常磐線で帰る。

恋と革命と思いやり

東京タワーが秋の色

昨日、車の窓から見えた東京タワーが、あたたかい色をしてた

夏はすずしく、寒くなったらあたたかく光るんだよと教えてもらってから、東京タワーを見るたびにその人のことを思い出す

そういうのってちょっとずるいよな

私も何かをきっかけに、誰かに思い出してもらえるような人になりたい

 

東京タワーって、ずっとそこにあるからいいよね

どこにあるかもすぐわかるし、すごく安心

だって見たい時に見れるから

 

 

さいきん毎日ちゃんと充実している

 

あんまり不安になることもない

 

年明けはいろいろあってメンタルがぐずついていたけれど

暖かくなったら忙しくて不安どころじゃなくなった

夏は私の季節だから楽しすぎて、不安なんて全くなく全部キラキラしてたけれど、楽しくなくなったときのことを考えてやっぱり少し不安になった

だんだん涼しくなってきて、特に困ったこともないので穏やかに過ごしている

結局たいていのことは大丈夫なんだなあ

 

私が不安になったり、とんでもなく悲しくなったりするのはどういう時だろうと考えた時に

1番は、会いたい人に会えなくなることだなと思った

1人で勝手に会えなくなることを想像して辛くなっていた

それは家族でも友達でも、昔の人も今の人も関係なく

二度と会えないのは困るなあ嫌だなあ悲しいなあと落ち込んでいた

 

でも、最近は、生きている限り全く会えないことはないんだよなと思えるようになった

 

よく考えたら、仲の良い友達だって、なんだかんだ忙しかったりタイミングが合わなかったりで

月に一回も会わない

年に一回しか会えない

なんてよくあることで、でも、会おうよ!と約束さえすれば会えるもんなのだ

 

たまにしか会えないけど、たまには絶対会える

 

しょっちゅう会えなくても、いつか会いたいなという気持ちさえあれば案外つながりって途切れない

 

それってつまり、ズッ友だ!!!!!!

 

だから、会いたいなって私が思い続ける限りは、この先なにがあっても、生きてりゃやっぱりたまには会えるんだろうなと思う

 

そう自分の中に落とし込んだら、結構不安じゃなくなった

 

たまにでも会えるなら、お互い会いたいという気持ちがあるって証拠だから

 

大丈夫

 

死んだら会いたくても会えないので、ズッ友のみんなは生き続けてね

 

東京タワーみたいに、ずっといてね

たまに色が変わるけど、そこにい続けて

居場所さえわかれば、私が会いに行くから!

 

それじゃあ、またね

涼しくて最高

最近涼しくて散歩が捗る

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撮ってもらった写真もったいないから載せていくよ〜

いつもちゃんと顔も髪もしとけばよかったなと思いながら送られてきたのを見ている

でも自然だからいいのか

 

夜の世田谷代田とか

 

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もはやおなじみの風景、環七

 

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この辺り歩くの好きなんだよね

 

あとはこれ、今日

適当な格好で夕方新宿いく

 

アラームつけずに昼まで寝て

微妙な時間になってしまい

急いで外に出た

 

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こうして見ると毛先の色落ちが、、、

 

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自分を客観視するの大事

 

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ちょっと痩せたというか、こけたのか

頬と首の辺りが筋ばって年齢を感じるな

 

髪も染め直した方よさそう

 

そしてこの荒吐パーカーが着心地良い

最近いつも休みの日はこれ

なんなら下着もつけずパーカー直に乳で外出てる時ある

楽です、いや、楽だからいいって話ではないか

 

コンビニ行くみたいな感じで適当に出歩くのが

1番きもちいいよね〜

 

休みの日はそうでありたい

 

涼しいって最高〜

 

このままこの気温であってくれよな

 

よろしく

 

仕事したくない〜がんばろ〜

蕎麦粉のガレット

気づいたら9月があと5日で終わろうとしている。8月が終わって気が抜けるかと思いきや予定は変わらずスルスルと決まって行くし、青森にも行った。アフタヌーンティーもした。映画は映画館で2本観た。涼しくなったらまた暑くなって、いったりきたりの秋を楽しんでいる

