V.Ⅷペイター
ゔぇすぱーえいとぺいたー
「アーキバスグループ傭兵起用担当、V.Ⅷペイターと申します」
CV:下川涼
アーキバス・コーポレーションのAC部隊「ヴェスパー」の第8隊長であり、組織の傭兵起用担当も務めている。
エンブレムは胎に繋がれた背中合わせの二人の胎児と、そこに繋がっている口(?)。
作中では最新にあたる第10世代の強化人間である。
やや事務的ではあるが、若々しくハキハキとした物言いに丁寧な言葉遣いと、曲者揃いのキャラクター達の中ではかなり真面目で好青年的な印象を受ける。
...のだが、後述するミッション内で同ヴェスパー隊の上官が討たれた際に死を悼むと同時に上の席が空き自分が昇進することを喜ぶという歪んだ二面性を見せ、プレイヤー各位をドン引きさせた。
悪く言えば二重人格、又はサイコパス。
良く言えば、異常に気持ちの切り替えが早いと言える。
V.Ⅶスウィンバーンがアリーナで「強化人間手術の不確かさに対する恐怖心で性格が歪んでしまった」と説明されているのに対し、ペイターは「彼の無遠慮な性格は強化手術とは一切関係無い本人の生まれ持った性質」と天性の性格であると説明されている。
彼が搭乗するACの機体名は『デュアルネイチャー』。
ネイチャーには「自然」の他に「天性/生まれ持った」という意味があり、そのまま「二重の生まれ持った性質」という意味になる。
エンブレムの二人の胎児と併せて、自分の中に相反する二つの性質が備わっている事を自覚しているのかもしれない。
役職が傭兵起用担当ということもあり、初登場はチャプター1-3「グリッド135掃討」のブリーフィングというかなり早い段階でプレイヤー側にコンタクトしてくる。
この時点では独立傭兵全体へ向けた公示なのでそれっきりだが、チャプター1-7「武装採掘艦破壊」では先の結果を見て621個人へ向けて依頼を出しており、ミッション完了後に初めて自己紹介をしてくれる。
その後もアーキバスからの依頼は基本的に彼が窓口となっているため、プレイヤーとしては彼の声を聞く機会は比較的多い。
チャプター3-2「燃料基地襲撃」の際は、クリア後の通信でV.Ⅳラスティからの伝言を彼の声真似をしながら伝えてくれるという、冗談なのか真面目なのか分からない茶目っ気を見せてくれる。
一方で、少し経ったチャプター3-8「旧宇宙港襲撃」クリア後の通信では、ラスティおよびV.Ⅱスネイルからの言伝を「そんなことより」と一刀両断して化け物ことアイスワームの話題を振ってくる。技研の超兵器の威力に気を取られていたのか、あるいは当ミッションでまたしても621を捨て駒にするつもりだったスネイルの言伝がこちらの気に障るとでも思って気を遣ってくれたのか、はたまた……?
- 「ヴェスパー部隊伏撃」
ミッション内で本格的に彼と対峙するのは、チャプター4-4。
ルビコン解放戦線からの依頼で、帥叔フラットウェルと共にV.ⅤホーキンスとV.Ⅷペイターを強襲することになる。
こちら側の作戦としては「スネイルを騙って二人を人気のない所に呼び出し始末する」という内容なのだが、すぐに仕掛けずに話を聞いていると二人のスネイルに対する陰口じみた会話を聞くことができるので必聴(どうやらあまり敬意は無いらしい)。
このミッション内では状況によって様々な会話パターンが用意されているが、特筆すべきはホーキンスを先に撃破した場合。
「馬鹿な...第5隊長殿...!」
「う...ううっ...」
「第5隊長...ペイター。ううっ...悪くない響きだ」
「ヴェスパー第5隊長ペイター...やはり悪くない響きです。ありがとう...ホーキンス...」
ホーキンスの死を悲しみながら、空いたV.Ⅴの席に自分が座れることを喜ぶという、なんとも歪んだ感情を見せてくれる。
一応”即座に気持ちを切り替えて奮起した”という解釈も出来るのだが、その後ものの数分で先程まで敬称付きで呼んでいた上官の名前を呼び捨てにしており、彼の中ではすでに同じ階級になったので気を遣わなくても良いという判断になっているものと思われる。
なお、ペイターを先に撃破した場合は
「機体が持たない…!第5隊長殿、申し訳なく…!」
とホーキンスへ謝罪を述べており、ここからも上官への敬愛は本物であることが窺える。
