厄災(?)リンクが行くティワットの旅   作:ちいの(忍転)

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セノ主人公で七聖召喚デュエルするだけの短編を何処かのタイミングで書きたい。
闇遊戯(特定の個人)はもちろん関係ないしカードデュエルは七聖召喚しかやったことないです。


闇遊戯!大マハマトラ現る!

ナヒーダにまたも逃がされてしまったリンク、パイモンと書記官にセタレ。

あの後、一度潜伏して夜を越した…

 

「ナヒーダの奴、あんな風に、居なくなるなんて…」

s「ひとまず、状況を建て直すために仲間を募る必要があるわね。…どこかあては無い?」

a「その前に、これは何だ……?」

 

アルハイゼンは空間を触ったり叩いたりしていた。

まるでパントマイムでもしているようだが、実際にそこにあるのは見えない壁…ではなく複数のアランナラ達である…

 

 

ナラA「白いの…!メール、送った!見て…!」

 

アランナラに呼びかけられるパイモン。

 

「アルハイゼン!アーカーシャにメールが来てるぞ!」

a「アーカーシャ…?」

 

アーカーシャを確認すると、4人は同じ一通のメールを受信していた…

 

 

《Nahida-chan@info.go.sm》

「こんにちは。私よ。

まず安心してほしいの、私は大丈夫。(⁠ ⁠╹⁠▽⁠╹⁠ ⁠)✧

ドットーレの行動は、どうにかして数日ほど遅らせることに成功したわ。まあ、捕まる直前に、私の神の知識をゆっくりと語り続けたら、学者の性で全部聞いてくれたおかげね。

…とはいえ一晩中聞いてくれるとは私も思っていなかったわ。

 

それで…これからは砂漠の方へ行って。必ず答えがあるはずよ。

……暑いから日焼け止めを忘れずにね。

(無ければココよ▶ https://Dori-Sangemah.Bay@netshop.sm)

 

最後に、このメッセージを見終わったら、GPSで貴方達を追えないようにアーカーシャの自己破壊プログラムを実行するわ。

……爆発はしないから安心して。

 

また会いましょう?

親愛なる草の神より。

 

※このメールは送信専用です。返信はできません。」

 

 

全員がメッセージを読み終わった後、それぞれのアーカーシャはポンッと小さい音をたてて故障した。

 

「この文章…。ナヒーダらしいけど……アイツならこっちを心配させないように書くと思うからな…」

a「恐らく、そう危険な目にはなっていないだろう。」

s「だと良いわね…。ここもファデュイが来るみたいだし、砂漠の方…まずはキャラバン宿駅まで行きましょう…」

 

パイモン達はスメールの森エリアと砂漠エリアの中間地点となるキャラバン宿駅へ訪れた…

 

「やっとキャラバン宿駅についたぜ。けっこう賑やかなんだな。」

a「ああ。陸路でナタやフォンテーヌと行き来する人は必ずここを通るからな。とはいえ、呆けていないで早く行くぞ。」

 

一瞬の隙に売店でアイス(トリプル。上からデーツ、チョコミント、プリン。)を買って舐めている1人ともう3人はそのまま道なりに進み、奥に村が見えてきた。

 

地形に沿って縦に長く、傾斜とサボテン、それに趣のある景観。

水路に流れる水のおかげか過酷な砂漠にありながら、パイモンの思っていたより栄えているようだ…

 

s「あれがアアル村よ。私の故郷もあの村なの。尤もここより西に人はほとんど住んでいないけど…」

 

村に行こうとした時、急にリンクが周りを制止した。

 

『……布団が吹っ飛んだ…!』

「オイラ達を止めたと思ったら、急になんだよ!?」

『つまりバレバレ…。』

そう言ってリンクは目の前の岩陰を指差す。

アルハイゼンとリンクは静かに腰の剣に手をかけた。

 

「誰かいるのか……?」

 

次の瞬間、背後で足音が鳴った。

振り返ると、手に槍を握り、アヌビスを模した被り物をした若い男が近くの岩場の影から現れる。

 

?「素質はあるようだが…それでは☆1だな。」

 

男はそう言うと、槍を構え襲いかかって来る。

アルハイゼンに繰り出される雷速の槍撃を、リンクが咄嗟に割り込み盾で弾く。

 

