セヴァストポリ(改クロンシュタット級重巡洋艦「69i型」)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・艦長スキル・信号旗・迷彩の補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。プレミアム艦艇の場合も迷彩を外した値を記入してください(ツリー艦との性能比較に必要です)。
・基本性能
| Tier | 10 | 種別 | 特別艦艇(研究Pt) |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
| 国家 | ソ連 | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 62,600 | |
| 装甲 | 全体 | 14-360mm | |
| 艦首甲板 | 25mm | ||
| 甲板 | 30mm | ||
| 艦尾甲板 | 25mm | ||
| 砲郭 | 230mm | ||
| 底部 | 0-1mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 34% | |
| 機動性 | 機関出力 | 150,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 33.5ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 980m | ||
| 転舵所要時間 | 15.1秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 14.0km | 16.0km | 12.8km | |
| 航空発見距離 | 10.4km | 12.4km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | GFCS X mod.1 | 19.1km | 208m(σ2.05) |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 380mm/52 | 3基×2門 | HE弾 5350(34%) AP弾 11300 | 24.0秒 | 36.0秒 | HE AP |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 100mm/70 | 8基×2門 | HE弾 1400(6%) | 4.0秒 | 7.3km |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 中 | 57mm/75 | 6基×2門 | 385 | 90.0% | 4.0km | |
| 長 | 100mm/70 | 8基×2門 | 130 (6×1470) | 90.0% | 5.8km |
・アップグレード
| スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| 1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| 2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | ||
| 操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
| 3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 +5% 主砲旋回速度 +15% | |
| 対空砲改良2 | 対空砲座の最大射程 +20% | ||
| 副砲改良2 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
| 推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
| 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% | ||
| 5 | 目標測距装置改良1 | 敵艦艇の強制捕捉範囲 +50% 最大目視範囲 +20% 魚雷捕捉範囲 +20% | |
| 隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% 敵艦からの砲撃の散布界 +5% | ||
| 操舵装置改良3 | 転舵所要時間 -40% 操舵装置修理時間 -80% | ||
| 6 | 主砲改良3 | 主砲装填時間 -12% 主砲旋回速度 -13% | |
| 射撃管制装置改良2 | 主砲最大射程 +16% | ||
| 対空砲改良3 | 対空砲座の秒間平均ダメージ +25% | ||
| 副砲改良3 | 副砲装填時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明
セヴァストーポリは大型の砲熕艦 (プロイェークト69I) であり、その性能諸元は高速の「小型戦艦」に似ています。本艦は主砲としてドイツ製の380mm砲を採用しています。
解説
初心者で購入を検討されている方へ
v0.11.7(2022年8月)に、研究局における研究ポイント交換艦として実装。
- 主砲
Siegfriedと同じ、ドイツ製380mm砲を6門搭載。26mm装甲を強制貫通可能・巡洋艦散布界である点も同じ。
砲弾が異なっており、HE弾は最大ダメージが大きく向上したため実用に耐える*2。
AP弾は過貫通しにくい早発信管であり、空気抵抗による減衰が少ない。こちらは最大ダメージは下がっているが、誤差の範囲である。
また、通常よりも5°跳弾優遇されている(通常45°で跳弾開始、60°で強制跳弾のところ、50°~65°になっている。Stalingradは55°~65°であるため、そちらには劣る)。
特筆すべきは大巡最強の貫通力であり、Stalingradを12km以遠では上回る。天城の16インチ砲以上。
射角も良好で、Stalingradより良くKronshtadtより1°悪い。射程は19.1kmあり、大型巡洋艦としては普通。
欠点は装填時間。Siegfriedより2秒短いとはいえ24秒であり、継続的な火力は低いと言わざるをえない。
- 抗堪性
装甲配置はKronshtadtと同等だが、甲板がT10相応に30mmに増圧され16インチAPを弾くことができる。
長大な装甲帯も同様で、艦首・艦尾は相変わらず25mmなので船体を傾けて弾くことが基本となる。とはいえこの艦、タンクには向いていない。
