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公明党の代表が「多文化共生」を訴えた?

公明党の代表が「多文化共生」を訴えた?


 信じられない事ですが、公明党の代表が連立している自由民主党の総裁に「多文化共生」を訴えたとの事。
 この「多文化共生」というのはキリスト教の一派であるローマ教会(聖公会や正教会、プロテスタント諸派とは別であるので「バチカン」と呼ぶ事にします。)の拡張主義的急進派が訴えている理念で、理屈はよく分かりませんが、異教徒の国やプロテスタント国家などを混乱に陥れてバチカン拡張主義急進派の布教を容易とする効果があります。現在バチカンは移民を推進しており、マスコミなどを上手く使って聖公会やプロテスタント国家などでの移民推進に、ある程度成功していますが、プロテスタント国家ではアメリカ、聖公会ではイギリスで大規模な移民排斥運動が生じるなど、問題となっています。
 ところで、公明党についての私の感覚は、こうでした「この政党は日蓮大聖人を信奉する方々の一派による支持が圧倒的である」というものです。
 私が関心を持っているのは仏教思想史ですが、日蓮宗系の宗派について簡単に説明いたしますと、天台宗という宗派があり、この宗派は無数にある仏典の中で特に重要な教えを求めておりました。当時、無数の仏典は全てが釈尊の言葉を伝承したものと考えられており、それは膨大でした。この中で、特に法華経が重要だと考えたのが日蓮大聖人で、一般向けには浄土三部経が良いと考えたのが浄土宗の法然上人でした。したがって、天台宗と日蓮宗、浄土宗は似た部分もあります。天台宗と日蓮宗は法華経抜きには語れませんし、浄土宗でも他の経典に要点を置いたものの法華経を否定するものではありません。やや逆説的に聞こえるかも知れませんが浄土宗の考え方というのは浄土三部経以外を一旦「困難」として斥けるものです。幾つかの経典では、難解な哲学が説かれたり、相当決心が強くないと出来ない厳しい戒律が求められたり、貧者には容易ではないお布施などの活動が説かれたりするものがあるからです。ただ、「誤解」とするものではなく、当時すでに流行していた阿弥陀信仰(浄土三部経)から入門しても、行く行くは釈尊の本質的な教えを追求しなければ覚りを得る事が出来ないという考え方です。
 ですから、浄土宗の信徒でも法華経を読む事は大いに良い事であると考えるのが普通です。つまり、天台宗、日蓮宗、浄土宗、その他幾つかの宗派は法華経を尊重するという意味において共通点があります。

 さて、公明党の代表が、「多文化共生」というようなキリスト教の急進的な一派の理念を訴えるというのは、公明党は仏教徒の支持で成り立っている政党ではないのかも知れません。
 法華経には、非常によく使われる三車火宅というたとえがあります。私も、この話は好きで、よく使いますが、多文化共生社会になったら、異教の教えを徹底的に拒絶する宗教の人達が沢山来て、仏教説話をヘイトスピーチとして非難するかも知れません。
 大陸では文化大革命や廃仏などがあり、現在、法華経を熱心に伝承しているのは日本人くらいのものです。この日本で多文化共生社会になって、「三車火宅のたとえを説くのはヘイトスピーチだ」とか「法華経から引用する者は異端審問会で火あぶりだ」とか言われるのは納得いかない部分がありますし、日蓮大聖人のおこころにも反するものだと思います。
 公明党さんは、バチカン拡張主義急進派に迎合して、日本仏教の滅亡に手を貸す仏敵に徹する覚悟がお有りなのであろうか。少なくとも、今まで公明党を支持されて来た宗派の方々は、これまで通り支持しないのではないでしょうか。彼らが法華経滅亡に手を貸すとは到底思えません。



2025年10月5日掲載 
中村寿徳 



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by myself01 | 2025-10-05 23:24
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