整理すると、私はこう思った。
定年後、どんな理由かも分からないが年金を受け取ることができず、止めていたパチンコに手を出して趣味さえできるお金がなくなり、家に閉じこもり満たすものは性欲のみとなった。
質素な生活をする高齢者が、食べたいものを食べる楽しみも無くなり、楽しみと言えば女性の下着姿の写真や無修正のエロ動画のみになった。
そのうち、携帯電話が払えず自動解約され、電気も止められ、彼の生命は食事をしなくなったとともに維持できなくなった。
そうなのだろうか…
知ると悲しかったし辛かった。
自業自得の人生の末路だったにしても、それでも「助けて」と言われれば私は助けたのに、私の電話番号だけを警察が見つけたのなら、家の何処かに有ったはずだ。携帯は開けられなかったのだから。
隣人に、私に連絡をしてくれと頼べばよかったのに。
私の頭が重くなり憂鬱になった時に、大家のSさんからの電話があった。
ちょうど用事をしており、電話を出損ねて、こちらからかけなければと思ったが勇気が出なかった。
1時間ほどためらったが、逃げても進展はしない。
壮絶な嫌がらせをされた義父との過去、私は逃げても解決がないということは学んだし、この先の人生において逃げないと誓った。
どんな困難も逃げないと自分に誓ったから、私は大家さんに電話をかけた。