「生きていた可能性が相当程度あった」検査見落としで患者死亡か 青森県立中央病院が遺族へ800万円賠償方針
青森県立中央病院が、去年6月に亡くなった入院患者について「検査結果の見落とし」が要因となった可能性があるとして、遺族に損害賠償金800万円を支払う方針であることがわかりました。
県病院局によりますと、2016年に肺炎で入院した患者が頻繁に頭痛を訴えたため、頭部のCT検査とMRI検査を行いました。
その結果「水頭症」と診断しましたが、「キアリ奇形」と「脊髄空洞症」であることを見落としていました。
患者は去年2月に肺炎で再び入院した際、脳の組織が圧迫される「脳ヘルニア」の状態で、その4か月後、複数の病気で呼吸機能が悪化し亡くなりました。
県は、2016年の入院時に検査結果が見落とされていなければ「患者が生きていた可能性が相当程度あった」としています。
このため、遺族である患者の妹に損害賠償金800万円を支払う方針です。
損害賠償金は、今月20日に開会する11月県議会で議決を得た場合、遺族と和解契約が結ばれ、支払われる予定です。