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葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

「真田丸」女性陣の背景。

2016-02-05 21:14:20 | 「真田丸」

インターネットでの「真田丸」の評判は視聴率の好調を裏付けるように概ね好評ですが、女性陣にはかなり辛口のようです。

これはNHKの「真田丸」サイトの登場人物一覧ですが、女性陣で好評なのは祖母・とり(草笛光子)くらいで、母・薫(高畑淳子)、姉・松(木村佳乃)、そしてきり(長澤まさみ)、梅(黒木華)にはきびしい。松が出てくるとテレビを消すというものまで出ていました。

共通しているのは軽々しいというのです。演技上の問題というより武士の家の女性像として「軽々しい」という意味にもとれます。はじまったばかりですので「軽々しく」評価はできませんが、当時の武士の家の女性の地位について知る機会だと思い、前回の後の部分を書き写しておきます。

【  家が確立してゆくなかで、その家に固有の苗字(みょうじ)が生まれてゆく。もともと人びとは苗字をもたず、源・平・藤原といった氏の一員だったが、武士の場合などは自分が住んでいる荘園や郷村(ごうそん)の名前を氏のかわりに用いるようになり、苗字が普及していった。たとえば足利尊氏は昔ながらの言い方をすれば源尊氏であり、足利荘を本貫(ほんがん=本籍地)としていたので足利氏を名乗ったのである。庶民の苗字の由来はわからないが、地域の小さな地名によるものが多いのではないかと思われる。

   人びとの生活の展開のなかで家が確立していくが、女性の地位というものもこれによって大きな影響を受けることになる。それまで固有の財産をもっていた女性が、家の確立とともに財産権を失い、家の財産は男子から男子へと継承されていくことになるのである。】

このあと、女性の財産についての具体例が書かれますが長くなりますので次にします。


6 コメント(10/1 コメント投稿終了)

コメント日が  古い順  |   新しい順
集中して観ていない (chidori)
2016-02-06 08:51:43
色んな方がブログで取り上げているので<朝ドラもです)集中して観れない私には、それに助けられて見ている次第。だからこうして分析されると、大いに影響を受けますね。良くも悪くも。そうか、女性が軽い?なんとなくそんな気もしないでもない・・・。なんて。あくまでそれにはカエルさんの主観が付け加えられるので それも左右されますが・・この先の展開を楽しみにしましょう。
おはようございます (mappee)
2016-02-06 10:33:36
いろんな方がおられるのですね
そんな事、思いもせずに観ています
人其々と言いますが・・・ホントそうなんですね
同じ見るなら、楽しんでみましょう
まさしく 同感 (屋根裏人のワイコマです)
2016-02-06 11:41:37
真田丸の歴史的な背景と史実との流れ
を確認しながら・・次はこうなるだろう
その次はこうなるべき・・とか面白く
見ていますが・・・たぶんその中の
女性、祖母母嫁娘のそれぞれの立ち位置
そしてその態度・・男と女の接近する距離が近すぎて、三谷幸喜の軽快
感が少し気になります。男と女の関係
今の時代と 当時の事と・・表現は非情に
難しいと思いますが・・男女二人だけの
時の距離感と 周りに人がいるときの
距離感は違って当然・・まだ若いのかな~
ながら見でなく。 (kaeru)
2016-02-06 20:32:16
昔テレビをよく見ていた頃は何かをしながら見る、ということもあったのですが、この頃は観るためにテレビに向かっているので集中してます。
録画機能が壊れたままなので見逃してなるものかの気迫で観ます。kaeru夫人もその間は遠慮しています。ただ見終わって忘れますけど、その間は緊張して良い気分です。
評論家ではないが…。 (kaeru)
2016-02-06 20:39:05
基本は楽しみに観るわけで、何かひとこと言うために観ているわけではないのです。
とはいえ色々な意見も頭にあると、それなりに参考になり見方を豊かにしてくれます、無駄ではないでしょう。
軽い? (kaeru)
2016-02-06 20:48:13
前回の「挑戦」を二度見をして、なるほど軽い!という気になりました、軽すぎるとは思いませんが。
男女七歳にして席を同じゅうにせず、という時代にはなっていない時代でしょう。男尊女卑が固定化するのは、かなり時代が先になってのことと思います。
男女の自然な愛情表現に視点をあてて観るのも面白いですね。

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