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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【クラバート】、史上最高のファンタジー小説。

2010-02-03 21:17:04 | 読書
 今まで読んだ本の中で一番面白かった本は何ですか?と聞かれたら、迷わず「クラバート!」って答えるぐらいオトフリート・プロイスラーの『クラバート』が好きです。
 といってもほとんどの人はオトフリート・プロイスラーの名も『クラバート』も知らないだろうなぁ。

 オトフリート・プロイスラーっていうのはドイツの児童文学作家で、自分が姪っ子のなるみに読ませようとした『大どろぼうホッツェンプロッツ』の作者なんだけど、このプロイスラーの最高傑作が『クラバート』なんです。

 ファンタジー小説が好きで、『クラバート』を読んだことがないって人は、明日にでも本屋に行って『クラバート』を買った方がいいよ。
 そして、そのダークな世界観と圧倒的な面白さを堪能して下さい。

 さて、今までで一番面白いという以上は、何度となく読み返しているのだけれど、先日、実は自分は大して『クラバート』のことがよくわかってなかった、ということを知りました。
 というのも、とある『クラバート』の研究サイトの存在を知ったからで、、、こちら。(注!!『クラバート』をすでに読んだ方のみクリックしてください。)

 よくまぁそこまで深読み出来るもんだなぁと感心するぐらい作品の裏の裏まで徹底的に読み込まれていました。
 っていうか、『クラバート』がここまで深く読み込める作品だったのか、と驚きと感動すら覚えました。

 あ、でも今回、『クラバート』のことをネットで調べていて、一番驚いたのは、作者のプロイスラーが実はまだ存命だってことでしょうか。
 ミヒャエル・エンデよりもずっと以前にその存在を知っていたから、(エンデが亡くなった以上)とっくに亡くなったものと思っていたよ。

 なんてことを書くと、本当にファンなのかよ!って叱られそうですが。笑。