ダンナの学校で今期一番の難関とされている試験が終了。
まだまだ他の科目はあるのだけれど、とりあえず、ということで
ピカデリーにあるクラブで大掛かりなパーティーが。
とはいっても、つまるところフロアの一部を貸しきって、というだけなので、
普通にクラブに行って飲んでるのと変わらないかんじ。
クラスメイトと普段どおり(ちょっとテンションは高めだけど)、アルコール片手に喋る。
こういう場所に入るには、結構並ばないといけない、というのが常。
入場数の制限やらなんやらで、ドアマンのOKが出るまでじっと待ってなくてはいけない。
なぜかコレがどんなクラブでも行われるのだよね。
(つまり大して人が入っていなくても)
今回は貸切だったので、学校の名前を言うだけで、列を横目にすっと入れたのだけれど、
その列をなしている人たちを見てダンナがひとこと。
「こんなに並んで、することって飲んで喋るだけでしょ、何が楽しいの?」
確かに、クラブの中で何か特別なイベントがあるわけでもない。
踊る人も殆どいないし、DJなんて多分いないことのが多いんじゃないかしら。
でも、イギリスの若者にとってちょっとおしゃれな夜遊びといえば、
こういうクラブに行ってお酒飲んで、喋る、というのが定番。
ただそれだけのためなのに、クラブの前には長蛇の列ができている。
なぜか?
おそらく、そこが出会いの場だからではないかしらん。
女子も男子もは思いっきりオサレをしていきます。
女子の肌見せ具合も激しいです。
男子の髪のセット具合に気合を感じます。
で、男女それぞれグループで連れ立って来る。
そしてお互い牽制しあいつつ、出会いを求めていく。
(ストレートでなく牽制しつつ、ってのがイギリス人らしいんだけど。)
トイレでお互いの品定め談義したりして。
で、これって実は同じことが起きている場所が昔からあります。
云わずと知れた社交の場、パブ。
結局パブのカルチャーをクラブに持ち込んだかたち、
というのが英国的若者ナイトライフ、なわけでしょうね。
クラブに行っても、パブに行っても、お茶しても、とにかく「喋る」、
これがこの国の娯楽の、社交の、基本。
この国は言葉の国だなとつくづく感じた夕べ。