日本テレビ NNN各局 戦後80年プロジェクト「いまを、戦前にさせない」メッセンジャーに櫻井翔が就任
日本テレビ NNN各局 戦後80年プロジェクト「いまを、戦前にさせない」メッセンジャーに櫻井翔が就任します。
日本テレビはNNN各局とともに戦後80年プロジェクトを立ち上げます。約80年前の8月15日、あの戦争は終わりました。日本人の犠牲者は310万人にのぼります。「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」広島の原爆死没者慰霊碑には、戦争という過ちを繰り返さないことへの誓いが刻まれました。それは、戦後間もない日本人の未来への「誓い」。
しかし、いま、世界では戦争が起きています。あの戦争の終結から80年。戦争をした国に生まれた私たちが、その「誓い」の意味を改めて考えます。
あの戦争の終結から来年の8月15日で80年。80年と言えば当時20歳だった人が100歳となる長い時間です。あの戦争での犠牲者は、日本人だけでもおよそ310万人。世界では数千万人が命を落としたといわれています。戦後80年の節目。「二度と戦争をしてはならない」との思いを改めて強く持ち「今の日本は本当に平和ですか?」と日本を見つめ直すきっかけになれば。あの戦争を “じぶんごと”として感じていただき、考えるきっかけになれば。そのためにテレビはどんな役割を果たせるのか。日本テレビはNNN各局とともに「いまを、戦前にさせない」という思いを胸に、改めて「戦争」と向き合います。
2006年の「news zero」(当時「NEWS ZERO」)スタートからキャスターを務め、現在19年目に入った「いまを、戦前にさせない」メッセンジャーの櫻井。この間、ライフワークとして数多くの戦争体験者の生の声を取材し、40本以上の「戦争企画」を放送してきました。自身の大伯父(祖父の兄)は、海軍士官としてベトナム沖で戦死していて、3年前にはNewsweek誌でその生涯をたどった記事を“記者”として発表しています。戦後80年を迎えるにあたり、このプロジェクトのメッセージ「いまを、戦前にさせない」を、メッセンジャーとして世の中に発信してゆく“旗印”となっていただきます。
■日本テレビ NNN戦後80年プロジェクト「いまを、戦前にさせない」メッセンジャー 櫻井翔 コメント
「戦争っていうのはね。始めたら戻れないんですよ。だから、始めたらダメなの。
やっているうちになんで戦争しているかも分からなくなる」
これまでの取材の中でも、強く印象に残る言葉です。
始まってしまった。
止めることが出来なかった。
戻れなかった。
引き返せなかった。
戦争が始まり行く様子を知る方の、後悔にも近い思いが滲み出る言葉でした。
雨の神宮外苑競技場で学徒出陣を見送ったこと。戦中、戦後のこと。
目の前に景色が広がるかのようなお話を伺ったのは3年前。そして、昨年、旅立たれました。
2009年8月、長崎での取材から始まり、およそ15年。
多くの方に戦争についてのお話を伺ってきました。
目に涙を浮かべながら伝えて下さる方。
眼球を動かしながら、まるでいまその景色を見ているかのように伝えて下さる方。
橋の手前でお話を聞いた妹さんの先には、見送ったお兄さんが見えているかのような時もありました。
思い出すのも辛いことを必死に伝えて下さった方々。全ての方に共通する強い想いがあります。
「二度とあのようなことがないように」
1945年から80年が経とうとしています。
あの時代を、白黒写真の遠い過去の話にしないように。
いまと同じような"日常"の中にいたと感じられるように。
そして、いまの自分たちは、その地続きにあるのだと感じられるように。
記憶に深く刻まれるような記録を積み重ねて参ります。
櫻井翔
■プロジェクトは2025年1月3日から
プロジェクトは2025年1月3日から。1月3日は、日本がなぜ戦争に踏み切ったのか、当時の出来事を振り返り、二度と惨禍を起こさない教訓としていくヒントを報道局長解説と共に探ります。 1月4日は、「新しい戦前」とは何か、台湾有事が起きると私たちの生活にどのような影響があるのか、80年前の出来事から学びます。1月5日は、これまで櫻井が取材してきた戦争企画の中から、戦後80年に改めて皆様にご覧いただきたい「語り継ぐべき戦争の記憶」のVTRをOAします。
【OA日時】
1月3日(金) 17:30-18:00 「news every.」
1月4日(土) 17:00-17:30 「news every.サタデー」
1月5日(日) 18:00-18:30 「NNNニュース」
1月6日以降は「Oha!4 NEWS LIVE」、「news every.」、「news zero」、「真相報道バンキシャ!」、BS日テレ「深層NEWS」など日本テレビの報道番組が総力を挙げて『いまを、戦前にさせない』を考え、取材し、伝えます。
■戦争に関する“記録”を改めて探します
本プロジェクトでは、戦争に関する“記録”を改めて探します。戦後80年に際し、日本テレビでは、ご自宅で保管されている日誌や資料などの戦争に関する記録を探しています。日本では敗戦後、連合国に処罰されるとの恐れから、戦争に関する記録の多くが廃棄されました。一方近年では、個人の思いで密かに保管された記録が荷物の整理の際などに発見され、歴史を伝える貴重な資料になっています。
戦地や国内で記録された日記や資料、写真、映像などをお持ちの方、戦地での出来事を証言できるという方は、2025年1月に開設する情報募集サイトより情報をお寄せください。
◾️日本テレビ報道局長 伊佐治健 コメント
3年前の12月、ヨーロッパの国際会議から戻った政府関係者が、声を潜めて口にした言葉はいささか大げさに聞こえました。
「ロシアは本気だ。“第3次世界大戦”になるかも知れない」
翌年、ウクライナ侵攻は想像をはるかに超える全面的な攻撃で始まりました。国際社会の平和と安定を守るはずの国連安全保障理事会・常任理事国のロシアが、武力による領土侵略を堂々と行い、第2次世界大戦後の国際秩序は根底から揺らいでいます。3年目にはついにアジアから、北朝鮮兵士も戦闘に加わって、世界戦争の恐れは現実味を帯びてきました。
そんな緊張感のもとで迎える戦後80年。
“力による現状変更” の試みは私たちのすぐ近くでも進んでいます。
台湾、フィリピンの近海で、中国が軍事的威圧を強め、武力衝突の危機に日本の平和も脅かされています。軍事的つばぜり合いが、やがて偶発的な衝突を招き、最後は意図しない戦争に突き進んでしまう事があることも、歴史の教訓です。
“いまを、戦前にさせない” ために、報道の仕事にたずさわる私たちが今やるべき事は何か。
戦争体験者に取材を続けると同時に、戦争の予兆を毅然として見逃さない。
80年前、事実を隠し、戦争をあおり立てたメディアの罪もよく心に刻んで、伝えるべき事、残すべき映像を力の限り発信したいと考えます。
日本テレビ報道局長 伊佐治 健
