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小覇王の徒然なるままにぶれぶれ!!!

映画、ドラマ、漫画!
「小覇王の徒然はてな別館」の旧ブログです。2008年から2009年にかけての徒然なることを。

映画ウォッチメン

2009年03月31日 | アメコミ

            WHO  WATCH  THE  WATCHMEN?

               Watchmenposterfinal

 「ウォッチメン」観賞。

 とりあえず、ザック・スナイダーは頑張ったと言いたい。勿論、不満を言えばきりがないし、そもそも例え3時間という劇場映画としては膨大な時間でも原作の全てを映像化するのは無理というもの(「仮面の下で」や「黒の船」の再現を除いても)。

 

 一部原作と明らかに違うところが2つ。

 1つは「ウォッチメン」の結成シーン。原作では「クライム・バスターズ」で「ウォッチメン」という名称はヒーローたちを皮肉って市民達が「誰が見張りを見張るのか?」とフレーズで出てくるだけだ。結成を促すのは映画ではオジマンディアスだが、原作ではキャプテン・メトロポリス。キャプテン・メトロポリスはここでコメディアンに計画表を燃やされて狼狽するシーンが強く残って印象的なシーンだが出番がカットされ(勿論オジーは狼狽したりしない)、ミニッツメンの中ではダラービルやシルエット以上に一番陰が薄くなっている。

 

 そしてもうひとつは、ラスト。海賊コミックのくだりが全てカットされているせいもあるが、大きく変更され、クトゥルフぽい要素がなくなっている。だがこれは成功だと思う。DR.マンハッタンが深く関わるほうが劇中の人類達にとってはリアリティがあるだろう。

 

 ところで予告編では不良たちがホリス・メイソンを襲撃するシーンがあったと思うのだが、劇中では無かった。100分追加とも噂されるソフト版で出てくるか?

 

 役者ははっきり言って有名どころは出ていないが、お陰でキャラクターに集中できる。特にロールシャッハとDR.マンハッタン良かった。コメディアンも愛憎するキャラをうまく出していた。ただ同じ役者を使っているのでしょうがないが「ミニッツメン」結成当時のコメディアンは10代には見えないね。

 

 さて、細かい感想自体は何回かに分けて書こうと思うが、とりあえず、ひとつ。日本版の予告編について。

 一部では日本版の方が評判が良い、という意見もあるようだがやはりあの予告編は間違っていると思う。この話ではDR.マンハッタンが最重要要素だし、爽快感という面ではナイトオウルⅡの操るアーチーも見せ場だ。この二つがばっさりカットされている日本語版の予告編は観客に間違った印象を与えると思う。

 

 個人的に無くなっていて残念だった台詞をひとつ。コメディアンの本質を表したDR.マンハッタンの一連の台詞だ。

 

ブレイクは興味深い男だ。

彼ほどに徹底して道徳を無視する男は見たことがない

 

底なしの狂気、無意味な殺戮・・・

彼はそれらを心から享受している・・・

 

ようやくベトナムの意味が分かりかけて来た。

この惨劇が人心にどのような影響を与えるのか。

だが、それを理解できる人間は、極めて少ない

 

例外はブレイクだけだ

 

彼は完璧なまでに理解している・・・

 

そして気にもかけない・・・