Gemini CLI の VS Code とのより深い統合を試す
「Gemini CLI」の「VS Code」とのより深い統合を試したのでまとめました。
・Gemini CLI + VS Code: Native diffing and context-aware workflows
1. Gemini CLI の VS Code とのより深い統合
最新の「Gemini CLI」のアップデートにより、VSCodeとより深く統合されるようになりました。エディタの連携方法が根本的に変わり、開発ワークフローがよりスムーズで効率的になります。
・エディタ内でのネイティブな差分表示
「Gemini CLI」からの提案により、「VS Code」内で直接フルスクリーンの差分表示がトリガーされるようになりました。これにより、変更点を包括的に並べて確認できます。さらに重要なのは、この差分表示内でコードを承認前に直接変更できるため、完全な制御と柔軟性が得られます。
・ワークスペースと選択コンテキスト
「VS Code IDE」を「Gemini CLI」に接続すると、「Gemini CLI」はワークスペースに直接アクセスできるようになります。開いているファイルを認識し、選択されたテキストにアクセスできます。これにより、「Gemini CLI」は現在作業中の作業内容を正確に把握するため、的確でコンテキストに適した提案を提供できます。
前提条件は、次のとおりです。
・Gemini CLI v0.1.20 以上
・VS Code 内の統合ターミナルから CLI を実行
2. Gemini CLI の VS Code とのより深い統合 を試す
2-1. セットアップ
(1) 空のプロジェクトフォルダをVSCodeアイコンにドラッグ&ドロップで、VSCodeを起動。
(2) VSCodeのメニュー「ターミナル→新しいターミナル」でターミナル開く。
(3) 「Gemini CLI」のインストール。
npm install -g @google/generative-ai(4) 「Gemini CLI」の起動。
gemini(5) 「Do you want to connect VS Code editor to Gemini CLI?」(VS Code エディターを Gemini CLI に接続しますか?)で「Yes」
(6) 「Re-launch Gemini CLI」で再起動。
(7) VScode統合の拡張機能のインストール。
/ide install以降「/ide enable」で有効化、「/ide disable」で無効化できます。
2-2. エディタ内でのネイティブな差分表示を試す
(1) 動作確認のため以下の指示をリクエスト。
"Hello World!"と表示するpythonコードを作成して。
エディタ内でのネイティブな差分表示が表示されます。
(2) この差分表示内でコードを承認前に直接変更して実行。
「Hello World!」を「こんにちは世界!」に変更を許可します。
(3) 実行して動作確認。
「こんにちは世界!」と表示されました。
2-3. ワークスペースと選択コンテキストを試す
(1) 動作確認のため「世界」を選択した状態で、以下の指示をリクエスト。
ワールドに変更
選択した場所に対して指示が適用されます。



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