15日に結党70年を迎える自民党は左派勢力への備えを背景に誕生した。だが、冷戦終結などを経て、その求心力に陰りが見える。今後、国民が期待する「新たな存在意義」を打ち出せるかが焦点となる。結党時とは異なる脅威に直面する今、『立党宣言』で掲げた「自主独立の権威回復」を象徴する憲法9条改正への覚悟が問われる。
「これから先も国民に必要な政党であることを示したい」。鈴木俊一幹事長は14日の党会合で、結党70年を踏まえた新たな国家ビジョン策定に意欲を示した。
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