ごきげんようでござる!
日曜日の朝7時より放映中の某恐竜アニメのタイトルを見れば、トランスフォーマーファンなら誰しも思い出すのが、デストロン軍団恐竜合体兵士ダイノキング(D-328、ダイノキング、4980円)でござる。
そこで、今宵は恐竜戦隊のリーダーである恐竜戦隊長 ゴウリュウ(D-322、ゴウリュウ、850円)の紹介でござる!
恐竜戦隊はサイボーグ恐竜(メカ恐竜とも呼ばれる)の中に入って行動するトランスフォーマーで、本体はモンスターに変形する小型トランスフォーマーで「トランスアウト」の掛け声と共に分離し、サイボーグ恐竜と別行動を行なったり、遠隔操作(?)による連携活動も可能で、1人で2体分の働きをする兵士でござる。
・・・コレって何かに似ている? そう!海外版プリテンダーの設定でござる。
恐竜戦隊はプリテンダーのカテゴリー商品で、海外と違い日本ではヒットしなかったプリテンダーを日本人向きに仕様を変更した商品でござる。 海外ではサイボーグ恐竜ではなくモンスター型アウターシエルで、本体もカラーリングが異なる別商品でござる。
本体のゴウリュウは甲殻類系モンスター(?)に変形するでござるが、TVアニメ「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」本編に置いてはモンスターモードで登場する事が無かったでござる。 (サイボーグ恐竜に収納時はモンスターモード?)
このモンスターモードと言うのも日本人に受ける要素では無かったので、意図的にTVアニメでは使われなかったとか? そこで、日本人には馴染み深いサイボーグ恐竜の出番となったでござるが、ゴウリュウのパートナーであるサイボーグティラノザウルスのデザインはタカラの名作玩具マシンザウラーを思わせる小憎らしいデザインでござる。
しかも、余剰パーツとなる武器パーツや合体用パーツを背中に取り付けられる配慮は嬉しいでござるな。
ロボットモードも小型商品の為、変形も簡略で可動部も少ないでござる。
しかも、モンスターモードとシルエットが変わらないのが、日本での評判が悪い原因の一つでござるな。
手持ち武器としてティラノガンを装備するでござるが、TVアニメ本編で使用した棍棒状の武器は付属しないでござる。 残念!
恐竜戦隊の魅力は、ダイノキングへの6体合体でござる。
リーダーである恐竜戦隊長ゴウリュウを中心に合体するハズでござるが、何と!
ゴウリュウは左足に合体するでござる! ・・・左足・・・ダイノキングの左足・・・ 普通は胴体か頭部に成る合体兵士がリーダーのはず・・・ しかるに左足・・・
やはり、最強の肉食恐竜であるティラノザウルスがリーダーを務めないといけない習慣が優先されたでござるかな?
本来の頭部となるカクリュウ(D-324、カクリュウ、850円)はトリケラトプスな訳で・・・
頼りないリーダーを持ち上げる為に、支えていたゴウリュウが、その性格から指揮権を剥奪したと考える方が良いでござるかな(?)。 でも、表面的には強情で、わがままで、暴れ者でござるが、本当は部下思いの良き若親分であるという設定に注目したいでござる。
海外版のデストロン合体兵士はチームワークが悪く本来の力を発揮できないという設定が多いでござるが、日本版設定ではチームワークの良い合体兵士(戦士)が多いのが特徴でござる。 無論、恐竜戦隊もチームワークの良い合体兵士でござる。
コレも日米の合体文化の違いでござるな(笑)。
因みに今回の商品もシールは貼っていない状態でござるが、何分に古い商品でござるから、サイボーグティラノザウルスの金色の塗装は変色し、エンビ製のボディからはカソ剤が染み出しベタベタの常態でござる・・・
出来る事ならマスターピースでリニューアルしてほしいキャラクターでござるな。













