劇場の近く…噴水の辺りで、リンクとパイモンは休んでいた
隣の席のヌヴィレットという人物が裁判長だったようで、勝手に捜査を始めようとした二人は劇場からやんわりと放り出されたのである…
「はぁ〜……やっぱり事件になったな……」
『死者1、行方不明1。』
「なんで冷静に数えるんだよ!」
劇場はマショレーセなんとか…もとい警察部隊に封鎖され、物々しい雰囲気だ。
その周囲を、シャルロットを含むマスコミやガヤが取り囲んでいる…
そんな中、リンク達に金髪に黒い帽子を被ったサングラスの女性が歩み寄って来た。
背後には、SPといった感じの男達を控えさせている。
?「あんたたちが例の旅人ね。さっきの事件を最前列で観ていたでしょう?」
『しかも隣が裁判長だった。』
彼女は微笑んで懐から真鍮製のペンと小さな手帳を取り出す。
?「それは災難だったわね。でも……事件の現場に間近に見た人って、裁判ではとても重要なのよ。」
「……まさか、オイラたちに聞き込みする気か?」
na「ええ。私は「棘薔薇の会」の会長、ナヴィアよ。」
ハッとするパイモン。
「…棘薔薇の会…ってフォンテーヌ最大級のマフィアじゃ…」
na「巷ではそう認識されてるかもしれないけど、私はそんなに物騒なことはしてないわよ…!?」
na「ひとまず、ここじゃ話しづらいからついてきてちょうだい。」
ついて行くと、ナヴィアはサングラスを外して警察に挨拶をし、そのまま封鎖中の劇場に入っていく。
na「早く来なさい。」
「お、おう…?」
なんと脅威の顔パスで3人は劇場に戻り、ナヴィアは控室の一室を占領した。
na「それじゃあ、会議を始めましょう!」
「……展開が早いな…。まず、何か証拠っぽい物は無いのか…?」
na「それを今から探しに行くのよ?でも、その前に「連続少女失踪事件」って聴いた事は?」
『知らない。』
na「フォンテーヌにおいて、20年も前から年々1人は少女が忽然と行方不明になってるの。今回の一件も、この一連の事件に関係が有るんじゃないか、って思ってね。」
「物騒な事件だな…!」
ナヴィアが部下に頼むと無限に出てくる出来たてマカロンを食べた後、証拠を集めるべく早速舞台まで戻って来た…
ナヴィアを見た瞬間、捜査していた人達が道を譲ってくれると言うことは、警察でも頭が上がらない程ヤバいマフィアなんだな…とパイモンは思った。
判明している操作結果と現場を照らし合わせていく…
「まず、ロープの一部が演出用の花火によって焼き切れた、だな?」
n「この部分だけ違う素材…燃えやすい素材になっているらしいわ。」
「じゃあ、やっぱり事故じゃなくて事件って事か!」
n「そうね。亡くなったスタッフのコーウェル氏は何故か箱に入っていた。本来の箱に入った観客のホールジーさんは行方不明…残る舞台の中心人物は……」
『リネだ。』
「だな!肝心のリネは…」
警察に話を聴き、リネが居るという部屋に通される。
「リネはここに居るんだな?」
n「今のうちに言っておくと、彼が被告人になる可能性が一番高いわ…!」
扉を開けて部屋に入ると、ガラス越しにリネとリネットが居た…。
r「…ああ、僕だ。」
n「…少し撤回すると、もうなっていたわね……」
「この部屋って…あれだよな?捕まってる人と面会する時に来る奴
…。」
r「僕たちのマジックが、こんな形で終わるとはね…」
rt「無念。」
リネ達によると、明日にはこの歌劇場で裁判が行われてしまうらしい。
n「私達で明日までに証拠を集める必要がありそうね。」
『任せろ。』
「お前が出ると余計ややこしくなる気がするぞ。」
r「僕達にはあんまり手伝えないけど、証拠があるとしたら…舞台の下の地下通路だと思う。」
…観客席と舞台の下には、色々な機材と共にレールが敷かれた空間があった。
「さっきのマジックは、レールで一回り小さい箱を動かしてたのか。意外とシンプルだな!」
『夢が壊れた。弁償。』
「無茶言うなよ…!」
早速手掛かりに成りそうな物を探した…
・何故か有るフック付きのロープ!
・何故か有る観客の服!
・何故か割れている花瓶!
『怪しさ万点だ…』
n「そもそも、この空間は舞台上からしか出入りができないわ。」
「つまり…?」
『密室殺人!?』
n「この部屋だけで完結してないから違うわね。でも、アシスタントのコーウェルを入れた箱に水槽を落として殺す、というのは計画されてたのかも。」
「さらにどさくさに紛れて誘拐…か。」
他の証拠が無いか探す三名。
『あった!』
「何だって!?」
・木箱!
・レールの継ぎ目!
・何故か探偵づらのパイモン!
・大きい通気口!
「って絶対関係ないだろ!!木箱くらいあるし…人が通れるくらいの通気口も…、通気口?」
n「この通気口なら、犯行に使われたかもしれないわ。でも誘拐は厳しいでしょうね…」
結局、そのまま何の証拠も見つからずに終わった…。
翌日…
歌劇場の一角に5人は集結した。
「リネリネ、ナヴィア…よし、揃ったな。」
n「私達は弁護人として参加させてもらうわ。」
r「僕達を信じてくれたんだ…本当に感謝するよ。」
rt「後は頼むよ。」
「任せろよ!」
書類を改めて確認しているナヴィア。
n「一応聞いておくけど…コーウェル、並びに君の持ち物からは「原始胎海の水」の入っていたとみられる空瓶が入っていたそうよ。」
r「そんなもの持ってない…!」
n「でしょうね。」
『ゲンシタイカイ?』
n「フォンテーヌ人を溶かすといわれている薬よ。」
「偽装にしても何処かで使われてるって考えると…怖いな…」
『あ、それって飲める?』
「試すな!」
そして、遂に法廷が開幕する…
エピクレシス歌劇場は、ティワット最大の歌劇場であると共に、裁判所でもあるのだ。
裁判長のヌヴィレット、被告人のリネ、重要参考人のリネット、無資格弁護人のナヴィア、リンク、パイモン…それから特別枠の水神フリーナ。
フリーナは傍聴人でも無く発言が許されているようだ…変な国…。
ちなみに、傍聴人に居るのはシャルロット含むマスコミ連中である。
『緊張…』
「オマエにもまだそんな感情あったんだな…」
『異議ありって叫んだ方が勝つ……異議ありって叫んだ方が勝つ……』
「…やっぱ駄目か…?」
…ヌヴィレットが裁判長らしくあの木槌みたいな奴を鳴らし、裁判が始まった。
nu「これより、マジックショーで起きた事件に関する審判を始める。」
n「何か食べたい物は?」
「ナヴィア!?…じゃあ、マカロンで…」
『大将!マカロン1!』
n「ヘイお待ち!」
「何これ…」
話が短いのは私の怠慢です。
フォンテーヌ編用投票箱
-
フリーナ(やる気高)
-
リネリネ
-
レッキーノ
-
ヌヴィレット
-
エミリエ
-
水仙十字
-
諧律のカンティクル
-
クロリンデ(やる気低)
-
シグウィン
-
リオセスリ
-
ナヴィア