最初に談話発表が午後6時、これは単に国民が一番聞きやすい時間と言うだけではない。日本時間午後6時はヨーロッパ時間午前10時~11時、アメリカ東部時間は早朝5時という事で、世界中で一番聞きやすい時間を選んであるのだと思う。
そんな事を考えながらBBCを見ていたら早速東京駐在の特派員からレポートが有った。
曰く、韓国に対する配慮が云々、そんな事を今まで見たことも無い険しい顔つきで喋っている。更にソウル駐在の特派員に画面が変わってもほぼ似たような事を言っている。
一体なぜこんな反日的な発言がBBCの特派員から出てくるのか、大いに疑問だった。
こんな話の続きとして、昨日のエントリー「英字新聞は日本の癌」の続編を考えてみたい。
日本の癌は朝日新聞英語版だけでなく他にも色々有るが、前回エントリーに友遊さんから反日なら朝日新聞以上のがある、ジャパンタイムズだとのご指摘を頂いた。こんな事で最初はジャパンタイムズを見てみよう。
wikiに依ればジャパン・タイムズとは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA
このwikiの記述の中にコントリビューターとしてマーク・シュライバーと有道出人の名前が有る。この有道出人は前回エントリーに登場した北海道大学の大・助教授様である。ジャパンタイムズでコラムを書いているようだ。
そしてもうひと方、マーク・シュライバーだが此奴は食わせ物だ。
マーク・シュライバー(wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC
wikiにも記述があるが、あの忘れもしない毎日新聞英語版のWaiWai問題、日本人がトンデモナイ性的侮辱を受けた記事だが、この記事を首謀者の毎日デイリーニューズのライアン・コネルとともに書きまくったトンデモナイ奴である。
未だに恥ずかしくもなく日本で蠢いている訳だ。
そしてこんな連中がたむろしているのが日本外国特派員協会。
所がこれが正に反日の巣窟で、トンデモ反日記事を垂れ流している。
この協会の反日ぶりは酷いものなので、詳細は外国特派員協会 反日で検索してみてください。
そして少々古いが1年前に産経が良い記事を載せていたので紹介したい。
<以下引用>
2014.5.14 03:02
【月刊正論】
世界に「反日の毒」をまき散らす 外国特派員協会
http://seiron-sankei.com/3223
「政治活動」と称する記者会見設定、いまも抜けない占領者気分。日本について悪意に満ちた情報を海外に垂れ流すメディア拠点の実態を暴く(文藝評論家・西 法太郎 月刊正論6月号)
血気盛んな内紛劇
“特派員協会の落日”という記事が朝日新聞に載ったのは4年前だ。
会員数が減少し続け、3年連続赤字の「日本外国特派員協会は苦境に立たされ」ている。その背景には「世界的な不況と欧米メディアの経営難」があるという。しかし理由はそれだけではない。というより実は他にある。
情報誌・月刊FACTA5月号がその内紛劇を報じている。元会長たちは不正乱脈な協会運営に対して2つの訴訟を、現・元従業員たちも不当労働行為で3つの訴訟を、外国特派員協会(FCCJ)を相手取り東京地裁に起こした。
先に起された労働訴訟で、協会側は慰謝料まで支払い、完敗を喫した。労働問題は都労働委員会にも持ち込まれ、和解出来ず証人喚問となった。訴訟合戦に明け暮れているのだ。これは別な意味で活力にあふれていると言える。会員数が減っているくらいでヘタレるヤワな組織ではない。
FCCJは有楽町駅前ビル最上の2フロアを占めている。日本を占領した連合国軍総司令部(GHQ)が接収した第一生命ビルの斜め向かいにあり、日比谷通りの向こうに広大な皇居の森が見渡せる。
