クリスマスをはさんだ最後の4泊はCancunから船に乗ること30分ほどの島、
イスラムへーレスにて。
バックパッカーの聖地と呼ばれるだけあって、
昨今はかなり洗練されてしまったという声もあるものの、
アメリカ色の強いCancunと比べると断然現地の香りがして、やっとメキシコに来た感アリ。
宿はその島から更に橋を渡った先にある小さなプライベートアイランドに建つホテル。
ホテルのある島が見えてきたそのときの感動はかなりのもの。
ありえない澄みようの海水。
降り注ぐ太陽が一面の海を輝かせる。
そしてその中をまっすぐに伸びる木製の橋。
車が通るたびにカタカタいう橋の音はなんともいえない情緒。
フロントのお兄さんも陽気でのんびりしていて。
時間のながれがずっとずっとゆっくりながれている。
建物の老朽化は否めないし、内装もごくごくシンプル。
Cancunの一流ホテルの洗練さはないけれど、
なんともいえない心地よさが全体を包んでいる。
そして何より。
本当にここの海は綺麗で。
ビーチではひたすらパラソルの下でのんびり読書が目的の私ですら、
この美しさには思わず入りたいと思わされる。
手の届く範囲にキレイな魚たちの群れ。
腰がつかる程度の浅瀬でも充分。
水中眼鏡で素もぐりで。これでばっちりお魚さんとお友達になれる。
夕昏どきのカクテルは格別で、
夜は月明かりに照らされたハンモックに揺られて波の音を聞く。
ココに来るためだけに、もう一度Cancunに足を運んでもいい、
そんな気分にまでさせられる、イスラムへーレスはそんな島です。