自分には独りが似合うのだと久し振りに思い出して苦笑いをする、そんな当たり前のことをいつから忘れていたのだろう。
忘れたわけでもなく忘れられるわけもなく、思い出さずに過ごせた日々が長かったというだけなのか。
「なんと幸せな人生だったのだ」
我が人生を他人事のように思う自分がいる。
この人生に悔いなどあろうわけもないし、もう二度とやりたくもない。
そして、やれるわけもない。
自分如きが本当によくやってきたものだと思う。
故にこの独りが心地好い……

振り替えれば独りではなく
前を向けば独りではなく
上を向いても下をむいても独りではない
この独りの何とも言えぬ心地好さよ。