浅田真央はソチ五輪から帰国し、成田空港からその記者会見場に直行した。多くの日本人は、中央に「Est.1945」と錦糸で縫い込まれた濃紺の協会旗を背に、晴れやかな表情で質問に答える彼女をテレビや新聞で見たことだろう。
ここでの会見が発端となって首相の座を追われた者がいる。田中角栄だ。雑誌に首相の金脈問題が載っても日本のマスコミは静かだった。しかし外人記者が世界に打電して騒動に火を点け、田中は辞任に追い込まれた。そういう怖い場所でもある。
ニューヨーク・タイムズ元東京支局長H・S・ストークスはFCCJの本姿を次のように述べている。
日本外国特派員協会は、マッカーサーの日本占領と同時に設立された。理由は、アメリカによる日本占領がいかに正しく、人道的であり、歴史の偉業であるか、全世界へ向けて報道させるためだった。
日本外国特派員協会の会旗(バナー)にも、「1945年設立」と占領の年が、誇らしげに刻まれている。いわば日本占領の、もっといえば東京裁判史観を、世界中に撒き散らした総本山が、日本外国特派員協会といってよい。
(引用者注:原文には無いが外国特派員協会の会旗写真を追加します、こんなモノです)
マッカーサーはメディアの力を目いっぱいに活用して、自らのエゴを美しく飾り立てた(『英国人記者の見た連合国戦勝史観の虚妄』)。
占領期、FCCJはGHQの情報発信基地だった。占領軍が去った講和後もそのスピリットを受け継いだ外人ジャーナリストたちは、いまなお日本人を敗戦国民扱いし、反日活動にいそしんでいる。その姿をあぶり出してみよう。
歴代「害人記者」のすさまじい所業
週刊新潮(2011年2月3日号)に「害人記者会」というタイトルの記事が載った。書いたのは元新聞記者だ。あらましは次のようなものだ。
●シカゴ・サン紙特派員マーク・ゲインは『ニッポン日記』で敗戦下猖獗を究めた米兵の狼藉に一行も触れていない。
狼藉とは調達庁の調べとして占領期間中、米兵により、毎年平均350人の日本人が殺され、1000人以上の婦女子が暴行されたことだ。
GHQの強要で日本政府が設けた慰安施設(売春宿)について「米軍を腐敗させようとするぬかりない日本側の謀略がある。その武器は酒と女で、目的は占領軍の士気と占領政策の破壊にあった」とすり替えた。
10万人が生殺しにされた東京大空襲の焼け跡を眺め、「6千人は死んだ」と平然とウソをついている。
日本にはまだ十分過ぎる工業力があるから「製鉄、造船施設の大半を支那・朝鮮にやろう。それでも日本は豊かだ」と言う。他のアジア諸国が日本より貧しかったのは白人たちに植民地として搾取されていたからだろう。
●南ドイツ新聞のボルクは皇太子殿下の写真に「失敗」のキャプションをつけた。
●NYタイムズのデビット・サンガーは小錦に人種偏見で横綱になれないとしゃべらせた。人種偏見とは黒人奴隷を使い、ポリネシア人が平和に暮らしていた南国の楽園ハワイをかすめ取り、十万人単位でフィリピン人を虐殺したアメリカ人のためにある言葉だ。
●サンガーの後任のクリストフは日本兵が人肉を食らったと書いた。
●その後任のハワード・フレンチは在日朝鮮人の犯行を日本人がやったと書いた。
極東に優秀な記者は来ない。日本にやって来た外人記者の大半はウソやデタラメしか書かなかった。
それでも大手の欧米報道機関が職業記者を送り込んでいた時代はマシだったという。留学や物見遊山で日本にやって来て本国に帰れなくなり、他にやることがなくジャーナリストを名乗るようになった輩がFCCJに巣食いだした。それが協会幹部になってから酷くなったという。その仲間に、暇を持て余した日本人たちが加わってメチャクチャになった。
通信社の元極東総支配人、民族学学者崩れ、大手新聞元外報部長、英語教材会社のHPに「外国特派員クラブの窓から」というコラムしかない老嬢、経済誌の元編集委員などだ。
