不謹慎なんだけど
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お向かいに住んでいる
ターザンパパとママ
突然前触れもなく
ターザンママが倒れてしまい
病院に搬送されて
意識不明のまま
3日目の夜
目を覚まして－
目を覚まして－
と
念じながら
ターザンママの手を
ターザン､ターザンパパと
わたしで交互に
そろそろと撫でる
全身タトゥーに覆われた
カミナリ親父の
ターザンパパも
深刻な顔
ターザンママの
意識が戻ったときに
心細くならないように
誰かがそばに居てあげないと､
と家族みんなで交代で
ずっと付き添い
もしかしたら
もしかしたら
5分後に目を覚ますかも
しかしながら
帰った途端に
目を開けてくれるかも
という思いから
もう少し残ろう
あとちょっとしたら帰ろうか､
と皆帰るタイミングを逃すばかり
～からの
結局徹夜続き
そして
もし私たちが帰ってたり
病室を離れていたりしたときに
ターザンママの意識が戻ったら
どうしようか
と話していて
せめて折衷案として
私たちの似顔絵を書いておこう
と言うことになり
皆の気分も沈んでいたから
どうせなら
見た途端にターザンママが
クスッと笑顔になるような
似顔絵にしようということになり
書いた似顔絵がこちら
ターザンママ最愛の息子ターザン
作者ワタシそれに対抗して
ターザンが描いたのがこちら
ターザンママが可愛がっている
ターザンママの妹でも
おかしくない年齢の
義理の娘のワタシ
不謹慎にもさらに
不埒な絵を描き足していき
やめんかい❗
というところで帰路に
翌朝病室に戻ったら
消されていました
