私からの往信、知人からの返信の順で加工後、貼り付けています。
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Subject: ご相談
○○様
二伸です。お手間でなければお読み下さい。減薬、薬害の専門医が見つかっていないので手探りで対応しなければなりません。
信じられない症状に戸惑い、絶望した年末、年始に比べて、ある意味症状に慣れ、これ以上の無為な休職を避けて社会復帰を目指したい者の建設的な取り組みとしてお読み下さい。ヒプノセラピーとの相談のための備忘録としても書いています。
私に現れている顕著な症状は、現在下記です。
・睡眠障害(疲れを感じないという神経系の異常と連動。昼寝はできず。毎日夢を認識するので、REM睡眠と思われる。当初の完全不眠から、11月以降は意識を失っている時間帯が数時間はある。早朝覚醒はある。そういった状況で不眠、睡眠不足の状態を1年継続しているが、生きている)
・耳鳴り(24時間確認できる。静かなところでは集中や睡眠の妨げになる。低音で音階が変化する。起き抜けには強く、交感神経系との関わりが大きい)
・全身筋肉系の減少(頭部から足の先まで筋肉マスが失われた。足裏、甲や手の指先など通常の痩せでは考えられない部分まで痩せる。筋力低下もそれにともなって生じている。強く痩せを感じる部分が時期によって異なる。現在は歯肉や口内と胸から脇に掛けて。体幹維持ができないほどにはまだ筋力が冒されていないが、ふらつきを若干感じるときがあり、あと数段階進めば支障が出るだろうと思われる。)
・皮膚、毛髪、爪、歯(顎の骨も)の劣化(栄養摂取にもかかわらず、不良)
・腸、皮膚、毛髪の不調は、昨年の休職時にほぼ一変し、それからは悪いままである。週1-2度の下痢は確実、便質が悪い。
・思考・感情(正常もしくはそれに近いと判断する。知人との面会は週2-3回程度で支障なく行っている)
・体重は従来比1-2キロ減ですが、筋量減少、脂肪増加で推移していると考えられます(人間ドック結果)
・パニック発作は昨年7/18の1回のみ。おそらく絶不眠とベンゾを急に抜いたせいだと思います。以降は、予期不安も含め一切なし。
相談事項ですが、○○さん(知人)が仰る悪性症候群に当てはまる症状は私にはないと思います。悪性症候群の定義をWikiのそれとすれば。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E6%80%A7%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
劇症的に現れているものではなく、早ければ週、月単位、ほぼ季節(数ヶ月単位)で第三者からも認識されるスピードでの進行です。
相談事項ですが、Cross taperingを今さら行うかどうかです。
私の歯肉や思考の不調等は、おそらく2012年頃から感じられていたように思います。
このときの服薬量は変化させておりません。2014年5月ころも同様の服薬量(デパス0.25 2-3錠/日)でそれが効かなくなってきました。したがって、減薬に伴う離脱症状ではなく、常用量離脱と考えています。
悪性症候群の症状ではなく、確実に進行する体表、筋肉の異常(減少)と疲れを感じない神経系の異常感が主訴です。これらは昨年5月に劇的に悪化し、それ以降、そのまま、あるいは徐々に進行しているところがあり、減薬とは無関係な気がしています。本年1-3月にデパスを再服用(0.25 mg 2錠/日)している際に、進行が遅らせたかというとそういうことはありません。進行は厳然と進んでいるようで、強く神経損傷を疑っています。
典型的な離脱症状、振戦、痛み、アカシジア、触覚、音への過敏等のビビッドな症状は自分にはない。耳鳴り、不眠、筋痙攣という共通症状はありますが、重篤なのは筋減少、歯肉縮退、皮膚等の体表異常であり、それらは服薬量の増減等に影響されず、徐々に月もしくはそれ以上の時間単位で「緩慢」に進行しているものと思われます。
そのような中で、あえてデパスを過去の服用量まで増やして、症状の軽快を観察する必要性があるか、そこからジアゼパム等に置き換えて減薬してゆく過程を踏むべきか相当に悩んでいます。一旦減らしたものを増やすという抵抗感、減薬しか道はないという世間常識のせいでもあります。
・既成事実として、デパスは現在0.25mgを1錠あるいはなし(週3-4錠程度)で維持しています。それによりビビッドな離脱症状が出ることはありません。
・デパスを連続服用している状態から抜くと、ほとんどの場合不眠が現れます。
・新たな離脱を招きたくないという思いがありますが、現在の筋減少等が減薬に伴うものかどうかという判断は自分の中ではつきません。このことで再服薬、増量をして、症状軽快をみてから、徐々に減薬を行うという方針の方が寿命延長にとってはよいのかということを悩んでいます。
・巷でいう離脱症状と自身の症状は共通点もあるが、何か本質的なところで違っており、それが神経変性により引き起こされているのではないかという疑念が絶えません。ノイローゼではなく、勘のよかった理系としての自身の推測です。
また、続けて後で書きます。ASK DOCTORSの猫山さんに聞いてもいいですが、症例をお持ちではないかも知れません。私は症状を同じくする人3-4名とコンタクトを取れましたので、この病態の事実については確信を抱いています。
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以下、返信
症状理解しました。
○○さん(私)の現在の症状はWikiにあるような悪性症候群ではないと感じます。
年越し前の状況において、私もそのような可能性を考えましたが、その後の推移や検査結果、そして以下の説明をみる限り悪性症候群には該当しないと思います。
これはもう直感的に申し上げますが、すでに良くも悪くも急性的な症状から遠ざかっているのであれば、いまさらCross taperingをしても、しなくても大きな変化はない
のではないかと思います。もしCross taperingをするならば、それこそ1年ぐらい前が良かったのではないでしょうか。確か○○さん(私)自身も以前電話で話したときに、そうおっしゃってましたよね。私も口には出しませんでしたが、そうかもな、と思いました。想像でしかありませんが、もしCross taperingをしていれば途中のパニック発作や睡眠障害の‘過度の悪化’を抑えつつ、結局今のような状況に‘Landing’したのではないでしょうか。
すなわち‘Landing’するまでの苦痛を減らすための技としてCross taperingは使えそうな気がしますが、おっしゃるような筋肉の異常減少、皮膚・体表部の劣化・代謝異常については、Cross taperingが改善策となるかどうかは不明だと思います(その根拠があまり見いだせません)。すでに効果があると分かっていればいいのですが、多分そういう例はないですよね。以前と違うことをいっているかもしれませんが、現時点における率直な感想はこんなところです。
今回、例のヒプノセラピーを挙げたのは、非投薬的なコントロールで少しでも効果が期待でき、また仮に効果がなかったとしても失われるものや副作用がない治療法・治療方針という観点からです。食事療法についても同様です。
変性した神経やその支配領域(一部の筋肉、器官)がダメになっても、変性していない神経や非支配領域も存在すると思います。そこの部分を賦活化し、全体のバランスが少しでも回復されるような治療法(リハビリ法)があれば、それが良いのではないかと思います(全く抽象的な表現で申し分けありませんが)。
患者の実態を知らず、専門外の人間が色々と勝手なことを申し上げ、かえって迷惑やご気分を害していないことを切に願っております。
ヒプノセラピーに関しては、先生のコメントや治療方針から、かなり実直な方であるとは思うので、直接質問をぶつけてみるとよいのではないかと思います。