FCCJは「特定秘密保護法案」の可決間際、それを阻止しようと反対キャンペーンを張った。
昨年11月14日、福島瑞穂(社民党)、主濱了(生活の党)、仁比聡平(日本共産党)、山本太郎(無所属)を招いて「特定秘密保護法案に反対する野党超党派議員」の会見を開いた。
12月2日、清水勉(弁護士)、桐山桂一(東京新聞論説委員)、三木由希子(情報公開クリアリングハウス理事長)による「特定秘密法案と報道の自由」のテーマで会見をやった。
老嬢は、同法案が成立してよほど悔しかったのだろう。英語教材会社のHPに「安倍政権はこの悪法を12月6日成立させたが、2014年の(FCCJの)重要課題として廃案、または運用面できっちり箍をはめさせるようメディアも人々も国会の動きを監視し続けねばならない。メディアの傲慢と民衆の無知が時の政権に利用され大東亜戦争に至った苦い記憶を、日本国民のかなりの数が共有している」と書き込み、怪気炎を吹きあげた。
FCCJの機関誌「No.1 Shimbun」は「秘密法が調査報道に与える影響」を特集した。そこで会長(FCCJトップ)は、「歴史的に、FCCJは見解が分かれる論争において、中立の立場を保ってきた。しかし報道の自由を侵す行為は看過できない」と表明した。
ほんとうにFCCJは中立を守ってきたのだろうか。
続きは月刊正論6月号でお読みください
(引用者注:昨年の6月号です。私も持ってない・・・)
西法太郎氏 昭和31(1956)年、長野県生まれ。東大法学部卒。総合商社勤務を経て現在著述業。中国産食品問題について執筆を開始。現在は主として三島由紀夫とその周辺について論考。「21世紀の日本を考える《竹林会》」共同主宰。
<引用終り>
酷いものであります。どうしてこんな事のなるのか??
答えは白人至上主義にあると言う人もいます。確かに一理あるでしょう。
日露戦争で当時世界最大のバルチック艦隊を全滅させた、それまでの白人が世界の中心にいたものに真っ向から刃向ったのが日本だった、大東亜戦争で確かに日本は敗れた、しかしアジアの植民地はすべて独立してしまった。
こんな事で白人至上主義の立場からはどうしても日本とは貶めねばいけない存在。確かにそうだと思う。
しかしもう少し視点を変えてみてみたい。
サミュエル・P・ハンティントンが「文明の衝突」という本でこんな事を指摘している。
世界の文明は7~8の文明の分けられるが、その境界では衝突が起こる。
その中で日本は唯一「一国一文明の稀有な存在」だと言う。
その文明の衝突が日本と西欧文明の国との間で起こっている、こう理解できないだろうか。
これはその世界の文明の色分けの図
詳細は以下参照ください
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%8E%E3%81%AE%E8%A1%9D%E7%AA%81
日本は緑色、西欧文明(アメリカ・西ヨーロッパ・オーストラリアなど)は濃い青色、中華文明は赤茶色、韓国は中華文明である。
これを見ても確かに日本は世界唯一の文明を持った国だ。
国別詳細(上掲wikiより)
・ 中華文明 - 紀元前15世紀頃に発生し、儒教に基づいた文明圏であり儒教文明とも呼ぶ。その中核を中国として、台湾、朝鮮、韓国、ベトナム、シンガポールから成る。
・ ヒンドゥー文明 - 紀元前20世紀以降にインド亜大陸において発生したヒンドゥー教を基盤とする文明圏である。
・ イスラム文明 - 7世紀から現れたイスラム教を基礎とする文明圏であり、その戦略的位置や人口増加の傾向、石油資源で影響力を拡大している。
・ 日本文明 - 2世紀から5世紀において中華文明から派生して成立した文明圏であり、日本一国のみで成立する孤立文明。