まずTier9のKronshtadtからHPが1万近く減ってしまっている。なのに船体はKronshtadtと同じデカさ。
そして使用回数制限付きの高速応急工作班とクールダウンの長い修理班が、まとまった量の弾受けを許さない。
- 魚雷・副砲
Siegfriedにあった魚雷はない。副砲もおまけである。
- 対空
Kronshtadtとは違って、そこそこの対空がある。
射程4kmの中距離対空砲は、HEで壊されていなければ比較的強力。
- 機動性
大巡の例に漏れず、劣悪な旋回半径と重い舵をもつ。
Kronshtadtよりも旋回性能は悪化しているが、後述の通りエンジンブーストがあるため速度面では若干有利か。
- 隠蔽性
大きなセールスポイントであり、ソ連艦の例に反して、最良隠蔽が11.0kmまで縮む。(お前本当にクロンシュタット級か)
- 消耗品
- 高速応急工作班
ソ連戦艦のような仕様。使用回数3回・30秒クールダウン・動作10秒。
特殊修理班のおかげで火災は二か所までならペイ出来るどころか、余剰があるので回数を増やすかは好みで。 - 重修理班
特殊仕様の修理班。通常ダメージの75%・防郭ダメージの50%を回復プールへ送り、動作時間60秒・CT120秒とどちらもかなり長いものの素で18,630と同格戦艦並みの回復量を発揮する。
一度回復を押すと再使用まで合計3分かかってしまうが、膨大なHPプールを持って試合終盤までポテンシャルを発揮し続けることが可能。
艦長スキルで増やした5回分を使い切るには合計13分必要だが、調整前と比べて使いやすさはかなり良好な仕上がりになっている。アップデート13.0にて性能調整され、一回の回復量が3分の2になったもののクールタイムも3分の2、加えて使用回数が+1された。
管理スキル取得済みの場合での総回復量は調整前後で少なくなってしまったが、調整前に4回使い切ろうとすると試合開始後5分経過までに一個目を使わなければならないというかなりピーキーな性能だった。
総じて使いやすくなった上方気味の調整だろう。
以下以前の解説
特殊仕様の修理班。通常ダメージの75%、防郭ダメージの50%を回復プールへ送る。1回の回復量は素で28,170と英戦の特殊修理班に匹敵するが、修理に90秒もかかる。更にクールダウンも180秒と長い。
一度使い始めると再使用は4分半後になるが、はっきり言ってその時の状況を読んで使うことは難しい。相応のダメージを受けたら使うというよりは修理班のクールダウンに合わせた戦い方をする必要がある。 - エンジンブースト
事実上のSmalandのような緊急エンジン出力。
45秒間だけ40kt近くに増速できる(速力+20%)。クールダウンは1分と短い。
できるだけ特別UGの「エンジンブースト改良1」が欲しい。 - ソナーor対空防御砲火
Tier10としては標準的な5kmソナーか普通の対空防御砲火を択一で持つことができる。
- 高速応急工作班
- 総評
いままでのどの艦艇とも異なった性能をした艦である。急襲してダメージを与え、エンジンブーストと良好な隠蔽を生かして離脱、修理班で受けたダメージを回復、というのが基本的な戦い方になる。
その理由として、艦首艦尾はベルト無しの25mmであり、また船体の大きさに見合わない体力の少なさから、敵に対して縦で耐えることにはまったく向いていない。またソビエト特有の12kmレーダーも搭載しておらず、駆逐艦等を自前で炙り出すこともできない。しかしその代償として、巡洋艦最強の貫通力を持つ主砲と良好な隠蔽、特色ある消耗品を手に入れているということが挙げられる。
だが所詮は38cm砲、マッチする大巡や戦艦の艦首艦尾を強制貫通する力はなく、闇雲に打っているだけでは有効打を出すことはできない。
良好な隠蔽と消耗品を活かし、いかに執拗に相手の腹を狙える位置につき続けられるかが戦果の良し悪しに直結するだろう。研究局艦によく見られる特徴だが、この船も例外でなく「一芸に秀でている」といえるだろう。
史実
69型重巡洋艦(クロンシュタット級)の改設計案(69i型)が具現化されたもの*3で、主砲を305mm/54 B-50砲からドイツのクルップ社から取り寄せた380mm SK/C 34砲に変更したのが最大の特徴。他にも前楼の8m測距儀を10.5m測距儀に変更したり、航空機用クレーンの位置をドイツ戦艦に倣った配置にするなどの改設計がなされた。しかしドイツ側が故意に機材の輸出を遅らせたため、結局入手出来ないまま独ソ戦を迎えた。本級用に製造された380mm砲は要塞砲に転用された。
WoWSでは1960年代に改装を受けているという設定のようで、現在確認できるだけでも以下のような改装が施されている。
- 152mm/57 B-38砲と100mm/56 B-54砲を100mm/70 SM-52砲(84型防空巡洋艦に搭載が予定されていたもの)8基に換装。
- 37mm 46-Kを57mm AK-725(クレスタ型やモスクワ級に採用)に換装。それに伴いMR-103レーダーを装備。
- 前後部マストに対空捜索用のMR-310U(擬似3次元レーダー)を装備。
- 艦中央部の航空機関連設備を撤去し艦載艇置き場に。
この時期になってくると大型艦スキーのヨシフおじさんは当然死没、海軍もセルゲイ・ゴルシコフの手により大幅な近代化がなされている最中なので、このような戦前設計の大型艦が1960年代に生き残っている事自体が不可能に近い。
そもそもドイツから無事に380 mm砲を獲得した上で就役にまでこぎつけている時点で奇跡
艦名はクロンシュタット級の2番艦に予定されていたもの。史実でのセヴァストーポリはニコラエフ造船所にて起工され1939年5月8日に進水、1941年6月の時点で11.6%が完成していたが作業は中止。同年にドイツ軍の侵攻を受け船体や資材はドイツ本国に持ち去られてしまった。1948年に解体完了。
小ネタ
めっちゃ強い重巡洋艦作るぞー!
↓
イタリア「こんな感じでどすか?」→ゲーム内のNapoli
↓
254mm砲搭載案
↓
スターリン「もっと強くして❤」
↓
305mm砲搭載案→ゲーム内のKronshtadt。
↓
ドイツから380mm砲取り寄せて載せよう!(急な仕様変更)→ゲーム内のSevastopol(本艦)
↓
ドイツが攻めてきたし中止だ中止!
↓
戦争終わったし……どうする?
↓ ↓
↓ 空母に改装しようぜ!→ゲーム内のPobeda
↓
普通に解体しよう→史実
ゲームにおける船体のサイズはStalingradより小さいが、排水量ではこちらが上回る(300t重い)。
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