のことだぞ。

 

いやーしっかしうーんマジで本当に実際さぁ……。

どうすればいいんだ!?マジで!

どっち選んでも俺に不利なことが起こるの、バレバレ♡

そもそも何なんだよ選択肢ってやつは!?何であるの!?誰が作ってるの!?どうして俺がこんな目に合うんだ!?

怖えよ!そもそも転生ってなんだ!?

しかも前世の記憶を持ったまま、ゲームの世界へ!?本当に俺は俺なのか!?

一ヶ月に一回こんな危機に直面してたら体が持たんぞクソ!?俺の命をなんだと思ってんだアホ!馬鹿!

いや狼狽えるな!俺!ドイツ軍人は狼狽えない!

深呼吸をして落ち着くんだ

じゃあまずは息を深く吸って、

吸って……

 

時が、止まってるんだったな……

あと別に俺はドイツ軍人ではないな*4

 

おれは しょうきに もどった!

 

もうどうしようもない。

こういうときは諦めるしかないのは経験で分かってるんだ。

はぁ……

こういう選択肢に振り回されることに慣れつつあるのが辛い。

でもクレタに嫌われたくないんだよなぁ!

友達だし可愛いしいい子だし俺の彼女みたいな子だし*5可愛いし

前者、選ぶか……。

 

そうして俺が念じると、ピコン!とゲームのような音が鳴り、世界が音を取り戻した

そして俺の口は自分の意思に関係なく勝手にこう言った。

 

「パンツをくれるなら遊んでやらんこともない」

 

「は?」

 

あっ……

*1
矛盾

*2
とんでもない災害が起こった後の世界の話しがゲーム本編なので間違いではない

*3
反語

*4
冷静

*5
彼女ではない




次はクレタ視点だ!
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