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万年思春期

in London

インディアンウェディング⑥ 花嫁の哀

2008-02-24 | 
さて、小舟は島の船着場に到着。
島からせり出している宮殿の像の置物。
どうやら人の置物ものっているみたい、と思ったら、本物の人でした。
船を下りると楽団の音色に包まれて、赤絨毯をあがってゆく。
昨夜と違って厳かな雰囲気で、さすが本番という空気が漂ってここちよい緊張感。

門には親族が並んでお出迎え。
花嫁父の航空大臣ともご対面。
今夜は派手目系の交友関係だけでなく、固め系、つまり政治がらみビジネスがらみのお客様がぐっと増えた印象。
年齢層もぐっと高いかんじです。
     

夫を含め男性陣は早速ターバンを巻かれる。
ぐるんぐるん巻かれます。
結構な強さで巻かれるようで、締め付けられて結構頭が痛いとのこと。
                

今宵の宮殿も生花でふんだんに飾られて。
本来土が見えるであろうところはすべて花びらで覆われ、
そしてあちこちに垂れ下がるジャスミの香に心地よく酔う。
この結婚式だけで、どれだけの花が使われたのだろう。
きっと今頃アムステルダムの市場には花は無いね、とか友人と冗談を言ったり。
それほどの、豪華な使い方。

そんなこんなで歓談していると、花嫁登場。
                
  
昨日までに増して圧倒的な美しさ。息を呑んでしまうほど。
         

しかしなんだか花嫁の顔が暗い。苦痛そうですらある。
えっ、と戸惑う我ら外国人軍団。
おめでたい席なので、皆言い出せずにいたのだけれど、後から話あった結果、
どうやらこの国では、結婚は、女性にとって実家からの別れとう要素が強く、
だから儀式のときには、辛そうな顔をするのが常らしい。
本当はちゃんと嬉しがってるからだいじょうぶよ、ということで一同一安心。

そうしてガネーシャの前で第一の儀式が。
布を挟んで新郎新婦が向き合った状態で儀式が始まり、
その後、その布が取り払われ、二人は対面する。。
          

残念ながらインド人友人とはぐれて、意味は良く分からず。。
おそらく昔はこの場で新郎新婦は初対面したかしらん、と想像します。

たしかに、結婚式当日に会ったひと相手だったりすると余計に
家族と離れる辛い気持にフォーカスしちゃうのかも。
(しかし今でもこのケースは大いにあるらしい。以前のコースでのクラスメイトがそう。
ちなみに彼女はまだ新婚さん。つい最近のこと、なのである。)


コメント (3)
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了)

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やっと (rita)
2008-05-15 21:45:51
本番ですね(笑)やっと書き上げましたな
でもこの綺麗な花嫁さまを見て心にくるものがありました
このウェディングの終始を書いた甲斐がありますよ
本当に綺麗で素敵です
謹んでお祝い申し上げます。
たびたび (rita)
2008-05-15 21:52:09
UPどうもありがとう!おつかれさまでした。
ご清聴ありがとうございますm(__)m (tomocotn)
2008-05-17 16:19:10
えらく長くなってしまい恐縮です
長々お付き合いありがとうございました
本人に見せたいくらいです、読めないけど(笑)

(実はまだ続きが、、まぁ気が向いたら地味に(^^;)

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