30歳の記念に、ずっと欲しかったピンクスピネルのピアスも買った。わたしは特に理由もなく左耳にピアスの穴が2個あって、お揃いの2つと、何か1つをつけるようにしていた。ピンクスピネルのピアスは片耳用で売っていたので、1番きらきらして見えた1つだけを購入した。私にとってはかなり高額な買い物だった。濃いピンクは想像以上に自分に似合っていた。高いからと大切にしまっておかず、毎日つけようと決めた。2つの小さなダイヤモンドと合わせて3つ。合わせて10万を超える両耳のピアス。てきとうな私の生活に緊張感が生まれた。正確には12万円くらいか。帰ったらすぐに外して、しまって、朝は慌てずにつけて、また帰ったら外して、しまって。高価なものをもつことによる生活のゆたかさは、こういった新しいリズムをつくるところにあるんだなと思った。

今日は午前中にバレエのレッスンに行った。先週は4回行った。今週は今日で5回目、日曜で6回目、アダジオのオプションはなんだかためらいが生まれたので帰った。何も遠慮することはないのに。やっぱ受けるべきだったかなと帰り道のパン屋で思ったが、身体が疲れてたからとっさに今日はやらないって口から出たのかもと都合よく考えて、いらない後悔が生まれる前に帰宅した。昼間っからお風呂を沸かして入った。丁寧に化粧をして外に出た。思ったより暑くなくて心地よかった。毎日これだといいんだけどなあ

カフェでガレットを食べた。誕生日によこちゃんからもらったアフタヌーンティーのチケットがあったのを思い出したからだ。どこでも良かったけど、今日のこの後の用事が吉祥寺だったので吉祥寺に向かった。向かう途中に調べたら吉祥寺店は閉店していた。先に気づいて良かったと荻窪に行った。荻窪のルミネは穏やかで居心地が良かった。ガレットを食べながら、ガレットは絶対に蕎麦粉なのに「蕎麦粉のガレット」とメニューに書かれていることが多いのはなぜだろうと考えた。「小麦粉のクレープ」とは書かないのに。フォーだって、米粉なのは確実なのに「米粉のフォー」と表記されているのを見る。自分が思っているよりも、あたりまえじゃん!ってことはあたりまえじゃないのかもなと思った。蕎麦アレルギーの人が初対面のガレットでアレルギーを起こしたことがあって、リスク回避のためにそうしているのかもしれないし。そうだとしたら「ガレットなんだから蕎麦に決まってんじゃん!なんでわざわざ?」なんて言うのは性格が悪いかもと反省した。ついでに、もし世の中が蕎麦粉や米粉の方が主流だったら逆にパスタには「小麦粉を使用した麺」って書かれるのかな、不思議だなあ。でも、得体が知れないものって怖いから、小麦粉に馴染みがなかったら「小麦粉の」って書いて欲しいよね。説明って、安心のためにあるんだな。

まもなく中央線は吉祥寺につく。もう少しゆっくりしても良かった。ライブハウスに早くつきすぎてもしょうがないからギリギリに行きたいのに。

かつてほどワクワクできない自分をちょっと悲しく思うことももはやなくなった。感情はむりやりどうこうするもんでもない。今の穏やかな自分はけっこう好きだ。

どうせ始まってしまえば楽しいし、楽しいなと思えたらいつのまにか終わっている、全部そんな感じ、ライブって結局なんだかんだ楽しい

あと30分だ、向かおう、ライブは楽しいぞ

「蕎麦粉のガレット」みたいに、わかりきった、あえて言わなくていいことだけど、ていねいな説明書きに安心するのと同じで、私は自分の感情や行動に、こうやって文章をのっけてわかりやすくして、身体を動かしてあげてるんだなあ。

