サイバー攻撃で身代金要求された「関通」達城社長の決断は…パソコンやネットワーク機器全て捨て「一から作る」、「倒産せえへんから」
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ITコンサルティング・調査会社のITRが3月に実施した調査では、ランサムウェアに感染したシステムを完全に復旧できた企業の割合は、2023年以前は49%だったが、24年以降は30%にとどまる。バックアップしていたデータまで、暗号化されるケースが増えたためとみられる。
◆ランサムウェア=身代金を意味する英語「ランサム」と「ソフトウェア」を組み合わせた造語。ファイルの暗号化に加えて、盗んだ情報を公開すると脅す「二重恐喝」が一般的だ。攻撃を効率化するため、「ランサムウェアの開発」「実行部隊」などの分業化が進む。情報セキュリティー会社のトレンドマイクロによると、現在最も活発な攻撃者グループは、アサヒグループHDが標的になった「Qilin」という。
◇関通 1983年創業。通販・EC向けの物流サービスに強みを持つ。2024年度の連結売上高は152億円。ランサムウェア被害を教訓に、サイバー攻撃対策を指南する有料制会員組織「サイバーガバナンスラボ」の運営を始めた。
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