厄災(?)リンクが行くティワットの旅   作:ちいの(忍転)

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そレデハご覧ください!究極の神「シチヨウジャクショウノヒミツシュ」…!!


博士「散兵。ヱヴァに乗れ。」

ここは、教令院の地下4階にあたるのだろうか…「博士」ドットーレの研究成果を確認すべく、我々はナヒーダと共にファデュイ満ちる地下施設に足を踏み入れた…

 

nh「やっぱり…」

nh「この反応、この先に神の模造品がいるわ。間違いなく。」

「偽物の神が居る…例の創神計画ってやつだな…?…ドットーレが神にでも成ったのか?」

『散…』

 

リンクが言い切るよりも前に三人は簡単に扉に辿り着く。

 

nh「この奥ね…」

 

リンク達が触らなくとも、扉はひとりでに開いた。

 

d「予想通りだな。クラクサナリデビ。」

nh「ドットーレ…」

 

広い部屋の奥には、10数メートルある大型の二足歩行メカが安置され、ドットーレはそれを見下ろす位置に立っている。

 

「メカは置いといて、オマエは今朝スメールから出て行ったはずじゃ…!?」

d「それか。どうせ草神は知っている事だ。」

d「「予め教えよう。」」

 

博士の声が重なる。

博士の後ろからもう一人…背格好の違う博士が現れた。

 

『クローン博士!?』

nh「私が言うわ。彼の体は誰かから奪ったものよ。」

『人殺し…!』

d「人聞きの悪い…。それより、君達にはすべきことがあるのではなかったか?」

 

手前の博士は取り出したリモコンのボタンを押した。

巨大メカの体が一瞬動く。背中に繋がったチューブが外れた。

 

「コイツ…動くぞ!」

 

顔のパーツが開く。

その部分はコックピット…乗っていたのは…

 

s「この世界が、僕の誕生をこれほど待っていたとは…」

s「君たちの事は憶えているよ。草神「ブエル」と、馬鹿な旅人だね?」

 

「まさか、アイツが神になったのか?」

nh「肝心の神の缶詰知識は貴方が持ってるのよね?彼からはまだ何の神性も感じない。」

「じゃあ大したことないのか?」

 

ナヒーダは重ねた手の隙間から散兵の精神を覗いた。

 

nh「…技術的角度から見れば賞賛に値するほどよ。英知の結晶と言っても過言じゃない。でも、彼の精神を見れば神になれるとは到底思えないわ。」

「要するに…?」

s「僕の精神が何だって!?」

『イキりキッズ!』

「へなちょこ笠ボーイ!」

『陰キャ!』

s「うっ…………!。」

 

散兵の心には少なくないダメージが入ったようだ。

 

s「貴様…これは神と神の戦いだと理解しているのか!?身の程を知れ!」

s「僕はここに魔神戦争の一角を再現しよう。」

nh「あれはただの無意味な消耗。今さら持ち出しても意味はないわよ?」

s「そうか。この世に力を渇望しない神が本当にいたとは。道理で自らの民にさえ見捨てられるわけだ。」

s「君には僕と戦う選択しか選べない。今、僕の神としての誕生を証明しよう!!」

 

コックピットの蓋が閉まり、機械の巨体は一歩目を踏み出す。

その背中には一輪の輪。

その胸に輝く核は雷神の心。

その操縦者は雷伸の捨て子。

 

 「 ースラサタンナ聖処に巣食うー 」

  「 正機の神・七葉寂照秘密主(シチヨウジャクショウノヒミツシュ) 」

 

ナヒーダの前に立ち、散兵と睨み合うリンク。

その手に握られた弓の名は「風花の頌歌」。

 

s「神々の戦いであるはずが、凡人の背に隠れるのか!」

 

正機の神はそう言いながら、こちらへ向けた左手から炎を放出する。

リンクはナヒーダを担ぎ、咄嗟にバクダンで自爆して攻撃を回避した。

すかさずバクダン花を弓につがえ、核をめがけて撃つ。

 

攻撃はかき消された。

その一瞬、正機の神の表面に八角形の膜が写る。

 

「アイツ、シールドがあるのか!?」

nh「…いや、あれはATフィールドね。並大抵の攻撃じゃ通らないわ。私がどうにかするからもう少し耐えてくれる?」

ナヒーダは担がれながらも中和の為の準備を進めている。

 

s「いまさら人間の犠牲になろうと大仰な立ち回り…よほど自己陶酔の好きな神だな!」

 