言葉にすると、安心するから

そんなことを考えていたら、ちょっと遅刻しそう

ってことを書いて

また、ふしぎと安心するのだ

 

9月、津軽の鬼コに会いに行った

おばとみが25周年のお祝いをするとの知らせを受けて、かつてともに働いた戦友、あいかを誘って弘前に行くことにしたのが8月の終わり頃。気づいたら9月、いつのまにか予定は週末になっていて、新幹線で寝て起きたら新青森駅についていた。前日東京は土砂降りで、雲行きが怪しいなと思っていたけれど、青森は晴天だった。妙に現実味がないまま今月も北に来てしまった。おばとみの話はまた今度。

この日は夜におばとみに行く以外は思い切って1日フリーにしていた。フリーな気持ちを高めるべく、津軽フリーきっぷを購入し、奥羽本線に乗り換えた。フリーきっぷを購入したからには、電車やバスに乗りまくらないと行けないと思い、ひとり鬼コをめぐることに決めた。

9月といえば、オニーだろう!セルフ古津軽ウィークだ!

とりあえず荷物もあるし、いったん弘前駅を出ることに。駅の改札を抜けずに駅員さんにフリーきっぷを見せる。間違えてSuicaでピッしないように気をつけないと。

いつものホテルに荷物を預けて、再び弘前駅に戻る。念の為、おにぎりと糖分多めの飲み物を買っておく。青森の電車やバスを舐めてると長すぎる待ち時間が発生し、飲食店も全くない可能性があるからだ。すじこのおにぎりを片手に、弘前駅の改札を通り抜ける。Suicaでピッする。フリーきっぷあるのに、さっき気をつけないとと思ったのに、ピッする。私は大きめの声で「アッ!」と言う。駅員さんがもう一度通れば取り消しなるんで〜と教えてくれた。やさしい。改めてフリーきっぷをヒラヒラ掲げてホームへ向かった。ひとつとなりの撫牛子駅へ向かう。

撫牛子駅は一度だけ使ったことがある。弘大生時代、さくら野で映画を観たあと、歩いていたら撫牛子駅にいた。何故そうなったのかは思い出せない。道に迷ってつくような場所でもない。私のことだから撫牛子にあるラブホにでも行きたかったのだろう。その時は電車も来ないし誰もいないし、切符の買い方もわからないし終わったと思った。夜で真っ暗だったし。この日も降りたのは私だけだった。一応ネットでも話題に最近なったのに。待合には1人女性がいたが、次の電車がすぐにあるわけでもないので不思議だった。

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なでなで

あまりの人のいなさにいったいどうなっているんだと思いながら少し歩く。お目当ての鬼コがいる八幡宮へ向かう。私はこのとき大きな勘違いをしていたのだが、神社のたぐいはそこそこ大きく、人もいて、御朱印ももらえるものだと思っていた。実際はそんなこともなく、駐車場の横で日常に溶け込んで、鳥居が立っていた。

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緑の鬼コだ!はじめまして

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津軽地方において、鳥居に鬼コを置いたはじまりがここだと言われているらしい。

よーく見ると目も歯も爪も手描き。ぬくもりが溢れていてあんまり怖くない。

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後ろから、パンツも失礼。なんか赤いのはみ出てない?

本当に鬼コが鳥居にいる!お尻まで見える!とテンションが上がった私は、そのまま横の中華そば屋でざる中華を食べた。煮干しラーメンと迷ったが暑かったので冷たい方を選んだ。美味しかった。ちなみにラーメン屋にはめちゃくちゃ人がいた。多分この辺りの人が全員ここでラーメンを食べていた。それくらい賑わっていた。

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その後、電車がまったく無いので、バスに乗った。バスは最初から最後まで私しか客がいなかった。北大通りを通ったらあっという間に弘前バスターミナルだった。思ったより近いんだな、学生の頃は途方もなく遠くに感じたのに不思議だ。