- 「脱出」
チャプター5-1。
直接対峙はしないが、脱出を図る621を捕えようとするMT部隊に通信で指示を出す役として登場。
「V.Ⅴペイターより通達!中位隊長の権限において追加の指示を出す!」
先のミッションの目的は二人の殺害であり、二人とも撃破時に死亡したかのようなセリフを残すのだが、ホーキンスがちゃんと死亡しているのに対し、ペイターは何故か生き残ってちゃっかりV.Ⅴに昇進している。
「捕らえたら再教育センターではなく、ファクトリーへ送れ!」など、それまでの彼とは違いかなり激昂した様子で命令を出しており、ホーキンスを殺した621への怒りは確かなようだ。
ちなみに「ヴェスパー部隊伏撃」を選択していない場合はホーキンス生存、および一つ前のミッションでV.Ⅵメーテルリンクが戦死しているため、彼女の席を引き継ぎV.Ⅵペイター名義での通信となる。
その場合は自分ではなくスネイルの命令を伝達するという形で指揮を執り、MT隊員たちへの口調も丁寧である。
なお、どちらのパターンでもチャプター4終了時点でV.Ⅳが空位になっているはず(「未踏領域調査」で621と交戦したラスティが戦死扱いになっている)なのだが、その点に対する言及はない。
ついでに言えば、戦死or更迭されたV.Ⅶの後も継いでいない様子。「再教育センターの所長はスネイルが引き継いだ」とペイター本人の口から聞けるが、ナンバーはどうなったのだろうか。
- 「失踪」
チャプター5-6(3周目以降限定)。
前提としてチャプター4でV.Ⅲオキーフが621の手で排除されている。
ウォッチポイント・アルファの深度2を進む621の前に立ちはだかる形で登場。
機体をデュアルネイチャーから惑星封鎖機構の鹵獲機体である高機動型LC機体に乗り替え、この時点での肩書も「V.Ⅲペイター」になっている。
どうやらオキーフにはかなり可愛がってもらっていたようで、任務という形以上に彼を殺害されたことに対する恨みのような感情をもってこちらに向かってくる。
「畜生...オキーフさんを...!」
「う...ううっ...」
「V.Ⅲ...ペイター...。ううっ...素晴らしい響きだ」
まさかの天丼である。本ミッションでは敵対勢力における似たようなポジションの人物とも遭遇するが、そちらの末路を見た直後の昇進ムーヴに困惑した傭兵も少なくないとか。
ちなみにこの台詞の後にプレイヤーが敗北すると、
「オキーフ… やったぞ」
「貴方の重責… このペイターが背負っていこう」
オキーフの事も呼び捨てにする。
彼の中では「慕っていた上司の死による悲しみ・殺した相手への怒り」と「それにより空いた席へ座る喜び」は矛盾なく同時に成立する感情なのだろう。
またこの後、「スネイルの安否が確定したら私は...私こそが...!」とV.Ⅱ(実質的な指揮官、組織のトップ)にまで上り詰める意欲を見せており、向上心というよりも異常な出世欲を覗かせてくる。
上官達が築き上げたアーキバスの栄光を継承すると意気込んでおり、アーキバスという組織自体にも愛着がある模様。
しかもまだ死亡が確定していないにもかかわらず、しれっとスネイルの事を呼び捨てにしているあたり、彼に対する敬意は感じられない。
かつての上司ホーキンス同様、普段から本人の居ない所では呼び捨てにしていた可能性すらある(スウィンバーンが更迭された際も呼び捨てにしていたが、このときの話し相手は社外の人間である621なので、上司でも敬称を付けないのは普通である)。
ここで撃破する事でようやく死亡し、彼の出世人生も打ち止めとなる。
「おかしいな… 私はまだ… これから…」
彼の専用機体は、軽量逆関節機体「デュアルネイチャー」(DUAL NATURE)。
主にアーキバス製と系列企業のシュナイダー製のパーツで構成されている。
軽量機ゆえに防御性能にはやや難があるが、逆関節脚部特有の跳躍力を活かして相手の上を取るような立体的な戦闘が得意。
使用する武器は全てパルス系で固められており、此方が安易にパルスアーマーを張っても直ぐに割られてしまうので注意が必要。
スタッガーは取られにくいが、中距離からはパルスガンとパルスキャノンに削られ、近づくとパルスブレードに斬られる。