「アルハイゼン!オマエ、狙われてるぞ!」

 

正面から戦う男とアルハイゼン。

何合いか打ち合った後、男はリンクがバクダンを山のように積み上げているのを見て、距離を取った。

 

a「俺の記憶が正しければ…お前は大マハマトラのセノか。」

sn「ああ。俺はここでお前達に会い、思わずガクッとした。出会ったのが学者だからだ。そういうお前は…ショッキングな事に書記官のアルハイゼンだな?」

 

大マハマトラとはスメールの治安維持組織のトップである。

そんなセノはこちらを怪しいと考えているようだ。

 

sn「その書記官は、俺が長きにわたって追っていた相手だ。となりの学者も、近年の複数の看過できない事件に関わっているな?…言っておくが、俺はまだ本気を出していない。」

sn「お前が隠している「神の缶詰知識」を渡してもらおう。それとも、俺の助けが必要か?」

「神の缶詰知識…」

『これ?』

 

リンクはポーチから「神の缶詰知識」を取り出し、セノに見せつけた!

 

sn「お前が持っていたのか…奴がブツを渡すとは思っていなかったが、それを俺に渡してくれると…」

 

リンクがある物を取り出すと、セノは言い淀んだ。

 

sn「そのカードは……!」

 

リンクが見せつけたのは…傾けると絵柄の変わって見え、縁が白金色に煌めく、剣を構えた金髪のイケメンが描かれた1枚のカード。

 

sn「…「リンク」の絢爛カードスキンか。」

sn「スポンサーになった際に貰えるのは幻影スキン…つまり……引いたのか!それを交換に出すというなら……まて…缶詰知識は仕事で……」

d「あんたら…!?こんなとこで何をやってる…?」

 

そこにやって来たのはディシアである。

村の目の前で誰かが戦かっているのを見かけて駆け付けたようだ。

 

sn「本気を出そう。ここで正々堂々決着をつける。」

「七星召喚でか!?」

 

セノは七星召喚のデッキを掲げる。

その時、誰かの声が聞こえた…

 

?「そこの方々、砂嵐が来ます!早くこっちに避難を!」

 

言われるままに村へ入り、一際大きな建物に避難すると、間もなく砂嵐が訪れた。

大きいとはいえ、先ほどまで戦おうと(カードデュエルを含む)していた面々が一箇所に集まっているため空気が重い…

そして、避難を促してくれた青と黄色のオッドアイの女性は改めて口を開いた。

 

k「自己紹介をさせてください。私はキャンディス、このアアル村の長です。最近は砂嵐が多いのでお気を付けてくださいね。」

「ありがとうな!おかげで助かったぞ…!」

k「ええ。ですが…この村の中でまだ争いを望むものがいるなら、嵐の中に出て行ってもらうほかありませんね…?」

 

キャンディスに圧をかけられ、ディシアとアルハイゼンは剣を、セノとはデッキを、リンクはバクダンをしまった。

 

d「あたしは一応止めに入った身だ。先にそっちで話をつけてくれ。」

 

sn「大マハマトラとして、俺は学者のプロジェクトの資料には目を通している。だが…近年の機密書類はまるででたらめだった。しかも…それらを担当していたのは、大賢者アザール本人だと分かったんだ。」

「やっぱりアイツかよ!」

s「やっぱりね…。あいつの悪評は山程聞くのに、証拠を残さないもの。」

a「結局何も掴めなかったのか?」

sn「ああ。大マハマトラの権力は賢者が賦与しものだからお前には我々を審判する権利はない。だそうだ。」

「アイツめ……!司法権が行政権の下にあるなんてスメールの政治はどうなってるんだ!」

 

アザールに対する強い怒りを覚えた一行は一度情報をまとめる。

 

sn「ところで…連中は、お前にそこの金髪の旅人を調査するように言った…そうだな、アルハイゼン?…この命令も秘密裏の物、お前はプロジェクトについて知っていた筈だ。」

a「プロジェクトについては知らないな。任務を達成すれば神の知識を得られる、と言われたんだ。俺も大賢者が怪しいと思い、個人的に調べていただけだ。」

sn「口では好きなだけそう言えるな?実際、連中と繋がっている可能性はまだあるが?」

a「すでに話したつもりだったが。今の俺は、そこのセタレや奇人と纏めて教令院の指名手配の対象となっている。言うまでもないと思うが?」

 