次はどうしようかと地図を見る。車がない状態で全て鬼コを見るのは無理だと判断し、久しぶりにそちら方面へ行きたいという理由で石川の八幡宮へ行くことにした。いったんバスで千年方面まで行き、そこから弘南鉄道に乗り換えて石川に向かうルート。絶望の時刻表でよく乗り継ぎできたなと我ながら思う。ちなみに千年駅に着くと思ってバスを降り、着いたのは小栗山駅だった。どおりで見覚えがないなと思った。

千年も石川も、学習ボランティアでよく行っていた。通り道に美味しいお菓子屋さんがあった気がして寄ろうと思っていたけれど、それが千年の記憶なのか、石川の記憶なのか分からなかった。どっちかの小学校の男の子がなぜか、私のことを駅まで送るといい、突然シュークリームを買って私にあーんしてくれたのだ。その時の驚きは忘れられない。場所は忘れたけど。なんだか思い出すだけで法に触れそう。結局お菓子屋は見つけられなかった。

突然大雨が降ってきて、帰れなくなったこともあったなあ。本数が少なすぎて、一つ逃すと途方に暮れるしかないあの感じ。

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はじめて来た小栗山駅は、異質なくらいに開放的。広いところが苦手な私にはちょっと怖いくらいだ。トンボを避けたら線路に落ちそうになった。

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石川駅、久しぶり

東奥義塾駅間との線路は相変わらず怖いね

学校までの道はもう、忘れたよ

誰もいない道、誰もいない坂、あたり一面の緑、本当に大丈夫なのかと進む。たしか大仏公園でシュークリームの男の子と妖怪ウォッチしたや。思い出してきた。にしても、これ女1人で歩いてたら自殺と勘違いされかねないな。急に心配になったので、カバンの目立つところに、鬼コのキーホルダーをつけた。私、鬼目当てなんですよ

森の中に、階段を見つけ、そろそろ登る

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登った先に、赤い鬼コ!

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キュートなお顔に

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なんてかわいいケッツなんだ

奥まで進んで、賽銭箱にいくらか投げて、周りを見渡すけれど、やっぱりだ〜れもいない。トンボと蚊だけ。ブンブン音が怖くて悲鳴を上げながら神社を飛び出した。汗が止まらないけれど、鬼コの良い尻を見れて満足。弘前に戻る。電車はしばらくこなさそうだったので、バス停を探す。待ち時間で、今日の残り時間どの鬼を見に行こうか悩んだが、弘前の西側に行くのは無茶だと判断し、平川方面に狙いを絞った。緑、赤と鬼コを見たから、次は青だ、尾上方面の鬼コを見に行くぞ。でもいったんホテル戻る。すじこおにぎりを冷蔵庫に入れたい。チェックインもしておきたい。

バスで尾上方面に向かおうと思ったが、良い時間が全然無く、夜の予定に間に合わない予感しかしなかった。私は奥の手、車を召喚した。もともと会う予定だったおぢが、車で迎えにきてくれた。私は鬼コに会う前に軽くなにか食べたくなり、かき氷を食べた。だけきみの、かき氷を食べた。

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美味しかった、だけきみが1番良い。これで安心して鬼コの元へ行ける。

車を走らせること十数分。バスや鉄道を乗り継ぐとあんなに大変なのに、あっさりと目的地へついた。しかし駐車場がなかった。ハザードをつけて車を停めて、鳥居に向かった。鬼コもまさかこれほどの熱量で自分に会いに来る30歳女性がいるとは思うまい。

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民家と木々の間に一際目立つ鳥居、鬼コ

つやっつやだ

後で調べたところ、定期的に塗り直しているようだ。元々は製作者の名前が彫ってあったそうだが、色を塗った時に消えてしまったらしい。

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物好きめ、、、とでも言いたそうなお顔

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赤いふんどしがグッドです

会えてよかったよ

民家の間にひっそりあるタイプの神社、静かに手を合わせて、そそくさとハザードをつけた車に戻る。

 