今度は氷を纏う右腕が振られ、間一髪で氷柱の雨を避けるも足元に白い冷気が広がる。

 

s「六塵一拭!」

 

続いて背中から6発の弾道ミサイルが飛んでくる。

 

一発目を横に飛んで避け、二発目をビタロックで止める。

すかさずバクダン花を撃ち、黄色の力を解除する。

三、四発目を誘爆させ、五発目はマグネキャッチで残る一発に叩きつけた。

 

「ナイス!リンク!」

 

そのタイミングで、ナヒーダは準備していた何かを完成させたようだ。

 

nh「リンク、出来たわ。これを使って!」

 

ナヒーダが召喚しリンクに渡した物は、草神印のバズーカ砲。

リンクでも片手で持つのは厳しいサイズだ。

 

nh「何かエネルギーになりそうな物を入れれば動くはずよ。」

 

リンクは、抱えるほどの大きさのある緑のエネルギーコアをバズーカに叩き込む。

しかし、横のメーターによると1%と少ししかエネルギーが入っていないようだ。

 

「こんなんじゃいつまで経っても終わらないぞ!?」

nh「少し計算を間違えたかしら…?」

 

ただ眺めている訳もなく、正機の神の核から真っ直ぐと光線が放たれる。

何とか躱しながら、バズーカにエネルギーを叩きこむ。

 

s「そんな物騒な物を撃たせると思うな!諸相浄化っ!」

 

ーーー十惑消却・刹那滅生!ーーー

 

正機の神が手を掲げた先に、核から集まったエネルギーが巨大な雷の球を形成していく。

 

「あんなの食らったら死んじゃうぞ!?急げ!!」

 

 

ちょうどその時、背後で扉を破る音…

 

ーーー熔鉄流獄!ーーー

ーーー造成・蔓纏いの矢。ーーー

 

正機の神の核に、炎の光を纏い光る森羅万象の矢が衝突する。

ATフィールドがあっても、この強力な攻撃は無効化出来ず、正機の神は一瞬怯む。

 

sn「悪いな。遅れた。」

dy「あたし達の力が必要か?」

t「あれが元凶だね?」

 

「セノ!ディシア!ティナリ!」

nh「早速だけど手を貸してくれる?」

 

ナヒーダが3人から光を集め、バズーカに入れる。

リンクの入れたエネルギーのお陰もあり、エネルギーは完全に充填された。

エネルギー満タンで光を放つバズーカが正機の神に向けられる。

大技を繰り出そうとしていた上、体制が崩れていた正機の神は対応が遅れ…

 

 

エネルギー充填120%!

 

「オイラ達の絆を見せてやる!」

一同「「『光よ!!』」」

 

 ーーー妙諦破愚・業障消滅ーーー

 

宇宙の 法則が 乱れる!

 

エネルギーフルチャージで光り輝くバズーカから、若草色に輝く大きな光の四葉が、残光を纏い飛び出した。

砲身の輝きが失われると共に、光は正機の神に着弾、炸裂した。

 

発射直前になった雷のエネルギー弾は霧散し、正機の神の巨体が地に倒れ込んだ。

七葉寂照秘密主は、その機能を停止した。

 

 

光を失ったその核に、ナヒーダは近づく。

 

s「…!それは僕の神の心だ!」

 

コックピットの蓋が開くが、管に繋がれている散兵は身動きが取れない。

ナヒーダが、偽りの神の核に手を当て…

 

s「待て!それだけは…!!」

 

 

その時、急に地響きが起き、ナヒーダはバランスを崩す。

倒した筈の正機の神は、下半身を切り離し宙に浮いた。

 

「なんだ!?」

nh「有り得ない…!」

s「理由は知らないが…まだ世界は僕を見ている…!」

 

散兵にも何が起きたか分からないようだ。

 

 

d「…これは…大賢者の考えたプランBか。確率は大幅に下がるが、実験は続行しよう。」

 

声が聞こえ、6人は上を見上げた。

ずっといたのかは分からないが、そこには最初に見た一人の「博士」がこちらを見下ろしていた。

 

「ドットーレ!そう言えば居たな!」

 

