安倍晋三元首相銃撃事件の第9回公判は19日午後、奈良地裁で始まりました。山上徹也被告(45)の妹への証人尋問が引き続き行われます。妹は18日の公判で、子どものころ、母親に統一教会のイベントに連れて行かされて「だまされた気持ちだった」などと証言しています。きょうもタイムラインで詳報します。
本日の裁判では、全国霊感商法対策弁護士連絡会のメンバー2人も証人として出廷する予定です。
14:55
母親の入信経緯「典型的な事例」
全国霊感商法対策弁護士連絡会のメンバーである山口広弁護士の証人尋問が始まった。
山口弁護士は1980年代半ばから旧統一教会対策に携わってきたといい、教会による典型的な信者の勧誘方法を説明した。
最初は正体を明かさずに世間話をして関連施設に呼び込むケースが多いといい、山上被告の母親の入信経緯についても、「典型的な事例だ」と述べた。
また、戸籍謄本をもとに運勢について言及し、多額の献金を促すことが多いという。
14:40
妹「どうして愛してくれないの」と言ったら
裁判官からは母親とのエピソードについての質問があった。
母親らしいエピソードについては「クリスマスか誕生日にケーキを一緒に焼きました」と証言した。一方、母親らしくない出来事については「宗教活動で自分が発熱があっても出かけてしまい、教会のことで頭がいっぱいで、私に対し関わりが少なくなりました」などと語った。
中学生になって以降の母親との関係性を問われると、祖父の死後に口論した際、「『私のことをどうして愛してくれないの』と言ったら鼻で笑われた。つぼとかを買わないでほしいと言ったけど。苦しかった、つらかった」と述べた。
14:00
母から教義の押しつけ、「拒んだら、怒られた」
検察側から山上被告の妹に対し、旧統一教会への関わりや思いについての質問が続いた。
妹は、教会に「入信したつもりはない」と述べ、母親に連れられて関連施設や韓国に行ったことはあると語った。
また、母親から教義を押しつけるような言動も受けたといい、「そんなのはおかしいと拒んだら、怒られた」と証言した。
さらに「旧統一教会に復讐(ふくしゅう)することを考えたか」と問われた妹は「復讐よりも、関わり合いたくないという気持ちだった」と答えた。
また妹は、山上被告が事件を起こした後、弁護人を介して、結婚祝いのお金を送ってきたと証言した。
13:45
山上被告は「大好きなお兄さんでした」
検察側からの尋問が始まった…
安倍晋三元首相銃撃事件
2022年の安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告の裁判が始まりました。旧統一教会の影響をめぐる検察と弁護団の対立などから公判前整理手続きが長期化し、初公判まで3年余りを要しました。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]