大西流星＆原嘉孝、呼び名は“りゅちぇ”と“原つぁん” 「横浜ネイバーズ」初共演インタビュー

好きな言葉は“のんき”と“寝不足”

――ドラマにちなんだ質問をもう1問。役柄にちなんで、お互いのプチ悩みを解決していただけますか？

原　俺、あるよ。風呂に入って、シャンプーやトリートメントするじゃない。

大西　はい。

原　トリートメントって、つけてからちょっと時間おきたいじゃない。湯舟につかる日は、そのまま入るんだけど、早く寝なきゃいけない日は湯舟でゆっくりしてられないから、体を洗う30秒くらいしか放置できない。本来はもっと置いたほうがいいと思うけど、忙しいときはその時間がもったいなくて悩んでる。

大西　もう、勝手にしてください、なんですけど（笑）。

原　あっはっは。

大西　先輩にそんなことは言えないので（笑）。解決法を提案するとしたら、お風呂でも使える顔のパックってあるじゃないですか。

原　え？ そうなの？

大西　洗顔パックみたいなやつを、トリートメントを待つ間につけるのはどうでしょう。

原　洗顔パックってなに？

大西　ペースト状で、洗顔にもなるし、ちょっと肌に置いておけるやつです。泡洗顔とかも、ちょっと顔に置いておいて流すっていう。

原　保湿成分が入っているとか？

大西　そうです。あと、汚れを除去してくれるので、そういうのをプラスするのもいいですし、僕はお風呂のときも携帯を持って入っちゃうタイプなので、YouTubeとか見ちゃいますね。だからトリートメントも、少し置いとかなきゃ、じゃなく、置きすぎちゃうほうが多いかもしれない。

原　なるほどな。あと、歯磨きとかすればいいのかも。

大西　解決ですね！

原　すっごい解決した。ビックリした。なるほどな。ありがとう。じゃあ、りゅちぇのプチ悩みは？

大西　ドラマとかって朝早い撮影が多いじゃないですか。そういうとき、車の中で何していますか？ 僕は爆睡するときもあるんですけど、それだと寝起きの状態で現場に入ることになるじゃないですか。そこから30分くらい支度しても、頭が働かないので。何をされているのかなって。

原　台本を読むときもあるし、車の中で美顔器とかしちゃう。朝起きてから1時間半後にカメラの前でお芝居するって、もう寝起きじゃない。だから、現場でメイク中に起こすんじゃなく、車の中で、首を回したり、ストレッチしたりして、全身の血流を促して顔も起こすっていう。

大西　仕上げているんですね。

原　今もしているよ。あっははは。

大西　僕も見習います。

――この物語では、ロンのお父さんが残した“親仁善隣”（しんじんぜんりん）という言葉が軸になっていると思いますが、おふたりが大切にしている言葉や価値観があったら教えてください。

大西　僕は、“のんき”っていう言葉がすごく好きなんです。普段もわりとのほほんと生きていますけど、お仕事する中でスイッチを入れなきゃってときに、入り過ぎて空回りしちゃうこともたくさんあるので。大舞台で緊張するときも、自分で「楽しみ」とか言いながら、のんきに過ごすことによって、意外と自分の力が発揮できたりするんです。なので、背中に乗っている荷物を一旦降ろして、スキップするぐらいの感覚で過ごすことが多いですね。「のんき、のんき！」と思いながら生活していると気持ちも楽なので、その言葉が好きです。

原　僕は、言葉というより、寝不足とか疲れで頭がショートしそうな状態が好きですね。なんか追い込まれている感じがするんですよ。

大西　え～、珍しくないですか？ 睡眠を取りたいとかじゃなく、逆に？

原　もちろん寝たいとかあるんだけど、寝る時間がないぐらい考えることが多いって幸せなことじゃない。

大西　それはわかります。

原　そうなりたいためにやってきたし。その状況になったときに、あの頃にこうなりたかった自分がいて、もっと燃えてくるわ、っていうのがあるかな。

大西　じゃあ、好きな言葉は“寝不足”。

原　あっはっは、そうかもしれないね（笑）。

大西　かっこいいし、新しい！ たしかに、そのために頑張ってきたっていうのは、僕もそうですもん。忙しいときって、“忙しいな”じゃなく、ワクワクする気持ちになるのもすごくわかります。