ナヒーダが手で窓を作り、窓越しに博士を見る。

博士は避けようともせず、堂々としていた。

 

nh「…あの偽りの神は、たった今、アーカーシャシステムに接続されたわ…。」

t「読心…」

dy「賢くなったって話か?」

「まさか…神の心2つ分の力が…?」

『…ってコト!?』

nh「ええ。それに、心もないのに神であろうとする、人間よりも神から遠い存在に成ろうとしている。」

「これが…アザールのプラン…。」

sn「余計な事を…。」

 

急にコックピットが閉じる。

 

s「なんだ…?頭が……!?僕は…かミ…ニ……」

 

散兵の意識が失われるような声がした後、正機の神はリンクに手を伸ばした。

ポーチから、一つの赤い缶詰知識がその手に飛んでいく。

 

「おい!あれって…」

nh「神の缶詰知識!!」

 

神の缶詰知識を取り返そうとリンクがロケットギアで飛び上がり、それを摑んだ瞬間、赤い光は黄色に変わった。

 

『取った。』

nh「今の一瞬でこれを解読するなんて……」

 

正機の神から抑揚の無い声が反響して聞こえる。

 

s「永遠ナル ハンエイノタメ 夢境テンイ プログラム ヲ アンロック…」

s「ready…」

 

「またヤバいこと言ってないか!?」

nh「…今すぐあれに飛びついてくれる…?」

「あれに!?」

nh「そうよ!」

 

リンクはナヒーダとパイモンを掴み、正機の神に飛び乗った。

 

「オマエ達は…!?」

nh「スメール人は夢境に耐性が無い。無理よ。」

 

s「………3」

sn「リンク。やってやれ。」

 

s「………2」

dy「あたしも応援してるよ!」

 

s「………1」

t「君達の実力は信じてる。負けないで!」

 

s「………………GO!」

 

 

正機の神に吹き飛ばだれたのを感じた後、真っ白になった3人の視界がもとに戻る。

赤い空の下、3人は大きな船の上に乗っていた。

 

「ここは…?」

『何処だ…?』

nh「これは意識の船。世界樹の元へ誘う神話の乗り物ね。あいつに先を越されてはダメよ。出港…!」

 

ナヒーダの言葉に応じて、船は出港した。

数分後…

 

「…ん?!…前方に正機の神確認だ!」

 

『全速前進!』

 

しかし、船の速度はむしろ落ちていく。

リンクのギアで加速しようにも、こんな大きな船には効果がない。

 

nh「任せて。奥の手があるわ。」

 

ナヒーダは祈った。

 

 ーーー心景幻成ーーー

 

nh「花神誕祭の輪廻を…ドットーレとアザールの計画を…世界樹の危険を……スメールの民に共有し、叡智を束ねる!」

 

ナヒーダを中心に聖処が、ネットワークが展開され、一つの光になる。

その手に、一つの缶詰知識が出来上がった。

 

nh「これは、スメールの全ての民の叡智よ。使って。」

 

都合よく甲板の中心にあった窪みに、缶詰知識はピッタリとはまった。

船の表面の朽ちた木の層が剥がれて霧散し、ナヒーダを思わせる白と緑の流線型が姿を表す。

リンクが船首に押し付けたバズーカも船と同化し、主砲となった。

ナヒーダの象徴たる四葉模様と、スメールの模様が艦首に刻まれた。

民の夢境の力で強化、加速した船は、あっと言う間に正機の神に追い付く。

 

これが、世界樹を救い、機械の神を止める為のスメールの叡智。

 

 意識の船、最終決戦艦モード!

 

 

加速した船が一気に正機の神との距離を詰める。

パイモンは目の前のモニターの中心に正機の神を捉えた。

 

「主砲はリンク!操舵はナヒーダに任せるぞ!いいな!?」

『うん!』

nh「任されたわ!」

 

リンクが主砲を正機の神に向け、挨拶の一発を撃つ。

 

しかし、正機の神は後ろからの砲撃を避け、速度を落とさないままこちらを振り向く。

高速で飛行する正機の神の目が光り、リンク達を捉えた。

 

「来るぞ!」

 

 「 ー世界樹の侵入者ー 」

   「 正機の神(アーカーシャ・OS) 」

 

 

正機の神が手を掲ると、その正面にブラックホールが現れた。

虚空の渦は空間を歪めながらあらゆる物を吸い込んでいく。

 

ナヒーダが最大出力で逆推進し、リンクが後ろ向きにロケットを大量展開するも、馬力が足りない。

 

「何とかしてくれ!…吸い込まれちゃうぞ!?」

 

リンクもパニックになり、ポーチを漁る。

やかんやまくらが飛び交う伝統的な状態である。

 

