実際は30祭でもなんでもなく、なんならUKFCの15祭だけれど!おめでとうございます!
2017年のUKFCにいた私との戦いだったんだよね昨日は!
これ以上楽しい夏は無いと思っていた当時の私よりも、楽しい夏にして30代になるのも悪くないぞと思うための日だった
だから個人的に30祭の一部としておく
イベントはとにかくずっと楽しかった!
Agefactoryではじまって、syrup16gで終わる1日があるなんて、それこそ2017年(もしかしたら2016かも、LOVEリリースの後くらい)にはじめてAgeを生で見た私からしたら信じられないことだった
シロップだってほんの数年前まで活動がなかったし、イベントとかに出るイメージも無かった
Ageと同じタイミングで好きになったペリカンやpollyはUKPだったから、いつか交わるかなあとは思ってたけど、Ageとシロップが同じイベントにいるイメージはなかなかわかなかった
AgeがUKPに入ってアートと対バンした時は、こりゃいつかあるなと覚悟したけれど、私の大好きなUKFCしかもトッパーとトリでそれが叶うとは思ってなかったので、とにかく感慨深かった
もうこの時点で2017年の自分に勝ったと思った
Agefactory
前から三列目くらいで見た
多分開場してしばらく経ってから着いても余裕で入れるだろうなと見込んでいったら、本当に余裕だった
なんなら前方張り切りお姉さんになってしまい少し恥ずかしかった
UKPで出したアルバムに関係するのがいいだろうと思い、PureBlueのTシャツを着て行ったけど、他にAgeのMerch(イケてるバンドMerchっていいがちなの何?)を身に付けてる女子がこぞってオシャレGALだったので少し恥ずかしかった
シロップのタオルを首にかけて、アッ自分コッチもいけるんでハイ、、、と陰が出てしまった
本当に情けない、ちなみにTシャツはなんか汚れていたので終演後脱いだ
実際に音が鳴ってしまえば後はバンドと自分のタイマンなので、ステージに向かって拳をかかげるだけだった。私はやっぱり、マシコさんのドラムが好きだと思った。あの焼けるようなライティングでスティックを振り下ろす瞬間が頭の中でリフレインする。西口さんのベースプレイと見た目とのギャップが大きすぎる優しいコーラスも好き。そして絶対に昔よりも柔らかいえーすけさんの声や表情、UKPという家族の中で鋭さがすこし滑らかになったのかなと思った。
選曲はあたまの二曲と最後の曲以外はUKPからリリースした曲でまとめていた。イベントのトッパーでpeaceをやるって、結構すごいかもと震えた
新しいレーベルを立ち上げて、UKPとは少し距離が離れるかもしれない
それでも、もうAgeはUKPの家族だと強く思った

忘れられがちだけどUKFCのFCは
Family Conference (家族会議)
楽しい時間は気づいたら終わっていて、30分という短さってちょうどよく「もっと聞きたい!」を加速させるなとなんだかソワソワした
そして、この分量でこの先書いていったらかなりしんどいので少し軽く触れる程度に留めることにする
ライブの感想なんて、いくら文字にしたところで体験した本人しか本当の味なんてわからないからね!
ちなみにアートの前くらいまではちゃんとどっちのステージも前方を行ったり来たりしてばっちり前で楽しんだ
ペルシカリア
何度もよろしくお願いします!と叫ぶUKPの末っ子ポジ、でも私は一昨年のUKFCでピナバタの代打を務めたときに彼らをはじめて見て、めちゃくちゃ家族だと思ったし、UKPに必要不可欠で、ステージに立つべくして立っていると思う
ライブハウスに行きたくなっちゃうよね
the dadadadys
そういや2017年は1番小さいバーカン横のステージでtetoだったなあ、でももう強さの塊、Ageの時はいつもより大人しめだったフロアに圧縮が起きていた
そしてやっぱり夏!ギラギラで鬱陶しくなるくらいの夏!最後に切なさが残るところまで夏だった
からあげ弁当
見るのははじめて!運動部の陽キャの見た目に反してとっても礼儀正しくさわやかロック
おじいちゃんのMCからのまさかのRebornで情緒がバグってしまい、私は大爆笑してしまった
本家でも手をあげたことないのに、、、思わずあげちゃったじゃないか!
ART-SCHOOL
このあたりから急に人が増えだす
次々と繰り出す刃のようなセットリスト
客席のボルテージがかなり上がって、開場全体が真っ赤に見えた
Just Kidsのギターってライブで聴くとより一層気持ちが良いなと思っていたら1番好きなUnder my skin で今と昔の記憶がごちゃまぜになってしまった
どうでもいい情報だけど私はシロップ好きならアートも好きでしょと言われながら育ったが実はそんなに聞いてなかった
the myeahns
このタイミングで二階席を取っていたが、人が増えてきて移動が面倒なのとここまできたら全バンドをしっかり見たい!という気持ちで横を向き前の方へ、はじめましてマヤーンズ!
元気でおしゃれでかっこいい!アートと椿屋に挟まれているのに、バンドらしさ全開のステージで心を掴まれました、二階行かなくて正解だった
今しかチャンスが無いと急いでフロアを出て本日初のトイレに行くと、椿屋のメンバーが出てきたのか個室まで歓声が聞こえてきた

