ハロウィンの路上飲酒、外国人比率が63%に上昇 回収ごみは一晩で28袋分 東京・新宿
産経ニュース11/18(火)11:59
新宿区職員らが路上飲酒者から酒を回収するなどした(新宿区提供)
東京・新宿区は17日、ハロウィンの10月31日夜に区内の繁華街で実施した区職員らによるパトロールなど風紀維持のための取り組み結果を公表した。路上飲酒は、指導した計133件のうち、外国人の割合が63%を占め、昨年の49%から比率が上昇した。路上に不法投棄されたり、取り上げたりなどして回収したごみの量は一晩でごみ袋(70〜90リットル)計28袋分に上った。
区は同日午後5時から11月1日午前5時、歌舞伎町などの一部エリアで路上飲酒を制限。区職員や警備員が約150人体制で、路上飲酒や迷惑行為などに対する声がけやごみの回収などを行った。
区などによると、10月31日夜は雨天。特に午後9時から11時は雨が強まった。ただ、日付が変わるころにかけて雨が弱まると、歌舞伎町などには仮装した人たちが集まり、午前2時くらいまでにぎわいが続いたという。
区職員らのパトロールでは、路上飲酒133件を指導した。そのうち63%にあたる84件が外国人によるもので、昨年の49%から上昇した。路上喫煙は363件を指導し、そのうち外国人は112件で31%を占めた。
路上に不法に投棄されたり、制限区域で飲んでいる人から取り上げたりして回収したごみは、一晩で70リットルのごみ袋が7袋、90リットルのごみ袋が21袋の計28袋分に上った。酒の缶のほか、傘のごみが目立ったという。
17日の定例記者会見で吉住健一区長は、「来年以降も取り組みを続けていく。特に来年は当日が土曜日のため(ハロウィンの参加者が)増えることが予想される。しっかり対応していきたい」と述べた。