三体の鬼コに出会うことができて、満足した。近くだったので猿賀神社にも寄った。どこかに鬼コがいないか探したが、見つけられなかった。この辺りも学習ボランティアで来ていたので、懐かしかった。確か図書館に塔があるんだ。

そろそろ時間になったので津軽尾上駅へ。弘南鉄道の車窓から夕暮れと岩木山を眺めながら弘前駅に戻った。廃線になったら嫌だなあと、「109渋谷」の文字が掠れた吊り革を見ていた。高校生が津軽弁でおしゃべりしていた。運動公園を通り過ぎて、教育実習のことを思い出した。あの頃は電車とバスよりも自転車と、ひろあきの車ばかり乗ってたな。

 

鬼コめぐりのつもりが、意図せず自分の、教育学部関連の思い出の土地巡りになってしまった。

 

伝承も、聖地も、特別な場所であると同時に、普通っぽい思い出があったり、誰かの当たり前の生活の場であったりするんだな。

 

過去と今と、古い歴史と、もう弘前に住んでいない私が交錯して、なんとも不思議な1日だった。

 

小さい神社にひっそり佇む鬼コたち

長い時間、津軽の人々の暮らしを守ってくれているんだろうな

 

次は、弘前の西側の鬼に会いに行きたい

 

ちなみに古津軽関係のデジタルスタンプラリーで鬼コをめぐるものあったんだけど、最初撫牛子で位置情報オフにしてスタンプ押せなかったゆえ、即アプリをアンインストールした。向いてない。また古津軽ウィークでオニー集めるのやりたいな

 

しなくていいことはしない

いつの間にか9月も1週間がすぎていた。毎月1日はなるべく休みにするようにしていて、部屋を片付けたり目標を立てたり、食料をまとめ買いしたりするようにしている。ちょうど1週間前の9月1日、最後の8月の夜だと夜更かしをしてしまったせいでお昼のバレエのレッスンのギリギリに目覚めてしまった。18時からもまたリハがあり、家にいる中間の時間は届いた嶽きみを加熱して冷凍にする作業であっという間に過ぎてしまったから、片付けをするに至らなかった。それからの日々は鬼滅の刃の映画を見たり、仕事をちゃんとしたり、レッスンをしたりと健全にスピーディーに過ぎていった。

今日は1週間前の月曜とは違い、ちょっと早く起きれたので朝のうちに洗濯をした。レッスンでは11月の舞台のリハが増えてきて、新しい振り付けを覚えるよう脳を働かせた。男性と組む踊りで、後ろに大きく倒れる練習をしたのが楽しかった。新しいことができるのは楽しい。やりたいことが、ピタッとハマると気持ちが良い。

9月に入ってから、なるべく余計なことを考えたり、自分の意に反する行動をしたりしないよう心がけている。ただ「余計なことをしない」だと目標としてはネガティブなので「したいことだけする」のもいいかなと思ったが、それだと出勤できなくなってしまうので、「したくないことはしない」と決めた。「余計なこと」かどうかはやってみないとわからない部分でもあるので、直感で「これしたくないな」と思ったらしないことにした。加えて「した結果嫌なきもちになった」経験があるものからは積極的に距離を置くことに決めた。ちなみに出勤は嫌な思いは多少はあるが、他のことと比べたら大したことはなく、結果的にお金がもらえるので「したくないこと」には該当しなかった。

「したくないこと」「しないほうがいいこと」として一番上になったのは「飲酒」だ。最近うっすら気づいていた(というか昔から気づいてはいたけど無視していた)が、私はそんなにお酒が好きではないし強くもない。お酒を飲むことで人と仲良くなることが好きだったたけで、お酒がなくていいなら全然なしでいい。むしろ飲みたくない。味もそんなに好きじゃないし、顔が赤くなるのも恥ずかしい。

