バンパイヤ VAMPIRE ! ブログ

本ではなくてＪ☆Ｌ機内誌の記事で面白いエッセイを書いていた。この人の文章は「唯脳論」以来のファンであったが、例のモンスターセラー「バカの壁」を読んだときに「ううん、ちょっと面白くないんでないの、養老センセにしては、、、」と思って以来、とんとご無沙汰であったが、久々にヒット。

エッセイの趣旨は乱暴に言うと：
＝音楽の世界は「オタク」になりやすく、凝り性の筆者はできるだけはまらないよう気をつけている。他で手一杯だから。
＝自分は典型的理系の人間だから、当然音楽がもうひとつ苦手なのかと言うとそんなことはない。そればかりか実は理系の脳と音楽系の脳は重なり合う部分が多い。数学の才能と音楽系の才能は「脳から見れば」同じジャンルに属する。
＝音楽には「フォーム」があり、その「美しさ」は耳から入ってきて聞く人の感情に訴える。脳にとっては「耳から入る情報」を処理するのと（数学を極致とする）論理性とは同じものである。
＝なぜならば、例として３分の曲は鑑賞するのに３分と言う時間がどうしても必要だ。「時間を追って」情報を処理することは、時間の中である一定の「順を追って」つめていく論理性と同質なのである。
＝これは「目から入る」情報との違いを考えると理解しやすい。例えば大きな絵画をぱっと見たときに、順に端から端へ見ているのではなく、一瞬にある印象を得ている。視覚は同時並行情報処理で音楽や数学のような「時間性」を持っていない。

このエッセイを読んだときにバンパＢイトヲ教授の顔がパッと浮かんだ。彼は以前「バンパイアの曲って『理数系』的ですよねえ」と喝破したことがある。もちろん上記養老センセの論旨以外にコード進行やベース・ギターの運指が「シンメトリー」を偏執的に求めている、という別の理由もあるのだが、、、というわけで「理系」は結構音楽（特に作曲？）に向いている、という話でした。こじつけっぽくてゴメン（苦笑）

○ナソニックのＨＤ＋ＤＶＤレコーダー！年末の書き入れ時に故障しやがって１月にＨＤ交換（無償だったけど）したばかりなのに、またもやＨＤエラー。出来るだけ直ぐＤＶＤ－ＲＡＭに落とすようにしていたから被害少なめだったものの「あしたのジョー」の一番エエとこ４回分（力石の減量、対戦直前）データＬＯＳＴしたらどないしてくれるんや！ジョオおおおお！！！この番組だけは再放送ないんよね、ケーブルＴＶのCatoonチャンネル。

早速サービスマンを呼び出して代替機を持ってこさせ、修理に持って帰ってもらいました。ＨＤのハードウェア的構造が何となく解る（おそらくトラックデータ領域がハード的に傷ついたと思われる）だけに心中「多分あかんやろうなあ」と思いつつ「絶対データだけは救ってください」と言った所、さすが向こうもプロ「東京センターでダメなら、大阪工場まで送ってベストを尽くしますが・・・」と「・・・」に言外の含みを持たせよった。とほほ。

幸い昨日書いた「ジュールス倶楽部」などは、年末に問題のＰ社マシンがツブれたときに嫁さんを説得して無理やり買ったＴ社製年末安売り品で別途撮ったので大丈夫でした。ああ嫁さんごまかして２台目買っといてよかった。

今年に入ってから、江東区で配信しているベイエリアなんたらというケーブルＴＶに加入したのであるが、音楽番組に「ミュージック・エア・ネットワーク」という、ほぼ洋楽だけのＣｈがあって、なかなかイケてるんすわ。特にＢＢＣの"Later"＝ジュールス倶楽部という元スクイーズのピアノ弾きジュールス・ホランドがホストを務める番組が素晴らしい。撮りだめしているところですわ。コステロ、ニック・ロウ、イアン・デュリーあたりの人脈は言うに及ばずデビュー間もない有名どころ（例：ブラー、プライマルＳ）まで出演しており、クチパク皆無のスタジオライブですから、マニアには堪りません。「一世代だけダビングが出来る」ＣＰＲＭ技術たらいうコピープロテクトさえなければなあ。

ところで今日一番うけたのはＨＥＡＲＴ（アン＋ナンシー・ウィルソン姉妹）の再結成コンサート。地元シアトルで、ということで大盛り上がりだったようですが、当方ほとんど興味がなく視聴する気もなかったんですがタマタマ最後のほうだけ見ていて「ああアンは無茶苦茶太ったなあ、これでは女相撲に出れるでえ」とか思っていたところ、いきなりＺＥＰの「ブラック・ドッグ」を演奏。リードＧ、Ｄｓ．Ｂは男性サポートメンバーやったんですが、これがほぼ完全コピー！！ＧソロなんかＪ・ペイジのライブよりレコードに忠実やったかも（爆笑）。そらアンもオリジナルＫｅｙで歌えるわなあ、女性なら。ちなみにワタシもＺＥＰは多分いまでもオリジナルＫｅｙでＯＫ（苦笑）。

とかいうてる間にコンサートは終わりまして、をいをい！ラスト曲が完コピＺＥＰかい！とツッコミまでいれてしまいましたとさ。いや、エエ演奏やったけど（笑）。妹のほうは太ってなかったし。



上は若かりし「美人姉妹」の参考画像。別に全くファンではなかったので、姉と妹、名前取り違えてるかも。ファンの方、間違ってたらごめんなさい。

下のような暗澹たる気分でいるところへ、タイへ行っている（もう帰ってきているんかなあ？）Ｈ君のブログにも今の世界を覆っている嫌なムードに関係のある書き込みがあったので、気を取り直すためにも、、、と思い本棚から下の「自伝」を探しだす。明日からゆっくりペースで読み直してみよう。ウンコな世界を変えるためのヒントがあるような気がして、、、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/430926719X/qid=1143469519/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-4860581-0873862



ＰＳ：僕が持っているのは白夜書房９１年初版で赤い表紙だが、Ｐ・オチオグロッソ氏との共著扱いになっているのが同じであるので、上の本は同一内容の翻訳しなおし、かと思われます

、、、という新書がベストセラーになっているそうである。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101416/qid=1143468127/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-4860581-0873862

先日本屋で平積みになっていたので、パラパラと眺めてみたところ「至極ごもっとも」と言う印象であった。あまりに真っ当すぎて買う気にはならなかったが、下品な国になったなあ、というのは多くの人が感じているところであり、それで売れているのだろう。

今日「日本って下品だなあ」と思ったのは、ＴＶのインタビューで「次の首相は誰がいいと思いますか？」と聞かれて「安倍さん！顔がいいから、かっこいい」と答えていた若い女の子。大学生くらいの年恰好だったから、選挙権あるだろうに、とほほ。世論調査ではダントツの人気らしいから、おおかたはそんな目で「首相」を見ているのだ、と思う。でないと、先の衆議院選挙の結果が説明できない、よなあ？

そこへもってきて松下政経塾出身のスカタンが自滅しよるから、どうしたらエエのん、、、と言う感じ。で、以前ネットで入手した下の写真が今日の気分。ペシミズムもいかんけどなあ。ＷＢＣ優勝だけが明るいキザシと言うのでは悲しすぎる。