・ 東方正教会文明 - 16世紀にビザンティン文明を母体として発生し、正教に立脚した文明圏である。
・ 西欧文明 - 8世紀に発生し、西方教会に依拠した文明圏である。19世紀から20世紀は世界の中心だったが、今後、中華、イスラム圏に対して守勢に立たされるため団結する必要がある。
・ ラテンアメリカ文明 - 西欧文明と土着の文化が融合した文明、主にカトリックに根ざしている文明圏である。
・ アフリカ文明 - アフリカ世界における多様な文化状況に配慮すれば、文明の存在は疑わしいものであるため、主要文明に分類できないかもしれない。
エチオピアやハイチはどの主要文明にも属さない孤立国である。モンゴル、チベット、タイ、ミャンマーなどは仏教文化として括られているが積極的な行為主体とは考えていない。
wikiの引用此処まで
そして文明の衝突が実際噴き出している所が日本外国特派員協会、また慰安婦問題だの南京大虐殺だのはその衝突の具体的テーマと言ったところ。
こう見てくると外国人記者一個人を非難しても事は解決しないことが分かる。
西法太郎氏の「世界に「反日の毒」をまき散らす 外国特派員協会」で縷々指摘しているが、問題は「人が変わっても反日は変わらない」事なのだ。
その解決策になるかどうかわからないがこんな話を紹介しよう。
私がタイ時代からいわば座右の銘としている話なのだが・・・
タイに住んでいる日本人の間では有名な人にレヌカーさんという女性の方がいる。
勿論れっきとした日本人で日本の名前も持っているのだが、タイ人外交官の方と結婚したのでレヌカーさんと名乗っており、今はレヌカーの旅という旅行会社を経営されている。
所でレヌカーさん元々歴史や美術に造詣が深く、2004年に「フィリップ・ローソン著 東南アジアの美術」なる本を翻訳した。
この本の中で著者のローソンが最初に言っていることを是非紹介したい。美術や歴史の話なのだが現代に通じるモノがある。
「東南アジアの美術 P3 はじめに」より抜粋
はじめに
文明はその光で周縁を照らし、その圏内に取り込もうとする。こうした文明の力を開化力と呼ぶが、その強さで言えば世界に数ある文明の中でもインド文明はその最たるものの1つであろう。
インド伝来の思想は中国、朝鮮、日本、チベット、モンゴル等、極東に位置する国々にまで及び、素晴らしい文化を生み出した。
西欧文明もまたその少なからぬ部分をインド文明の影響に負っている。ビルマ以東、シャム湾沿岸からジャワ海に散在する文明圏においては、文明の存在そのものが創造性豊かなインド文明の影響の結果であったと言えよう。まだ部族的な生活を送っていた東南アジアの先住民の中にインド伝来の思想は根を下ろし、やがて美しい花を咲かせた。
そこには征服も侵略も力による改宗もなかった。人々はインド文明を良いものとし、望ましいものと思い、利用したいと考え、その風に倣ったのだった。
<以下略>
・・引用はここまで・・
私の言いたい事、
文明はその光で周縁を照らし、その圏内に取り込もうとする。こうした文明の力を開化力と呼ぶが20世紀のアジアにおいては日本がその役割を果たしてきた。
だからこそアジアの諸国の人々は日本の味方である。
しかし中国と韓国は別の文明なので、そこでは衝突がおこる。
この解決の為には日本がもっとその文明力を磨き、高め、その力でもっと周辺を照らすこと。
もう一つが西欧文明との協力である。
その意味で安倍首相が米議会上下両院での演説で日本とアメリカは希望の同盟、一緒にやりましょう、こう言ったことが良く分かるのではないだろうか。
西欧文明と日本文明が衝突している、だからこそ協力しようと。
こんな考えしか解決の方法は無いのではないだろうか。
勿論個々の嘘偽りにが毅然とした態度で臨むことは言うまでもないが。