数十秒の間にポーチからでた1000以上の物体が渦に吸い込まれて行き……

何かが詰まるとともに渦は閉じた。

 

nh「成功ね。」

「危なかったぞ…」

nh「…!次に警戒して。」

 

続いて正機の神は牽制とばかりに数十の光線を放つ。

 

「何とか避けてくれ!」

nh「リンクは問題無いわね?…えいっ!」

 

船は横向きに360度回転して光線を受け流す。

主砲に掴まったままのリンクは勿論、足場がひっくり返った程度では落ちない。

更には無理矢理返しの一撃を発射した。

 

しかし、不意打ち気味の四葉弾でも、高性能CPUを積んだ正機の神には避けられてしまった。

 

nh「今の正機の神はアーカーシャの制御で動いている…。並の攻撃は当たらないわ。」

 

正機の神は続けざまに核から電撃を打ち上げた。

甲板上に雷が降り注ぐ。

 

船が揺れ、少なくないダメージが入る。

 

リンクは隙を与えず矢に赤、青、黄に光る目玉をつけて乱射。

十数の矢は正機の神を追尾し、全弾ヒットした。

 

「効いてるぞ!その調子だ!!」

 

正機の神は核にエネルギーをチャージし、ビーム攻撃を準備している。

 

nh「掴まって!」

 

もう一度旋回し、太い光の奔流を避けた。

 

「まずい…横から来るぞ!」

 

船の後ろで光が裂け目に吸い込まれるのが見えた後、船の左右で空間に裂け目ができる。

 

nh「全速前進!」

 

ナヒーダが一気に速度を上げ、左右から追い打ちで飛んで来たビームを避ける。

 

「駄目だ!メインエンジンがやられたぞ!」

 

目に見えて船の速度が落ち、正機の神との距離も離れていく。

遠くには赤く染まった巨大な樹。

 

「世界樹が近い…!早く決着をつけないと…!」

 

船の耐久値も心もとない。

 

ナヒーダが、船の中心となった缶詰知識に力を流し込む。

 

nh「スメールの人々に…最後のお願いをするわ……!」

 

ナヒーダは正に知恵の神としてその力を解放した。

缶詰知識から、ナヒーダを通して主砲に光が流れ込んでいく。

 

「ナヒーダ…!」

 

 

その日、スメールの民は皆、見ることの無かった夢を、草神が金髪の青年と白い相棒を連れ、機械の神と相対する夢を見た。

 

厳しい出自で学者になったエリートが。

砂漠の村を守る村の主が。

いつも駄洒落を吐く大マハマトラが。

友達作りが上手な沈黙の殿の継承者が。

夢遊病に悩む眠たげな学生が。

街で人気の踊り子が。

お金が大好きな商人が。

頭脳明晰の体現の様な書記官が。

書記官と居候のお節介な建築士が。

先輩風を吹かせる齢二百超えの学生が。

魔麟病のお嬢様が。

その護衛の女傑が。

長い耳のレンジャー長が。

ある偵察騎士に恋するレンジャー長の弟子が。

 

そして、それ以外の皆も。

 

…草神の勝利を夢見た。

 

 

主砲 エネルギー充填1200%!

 

「これがオイラ達、いやスメールの皆が夢見た…!」

 

全「 ーーーラネットバスター!!!ーーー 」

 

 

撃ち出されたのは、虹色に眩い光を放つ、大輪の四葉。

それは、まるで花火のような音をたてて飛んで行く。

 

正機の神を極彩の光が塗り潰し、一拍の後に轟音が響いた…

 

 

 

 

 

視界が開けた後すぐに船は減速し、世界樹を望む位置に停車した。

船を降りる3人。

 

「勝った…んだな?」

『うん。』

 

船を降りた所には都合よく2つの神の心と、1人の少年が落ちていた。

 

『死に損ないだ。』

「散兵だな…」

nh「この子は私が預かるわ。」

「こんな奴何の為に…?」

『パイモンと同じ。』

「オイラは非常食じゃ無いぞ?だよな…?」

 

落ちていた物を拾い、少し経ち、世界樹の根本に近づく。

 

「あれって…ナヒーダか!?」

 

見上げても視界に収まらないような大樹の根本に立っていたのは、もう1人のナヒーダ…いや…

 

m「合いたかったわ。クラクサナリデビ。私がマハールッカデヴァータよ。」

 

