高市首相「平和は決意と行動で守られる」「防衛力を抜本的に強化」<米空母での演説全文>

米海軍横須賀基地を訪問し、原子力空母ジョージ・ワシントン艦内で演説する高市首相。左はトランプ米大統領=28日午後、神奈川県横須賀市
米海軍横須賀基地を訪問し、原子力空母ジョージ・ワシントン艦内で演説する高市首相。左はトランプ米大統領=28日午後、神奈川県横須賀市

高市早苗首相は28日、来日中のトランプ米大統領とともに、神奈川県の米海軍横須賀基地を訪れた。両首脳は米海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」に乗艦し、乗組員らを激励した。首相は「平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動によってこそ守られる」と強調。「日本の防衛力を抜本的に強化して、地域の平和と安定により一層積極的に貢献する」と力を込めた。発言の全文は次の通り。

本日、米海軍創設250周年という記念すべき節目に、トランプ大統領とともに地域の自由と平和を守る象徴である空母ジョージ・ワシントンであいさつするチャンスをいただいたこと、心から光栄に思います。まず何よりも日夜、わが国と地域の平和と安全のために尽力してくださっている自衛隊員、そして在日米軍の皆さんに心から敬意と感謝をささげます。

6年前、この横須賀の地でトランプ大統領と、亡くなった安倍晋三元首相が、日米が共に手を取り合って、この地域の平和と安全を確保していくという決意を示しました。今ここに再び日米の最高指揮官が並び立った機会に私はその決意を引き継ぎ、インド太平洋を自由で開かれたものとし、そして地域の平和と繁栄の礎とする決意を新たにしました。いま、われわれはかつてないほど厳しい安全保障環境に直面しています。平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動によってこそ守られます。

あちらに見える「もがみ」と「まや」を含む自衛艦と、このジョージ・ワシントンは数多くの訓練を重ねてきました。また横須賀にいる多くの補給、整備に携わっている日米関係者の皆さま、そして地域社会との絆が、米海軍の活動を長年にわたって支えてきました。こうした幾層にもわたる日米の協力が、日米の抑止力、対処力を確かなものとしております。

私は決意しています。今後、日本の防衛力を抜本的に強化して、この地域の平和と安定により一層積極的に貢献していきます。そのことにより、トランプ大統領とともに世界で最も偉大な同盟になった日米同盟をさらなる高みに引き上げてまいります。日米はともに帆を掲げ、自由で開かれた海を進みます。この横須賀から紡がれる航路は、日米の絆を輝く未来へと導くことを確信しています。

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