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佐賀・みやき町 神バナナ撤退 町有地で栽培 大雨被害収穫できず

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「みやき神バナナ」が栽培されていた農業用ハウス。現在は使われていない

 佐賀県みやき町の町有地で特産品の皮ごと食べられる「みやき神バナナ」を栽培していた鹿児島県南九州市の農業法人が、同町から撤退したことが分かった。

 関係者によると、町は2018年11月に町有地約3700平方メートルを20年間貸す契約を同法人と締結。特産品の開発や町有地活用による雇用拡大、地域活性化の観点から、賃借料を無償にしていた。

 同法人は19年から町有地の農業用ハウスでバナナ栽培を始め、20年5月に初収穫したが、同7月や21年8月の大雨で農地が浸水。培養土を入れ替え、排水路を整備して栽培を続けたものの、生育は改善せず、同11月を最後に収穫できなくなったという。今年8月に町内の支店を廃止した。

 町産バナナの総収穫量は約2・2トンで、バナナや加工品は町のふるさと納税の返礼品になっていた。収穫できなくなってからは、同法人が真空パックで冷凍保存した町産バナナを事業者に卸している。なお、町はふるさと納税制度のルールに違反し、9月30日から2年間の制度除外措置を受けている。

 同法人は西日本新聞の取材に「町や町民の皆さまには、厚意でチャンスをもらいながら生かせず、期待に沿えず大変申し訳ない。深くおわびする」とコメントした。町の特産品として、みやき神バナナを使ったジェラートなどを販売している事業者は「バナナの品質は良く、問題はなかったが、商品の取り扱いを検討する」と話した。(前田絵)

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