それはナヒーダそっくりな見た目と声の、先代草神。

 

「もっとすごい人だと思ってたぞ…!」

m「期待されても困るわよ?この見た目なのは、彼女が私の輪廻だからよ。」

nh「輪廻…」

『「…?」』

 

混乱する二人を置いてマハールッカデヴァータはナヒーダに向き直る。

 

m「何処まで話したかしら…。そう。私は世界樹の化身であり、貴方は私から折られた最も純粋な枝。」

m「今、私を蝕んでいるのは「禁忌の知識」よ。」

 

マハールッカデヴァータは赤く染まった空と世界樹を見上げる。

 

m「あれは知ることがあってはならない、この世界の外の知識。」

「世界樹からそれを取り除かないと不味いってことだな…?」

m「ええ。」

「リンク。出番だぞ…!」

 

リンクは今にも世界樹に突撃しそうだ。

 

m「良いわよ。かかってきなさい。」

『うん!…!?』

「今なんて言った?」

m「だから、かかって……」

 

ナヒーダが間に割り込み、制止した…

いつになく口調が重い。

 

nh「分かってるの?…マハールッカデヴァータは世界樹の化身なの。」

 

ナヒーダはもう状況を察していたようだ。

後の2人も、マハールッカデヴァータが何を望んでいるのかが分かってしまった。

 

m「そうよ。汚染された私を殺す為に、貴方達はここに来たの。」

 

俯き、顔を手で隠すナヒーダ。

知恵の神なら他に方法があればとっくに見つけているだろう。

 

nh「…リンク。彼女に応えてあげて……」

 

ナヒーダにそう言われたリンクは、無抵抗のマハールッカデヴァータの周りをバクダン花で囲い、起爆した。

 

マハールッカデヴァータは壮絶な最期を…遂げていない。

 

m「やっぱり。…私の精神世界で私を殺せるのは、私の分身だけみたい。」

nh「…そんなの…!」

m「大丈夫。…貴方はもう、一人前の知恵の神なのよ。ブエル。…私が居なくても、貴方には沢山の民が付いているわ。」

nh「………」

m「そうよ。来なさい…ブエル…!」

 

ナヒーダは涙を流し、言われるがままマハールッカデヴァータの顔面に拳を叩き込んだ。

 

世界樹の下で、1人の幼女は前が見えない程泣きながら、笑みを浮かべるそっくりな幼女を殴リ続ける。

 

いつの間にか幼女のうち1人は赤い空とともに溶けるように消えていった。

残された幼女…知恵の神は、ただ泣き崩れることしか出来なかった。

 

 

m「今、スメールの民に「夢」を返すわ。」

 

m「ありがとう。…世界が、私を忘れてくれて………」

 

 

 

 

 

 

s「…生きてるか?」

「うーん…?」

t「無理しなくていいよ?」

 

セノ達の声で目を覚ましたパイモンとナヒーダ。

 

dy「起きたのか。あいつを倒して世界樹を修復したんだな!?」

「たぶん…」

 

パイモンが辺りを見渡すと、床で呑気に寝たままの蛮族、気絶して縛られている散兵、ティナリに膝枕されている草神が目に入った。

 

「ナヒーダは何で膝枕なんだ…」

t「この子、さっき泣き出しちゃって…。そっちで何かあったの?」

 

パイモンは考えるが、肝心の何があったかが出てこない。

ナヒーダは立ち上がった。

 

nh「分からないけど…凄く悲しい事よ。大切な人が何処かへ行ってしまったような、ね。」

 

 

「所で…なあ、なんか匂わないか…?」

t「まずい!睡眠…薬……!」

 

そこに現れた男は…勿論ドットーレ。

 

dy「てめぇ…!……」

 

ナヒーダを除く全員は眠りに落ちていく。

ドットーレがナヒーダと話す声が聞こえる。

 

 

そして、意識が遠のくパイモンが最後にはっきりと聞いた言葉は…

 

d「絶対に……後悔するヨ!」




『感想評価等求厶。』
「リンクのより使える物としてリーフコアの種だ!家と職場の間にクローバーマークを並べて楽に通勤!」
『※草元素攻撃が出来る人限定。』

一番かっこ良い部分が他作品ネタオンパレードなのはもう気にしないでくれ。クロスオーバータグが付いてるんだから許され……
あと意識の船が歴史上最も活躍した気がする。

最後のセリフは伏線とかじゃなくてただの有名ネタ。
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