ドリンクタイムも束の間、ちゃんと目に焼き付けなきゃ!とフロアに戻ると、パンパンミシミシに人が詰まっていて、異様な熱が漂っていた
椿屋四重奏
2025だけど、2025じゃなかった
色気が、、色気がすごい、、、会場全部巻き込んで圧巻だった、、、この日1番盛り上がっていたと思う
近くの男の人が「オオオオンカッコイイイイ‼︎‼︎ンンンン‼︎‼︎」って叫んでいた、わかる
世代ドストライクではなかったから、ライブで聴くのがはじめての曲ばかりなのに全部ちゃんと知っている曲で、それでいて「知っている曲だ!」という安心感を凌駕する圧倒的なプレイ、これが代表の代表たる所以、、、こんなに短い30分ってあるんだ
Helsinki Lambda Club
私の中ではUKPの夏担当テトシンキなので、ヘルシンキをしっかり見ないでUKFCを語れるわけないだろう!と椿屋でぐちゃっと移動しだした人をわけわけヘルシンキ前へ
tetoが歌う夏が、部屋でうだるしょうもなくて切ない夏なら、ヘルシンキの夏は切なさを振り切って外に向かおうと準備する夏!
しっかりダンスさせていただきました、これだよなやっぱ
ちなみにUKP来る前のAgeは夕方まだ少し明るいなかを地元を自転車で走る夏、今のAgeは新しい街を知って、もっと、どこまでも行けそうな予感の夏
夏が終わって、そのまま90度向きを変えたらsyrup16g
ヘルシンキを待つ間、たまにステージに中畑さんの姿が見えたけれど、気にしないようにしていたからようやく正面から見えた
アート、椿屋、シロップはどちらかというと冬っぽい気がするな
syrup16g
生きたいよではじまること、あるんだ
今さら何を言ったって
四の五の何歌ったって
ただのノスタルジー
生ゴミ持ち歩いてんじゃねえ
急に刺さった
楽しくて忘れかけてたけれど、2017年の気持ちを引きずって新木場スタジオコーストの亡霊になって羽田にきて、本当にこんなのただのノスタルジー、持ち歩いてどうすんだろう
ああ、でも、私この歌詞大好き
誰にも出会っていない高校生の時、通学路でずっと聴いてたな
うつして、神のカルマ、診断書、ソニックと新しめ曲と昔の曲が交互に鳴る
レミゼがリリースされて、コロナ禍が過ぎ去って、フェスに出て、1人でシロップを聴いていた私にたくさん知り合いができた
新しい曲やライブでよく聴く曲は、もはや楽しい思い出の一部になっていた
2017年のノスタルジーを、ずっと抱えてるのは当時の私が幸せすぎたからだと思っていたけれど
誰とも共有できないことも多くて、幸せなだけじゃなくて苦しかったからなんだろうな
ものすごく悩んでいたから、その時の感情や記憶って結構思い出として鮮明に残っている
だから捨てるに捨てられなくて生ゴミ持ち歩いてるみたいな感じだった
でも今、結構前向き、わるくない
なんならすっごく楽しいじゃん、ハッピーじゃん
明るい気持ちでシロップをきけてるし
ソニックのイントロカッコイー♡キャー♡みたいなミーハーさを出しても別にいいんだ
なんで私はそんなに我慢してたんだろう、自分がもっと他の人より勝ってる何かとでも思って、そんな感情あえて外に出しませんよと高みの見物をしていたのかな
しょうもな
本当は「今日の診断書!ちゃんと診断できてた!」とかゲラゲラ笑いたかったのかも
音楽ってそんなに思い詰めながら聴くもんじゃないわ
とか明るくなってたところで
最高の曲
「負け犬」
なんで?
頭ダメにするまでがんばったりする必要なんてない
それを早く言ってくれよ
ああ
そうだよね、私もそれ早く言ってほしかったと思ってた
それこそCOPYツアーの時なんて相当しあわせふしあわせを行ったり来たりして、妙な頑張り方をしてた
大学四年生、もうすぐ卒業、新社会人の私には負け犬の歌詞は優しいけどちょっとキツかった
大学生じゃなくなって、お金を集めるしかなくなった未来って果たして楽しいかな
その時、しあわせふしあわせの元凶は遠く離れていないだろうか
ドがつくほど不安だったし社会人一年目は大鬱だった、上京してもなんかこれじゃない感は付き纏ったし、大丈夫になれそうだと思ったらコロナ禍だし、なんなんだと思った
レミゼが出た後すぐにもう一度上京したあたりから、少しずつ感情を割り切れるようになってきた
仕事もプライベートも
元気をくれたのは、Agefactoryでsyrup16gだった
音源もライブも、生きる糧だった
この日2回目のRebornを聴いて、もう私は大丈夫だなと思った
一回も泣かなかったから、大丈夫だと思った
会えるかなと思ってたひとに会えなかったけど、満足感が上回ってたから、大丈夫だと思った
もう、わたしは、しっかり大丈夫だ

外に出て看板を撮るころにはもう外は暗かった
電車混んでるからちょっと待ってるかと座っていたら、いろんな人と話すことができた
1人じゃ大丈夫になれなかったけど、いろいろな人がいて、音楽があって、いい夜があって、大丈夫になれた

月もきれいだったし
まだやれそうだ
ダメにしないくらいで、いきてこ
30代ってそんな感じで案外生きやすいかも
自分らしく、無理せず
遠回りしていこう
(追加)
書き終えて最初から読んだら、私って音楽の知識が皆無だから自分の思い出とか感情ベースで音楽と付き合ってるんだなあと改めて思った
だからリフかっこいいとか歌詞好きとかだけじゃなくて、どれだけ思い出が付随してるかが大きくて、音楽の聴き方としてはなんだかかなり独りよがりだ
なんなら思い出さえあればどんな曲でもいいのかもしれない
なんて浅はかで愛おしいんだ
2017年のUKFC翌日の私を供養

もう、流されないよ!