万年思春期

本日はご非難、ご指摘覚悟でひとつ。
こちらにきて、「内向するアメリカ」といわれる所以、日々そこかしこで感じております。

それはイギリスもしくはヨーロッパ諸外国と比較して圧倒的に違いを感じるところ。
詳細は避けますが、とにかくworld=USなんですね。

シカゴの目抜き通りであるmagnificent mile を
"one of the greatest avenue of the world"と言いきってしまう。
ちょっとした国内有名モノを"world's best"と銘打ってしまう。。etc
一応それなりにいろいろな国を見てきている身としては耳を疑ってしまう。

でもアメリカ人が日々こうやって、US＝worldをinputされて生きているのだ、と
身をもって感じられたのは大きい。
それに確かに国土が圧倒的に広いのは事実であって、
他の国にでていく必要性が低いというのも大きいだろうし。

なので、そうしたglobal視点でみたらハテナな事象に遭遇しても、
人を責める、という気持ちが減ったのはこちらに来た収穫かもしれない。
こういう環境で生きてきて、そして生きていくのであれば、
そういう感覚になってしまうのは仕方がないことなのかな、と。

例えば、海外でのアメリカ人ツーリストに、
何処から来たのか、と質問すると、州を答える、という現象。
これまでは、おいおいココじゃ通じませんよ、また米国第一主義かよ、と、
どうしてもその「人」に対して悪意を持ってしまいがちだったのですが、
ああこういう環境に育ったら、US以外の世界って感じられないんだなぁと、
事実として受け止められるようになった。これは大きな収穫かと。

今回の3ヶ月の滞在、数ある候補先から敢えてアメリカを選んだのは、
夫が私の米苦手意識、というか、米への偏見を正したい、というのが
大きな理由の一つだったわけですが、
ある意味では成功したといえるのかもしれませぬ。