できれば遠距離から攻めたいところだが、機動力が高いため狙いが合わせづらいという何ともいやらしい構成をしている。
コア拡張機能にはターミナルアーマーを装備しており、最後の最後でしぶとく耐えてくるため油断は禁物。ダメージレースが互角だと最後に捲られる可能性がある。
加えてシールドも装備して耐久力の低さを補い、積極的に接近戦を仕掛けてくるため、「ヴェスパー部隊伏撃」でホーキンスと同時に相手取る際はかなり厄介。
こちらもミドル・フラットウェルが一緒に戦ってくれるので、できるだけ早くどちらかを片付けよう。
ヴェスパー末席でありながら、アリーナランクは同隊のV.Ⅶ、V.Ⅵ、V.Ⅴの3名を抑えてCランク-16となかなかの好成績を記録している。
アセンブル
| 頭 | VE-44B | アーキバス先進開発局製。姿勢安定性能とスキャン性能に優れるコンセプトモデルパーツ。ヴェスパー第7隊長が開発に関わっている。 |
|---|---|---|
| コア | NACHTREIHER/40E | シュナイダー製軽量コア。軽さとブースター補正から機動戦に強い。 |
| 腕 | VP-46D | アーキバス製。量産型の46Sから派生させたパーツでAPと腕部積載を犠牲に運動性能が向上している。 |
| 脚 | KASUAR/42Z | シュナイダー製軽量逆関節。安定と防御を犠牲に跳躍能力が飛躍的に高い。 |
| ブースター | ALULA/21E | シュナイダー製。QB噴射時間・リロード時間が短い瞬発力重視型。 |
| FCS | FCS-G2 P05 | ファーロン・ダイナミクス製。中距離射撃戦を重視しつつミサイル向け性能も良好なモデル。 |
| ジェネレータ | VP-20D | アーキバス製。EN兵装の運用を目的とし容量と出力を最大限強化したジェネレータ |
| コア拡張 | ターミナルアーマー | 機体限界時に自動で発動する緊急パルスアーマー |
| 右腕武器 | HI-16:GU-Q1 | タキガワ・ハーモニクス製の速射型パルスガン。EN属性。連射性能が非常に高く、パルスアーマーの削りに特に強い。 |
| 左腕武器 | HI32:BU-TT/A | タキガワ・ハーモニクス製のパルスブレード。初期武器としてもお馴染み。二段斬りかチャージによる広範囲斬りが可能。 |
| 右肩武器 | KRANICH/60Z | シュナイダー製のパルスキャノン。衝撃力は低いが持続力とパルスアーマーに対する干渉力に優れる。 |
| 左肩武器 | VP-61PB | アーキバス製のパルスバックラー。盾を張り前方からの攻撃を防ぐ。イニシャルガード出力が高いため被弾に合わせて展開できればダメージを大きく抑えることができる。 |
- ホーキンスの時のみならずオキーフに対しても死亡時に同様の反応をして見せたことで、プレイヤー間ではこの死を悼みながら昇進を喜ぶ様を”ペイター昇進芸”としてネタにされている。
- この台詞のネタ感はCVを担当した下川氏も知る所で、2023年10月14日に行われたラスティ役の加瀬康之氏によるAC6実況プレイ配信にゲストで訪れた際、高難易度ミッションを前にV.Ⅳの座を狙う姿勢を見せ笑いを誘った。しかし作中では先述の通り、第四隊長にはなっていない。
- 下川氏によると台詞の収録は発売の1年ほど前に行われていたが、その時点では作戦終了後のブリーフィング音声は無かったとのこと。「作戦終了後にも一言欲しい」というスタッフの立案の元、2023年の年明け頃にその辺りを中心としたいくらか追加のセリフ収録が発生し、ブリーフィング登場頻度の高いペイターは追加が一番多かったらしい。 (参考リンク)
- ラスティからの伝言をペイターが声真似して伝えてくれる例のシーンは、既に収録を全て終えていたラスティ役の加瀬氏をたった一言のためだけに呼び出すのは忍びないと思ったフロム側の判断で急遽、下川氏にお願いされたとのこと。
- 下川氏は2023年10月16日以降、期間限定でX(旧Twitter)のプロフィールを変更することにしたが、
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