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万年思春期

in London

懐かしの味

2006-10-21 | 暮らし

今週末は家の周辺にてフェスティバル。
近所の映画館(いわゆる単館系)では「ハウルの動く城」をタダで上映したり、
ショッピングエリアには風船をくばるピエロもどきがいたり、
突然カルテットの演奏が始まったり、
公園でフリーマーケットが開かれたり、
いつもの週末よりずっとにぎやかな近所。

少し眺めてみようかと、フラットを出たところで、
階上の女性が抱えきれないほどのオレンジ色のパンプキンを持ってあがってくる。
家をでたすぐのところで催されている”Farmers' Market”で買ったという。
かなりの大きさなのに1ポンド半だったというので、ちょっと期待して外へ。

        

farmersというので野菜市場をイメージしていたけれど、
チーズやジャム、肉類も売られている。そっかFarmだもんね。

特にチーズの種類は豊富で、味見をするたびに違う発見があるものだから、
嬉しくていくつも回ってしまう。
なかなかにお値段もするので、結局買わずに終わってしまうのだけれど。

お昼時だというのもあって、肉屋のsausages in rollに長蛇の列。
ソーセージとたまねぎの焼いたのをパンに挟んだだけのシンプルなもの
なのだけれど、これがとても美味しかったりするのです。

                 

子供の頃、アンティークに凝りだした両親に、
よく公園で行なわれるマーケットに連れていかれたものだけれど、
英国のそうした屋外のフリーマーケットにお約束なのが、このrolls。
私にとってはとても懐かしい食べもの。
実は大英博物館の前にも屋台が出ていて、用事で通るたび、
その香りに惹かれながらも、足を止めることができずにきていた。

というわけで、こんな機会を逃すわけにはいかないと、いそいそと列に加わる。
途中急なスコールもどきにも遭いながら、辛抱強く待つこと20分程度。
やっと手に入れたrollは、ああーそうそう、この味!と嬉しくなるオイシさ。

                 

うーん、しかし一緒に並んでいたひとたち。
突然の強雨にもかかわらず誰一人購入を途中放棄したひとはいなかった。
イギリス人が行列に辛抱強いというのは、本当だなぁとつくづくと感じ入る。


コメント
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