何より最も嫌なのは「飲まないの?」と聞かれること

「お酒好きじゃん」って言われること

本当は好きじゃなかったけれど、飲んだらみんなが喜ぶかなって思っていたから飲んでた。今思うと別に私が飲んだらみんな嬉しいとかないのに。でも飲まないとその空気感の中に入れないと思ってたんだよね。実際私も陰キャのコミュ障だから、お酒があったほうがよく話せたし、盛り上がれた。でも、お酒を飲まなきゃ話せないような人と仲良くなる必要はないよなあと。そんなことを一度考えてしまったらもうお酒を全然飲みたくなくなってしまった。

自分が飲みたいと思った時だけ飲めばいいよね

そうなると、夜出かけることも「しなくていいこと」になった。人と会うことがイコール飲むことになっている状態で外に出たくない。これは8月にパーティーだなんだと遊びまくった時に全然お酒を飲まず、ケーキや祭りや映画やビーズや、音楽や、スタンプラリーや、楽しいことがたくさんあることに気づけたからだ。楽しいことっていくらでもあるし、食べたいものもたくさんある。夜よりも朝とか昼から動いたほう楽しいし、流れでお酒を飲まなくて済む。

もうひとつ、これはあんまり大きな声で言えないんだけど「音楽を聴くこと」に対してもう少し自由でありたいと思った。少し「したくないこと」に近くなってしまった。好きな時に聞けばいいのに、コミュニケーションや外に出る手段、誰かと繋がるためにきく音楽が全然楽しくなくなった。あんなに楽しかったのに。音楽ってもっと素直に楽しむものなのに、なんだか音楽を知らないことや音楽を仕事にしていないこと、そこに引け目を感じて純粋に楽しめなくなっていた。よくない状態だと思った。ライブやイベントに誘われるのもちょっと嫌だった。行きたい時はもちろん自分から行くから、「付き合いもあるし行かなきゃいけないのかな」なんて思いたくなかった。だってそれじゃあバンドが見たいからとか好きな曲にノリたいからという純粋な気持ちじゃない。

30歳にもなって、何わがまま言ってんだよと思う。大人なんだから付き合いがあるのは仕方ないじゃんと言われても否定できない。お酒だってそうだ。その場の空気とか、社会に出たら避けて通れない。

でも、私はお酒も音楽も仕事にしていないし、プロを目指しているわけでもない。ただの受け手の一人、一般のオーディエンスだ。

最近は「好き」というためには詳しくないと、お金をかけてないと、本気じゃないといけない空気感が強すぎる。「好き」だけど部分的に「したくないこと」があったり、「好き」なことに対して常に100%でぶつかる必要ってないと思う。だって勝手に「好き」なだけなんだから。

バンドが好きだけど、バンドを組んでいないこと、音楽関係の仕事をしていないこと、ライブに全部行けないことは全然悪いことじゃない。もちろん好きで、自分も演奏して、仕事にして、いっぱいライブに行って、それはとっても素晴らしいことだ。胸を張って好きだと言っていい。でも、そうじゃないからといって自分の好きを恥じる必要もない。

だから私は、音楽に限らず「しなくていいこと」はしなくていいんだと

好きなバンドのライブがあるけど、全部に遠征しなくていい

好きなブランドの新作が出るけど、貯金を崩して買わなくていい

好きな人からの連絡だけれど、無理して予定を開けなくていい

逆に、これは大事だ、行かなきゃ、やらなきゃ、会わなきゃと思ったことに対してはしっかりと向き合いたい

「しないこと」も「すること」も全部選ぶのは自分で、なんとなくで決めないようにしたい

 

今わたしが「したいこと」は、十分な睡眠と余裕のある行動、三食しっかり食べること。週4回はバレエのレッスンに行って、仕事には集中して取り組む。ライブは本当に行きたいもの、無理に予定を空けなくていいものに行く。誘われたからってホイホイついていかないで、会いたい人にちゃんと会う。あと、帰省と、おばあちゃんに会うこと

 

だからと言って、友だちからの遊びの誘いを断るとかはしない!

むしろ遊ぶ時はしっかり遊ぶ!

 

そしていつの間にか来年になっているんだろうな

 

頑張ろう!はじめての30歳

 

早く秋になれ〜