【速報】山上被告の妹「金のときだけ、関心ないくせに」「この人は私の母じゃない」「旧統一教会に家庭を破壊された」涙ながらに語る 安倍元首相銃撃事件の裁判
安倍元首相を銃撃して殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)の裁判員裁判で、奈良地裁では19日、前日に続き山上被告の妹の証人尋問が行われ、妹は「母親が私に連絡してくるのは、金の無心をする時だけだった。金のときだけ、(私には)関心がないくせに(頼ってきて)、この人は私の母じゃないと思った。母のふりをしている」「私たちは旧統一教会に家庭を破壊された」と法廷で涙ながらに語りました。 【動画で見る】「旧統一教会に家庭を破壊された」「どうすることもできなかった」山上被告の妹が涙ながらに証言
■母親は「私が加害者」「てっちゃん、ごめんね」
無職の山上徹也被告は、2022年7月、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で選挙の応援演説中だった安倍晋三元首相を手製の銃で撃ち殺害した罪のほか、前日に奈良市にある旧統一教会の関連施設が入る建物を銃撃した罪などに問われています。 先月の初公判で山上被告は、「全て事実です。私がしたことに間違いありません。法律上どうなるかは弁護士に任せます」と話し、裁判では母親の旧統一教会への多額の献金と、それによる経済的困窮などが犯行に与えた影響が大きな争点となっています。
母親は13日から始まった証人尋問で、「子どもたちの将来よりも献金が大事だと思った」と振り返り、18日の法廷では、「私が加害者だという思い。献金をたくさんして、教会に尽くしたら家庭が良くなると思っていたが間違っていた」と語り、「徹也は悪い人間じゃない。本当は優しい子です。私がしっかりしていたら、こうはならなかった」と訴えました。尋問の終了後、母親は山上被告に向かって「てっちゃん、ごめんね」と話しました。 また、妹は18日の証人尋問で、「(小学生のころ)最初パフェを食べに行こうと誘われ、うれしくてついて行ったら旧統一教会のイベントで、裏切られた気持ちになった」と話したほか、「(祖父に)母と私、徹也に出て行けと怒鳴られ、そのまま徹也は自転車でどこかに行った。その時にどれだけ徹也が傷ついたか。2人で児童養護施設に行けばよかったと後悔している」などと明かしていました。
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