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音のかほり~ロック喫茶「せるてぃぶ」~

マスターと客の知ったかぶりで身勝手な音楽会話

BORN AGAIN

2008-03-23 17:26:37 | ポップロック
PHIL CORDELL
BORN AGAIN
1977

 客  「マスター?昨日の亀田興毅のボクシング見ましたか?」
マスター「・・・。見たよ。・・・。」
 客  「冴えないですねー。」
マスター「人気先行のボクサーが試合をやって勝った。それだけの事だ。」
 客  「それって批判ですか?」
マスター「批判が出来る試合だったら良かったのにね。ブランクが長すぎたのか?その程度の選手なのか?解んないや。」
 客  「フィル・コーデルですよね。CD発売してたんですねー。」
マスター「渋谷のCD屋さんの店内でかかってたんだ。こんな素晴らしいポップロックアルバムが、1977年に発売してたんだよね。しかも。全くヒットしなかったなんて信じられないよ。」
 客  「フィル・コーデルって一部のポップマニアには、凄い人気だったんですよね。」
マスター「この人って、ビートルズ、特に、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンの作品をよく聴いていたんだと思うんだ。」
 客  「ラズベリーズやエミット・ローズ達のブリティッシュポップも。」
マスター「1曲目のDOIN' THE BEST I CANのイントロギターがジョージっぽいのが好きなんだよね。同じフレーズが何回も登場してくるのがいい。気に入っているんだろーな。」
 客  「最高のポップロックソングですね。サビのコーラスが気持ちいいです。フィルの声が大好き。」
マスター「2曲目のBEAUTIFUL BABYは、ポール・マッカートニーを感じるんだよね。」
 客  「楽器の使い方が、ポールっぽいですねー。」
マスター「3曲目のONE MAN SHOWはピアノとストリングスアレンジの美しいバラード。メロディラインが優しい。」
 客  「ギターソロのフレーズが、暖かさと切なさが同居している感じです。」
マスター「4曲目のCHEATIN' IN THE DARKのベースプレイがカッコイイんだ。ちょっと弾きすぎかなと思うけど。」
 客  「ポールみたいに?サビのメロディがお気に入りです。」
マスター「7曲目のBACK IN YOUR ARMSは1曲目と同じ位、キャッチーでポップな曲だね。フィルのオリジナルではなくて、ポール・ケンドリックスって人の作品なんだね。」
 客  「1曲目も、二人の共作なんですね。どんな人なんだろー?アルバム出しているんでしょーか?気になりますねー。」
マスター「9曲目のGOD BLESS YOUもフィルとケンドリックスの共作かぁ。このギターソロもジョージっぽいんだなぁー。いい曲だなぁ。」
 客  「10曲目のBORN AGAINは感動的なメロディですよね。涙なしには聴けない曲です。心の中に響いてきます。」
マスター「それにしても。全10曲。素晴らしいポップソングばかりだ。永遠の愛聴盤の仲間入り。」
 客  「30年以上前に発売されたアルバムですけど、30年後も聴いている気がします。」