山上徹也被告

キリスト教家庭が霊感商法に……!

「壺には“Korea ILShinStone”と書かれていました。罪が清められる壺だそうです。それに母はこの壺を買うことで、統一教会が当時勧めていた”日韓トンネル建設”にも協力したいと考えていたようです。ほかにも印鑑などを買わされていました。毎日押したら運が良くなる、と説明されたそうです」

そうした品物が増えるにつれ、家庭の空気は変わっていったという。

「うちの中が暗くなり、私はストレスで病気になりました。手術をしましたが入院費用がなく、術後5日で退院させられました。私は教団を恨みました。母は旧統一教会の信徒でも会員でもないし、旧統一教会の施設に行ったり、教えを学んだこともなかった。ですが、さまざまな高額商品を会員から買わされていたんです」

山上徹也被告
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ある日、Aさんは信者に連れられて教団の商品販売会場に足を運んだ。そこでは壺などのほか、水晶やアメジストでできた仏像なども並んでいたという。

「キリスト教なのになんで仏像なのかを尋ねると『日本はキリスト教の下地がない。だから下地のある仏教から入ったほうがいい』と言われたんです。変な話ですよね」

会場では宝石や着物などの高額商品ばかりが売られていたという。

「値段の高いものばかりで、『広めたいなら安くすればいいのに』と聞いたら、信者の人は黙ってしまいました。あとで、それが韓国への送金や渡航費に使われていると知りました」

Aさんの家庭では、200万円以上を支払ったという。

「1億円くらい払った人もいますし、土地を失った人もいます。その人たちに比べたら額が少ないので、あまり被害を訴えることもできませんでした。でもね、うちの一番の問題はキリスト教家庭だったという点です」

Aさんの母親が旧統一教会と関係を持ったのは1980年代中盤~90年代前半にかけて。当時、旧統一教会は社会問題化していた。

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