一応、セノとアルハイゼンの敵対はとけたようだ…

 

k「お二方の誤解は解けたようですね。ディシアとセタレは…」

 

d「あたしのは至って簡単さ。雇われてるフーマイ家のドニアザードお嬢が、ずっと家で療養してたんだが…リンク達の指名手配書を見たお嬢に行けと言われたんだ。」

s「私はアザールのプロジェクトには反対だったけれど、行動に出すことは出来なかった時にアルハイゼン書記官に誘われて…その後はいきなり出てきたファトゥスから逃げて、流れでここまで来てしまったわね…」

 

k「それで、ですか…わかりました。…それでは…おかえりなさい。ディシア!セタレ!」

s「ええ。久しぶりね。キャンディス。」

d「そう来なくちゃな。会いたかったぜ、キャンディス…!」

 

この後は皆で夕食を食べ、キャンディスが泊めてくれた近くの宿で一晩越した……

 

sn「気に食わない奴はいるが……これで俺達も仲間ハマトラだな。」

k「砂漠よりも乾いていますね…」

 

翌日。パイモンは目覚ましの鳴る音が聞こえた直後に、衝撃によって叩き起こされた…

 

「目覚ましでバクダンが起爆する仕掛け…死にはしない方でも気絶する威力だろ!?…リンクの奴……!」

k「…パイモンさん…。起きたのですね?皆さんもう出ていかれましたが…。その目覚まし時計は…村の子供達に真似されると困るので後で片付けておきますね。」

 

どうやらリンクは10時の鐘と共にパイモンを爆破する装置とパイモン本人をキャンディスの家に置いて、出ていってしまったようだ。

アルハイゼンも一人で調査に、セタレは実家に行ったらしく姿が見えない。

 

「オイラを置いてどこかに行くなんて…アイツ!」

 

そう言ってパイモンが家を飛び出すと…村の中心の広場ではセノとリンクが七星召喚をしていた。

村の人達、特に子供達が群がり、ディシアの姿もある。

 

「おはようディシア!で、これってどういう状況だ…?」

d「ああ。リンクは朝、まずそこの冒険者協会で宝石を換金して店頭に残ってた全パックを買ったんだ。」

「…??!」

 

デュエルは以外にも白熱しているようだ。

 

『エウルアでティナリに元素スキル。』

 

sn「超電導込みで4ダメージか…トリックカード「鶴の帰郷」。セトスにキャラチェンジだ。3ダメージ…伏せカードをオープン。「厳たる禁令」。俺が5回ダメージを受けた後発動可能、このラウンド中お前はカード使用と交代が出来ない。」

sn「俺のターン。「白亜の術」でセトスにチャージを3集める。「絶雲のお焦げ」で通常攻撃の威力+1。お前のエウルアに通常攻撃だ。」

 

リンク側のエウルアに4、控えのリンクと九条沙羅に4の貫通ダメージが入り、リンクのデッキは一撃で3ダウンし撃沈した。

 

『負けた…』

 

sn「俺のカードを落とせたのは褒めてやろう。俺とここまで張り合った相手は久々に見たからな。…今回はこのような結末になったが、また次のチャンスを待つといい。」

 

一旦カードゲーム及びダジャレから離れた…

 

sn「夜の内に怪しい情報は仕入れてある。この村の南には小さな廃村があるんだが、そこの廃病院が怪しい。」

『うん!』

 

リンクは御札と掃除機(自作)と岩塩を構えた!

 

「いや、出るわけじゃないだろ…ほら、出るわけじゃ……」

 

廃村に程なくして到着する3人。

リンクは周りに目もくれず廃病院に入っていく!

 

「だから待ってくれよ!…おい…!」

 

廃病院は驚くほど静かだったが、怪しいものは何も無い…

 

sn「見ろ。地下室だ…明かりが付いている…慎重に行くぞ。」

 

地下室に入ったが、周りには何も無い。

 

「なんにも無いぞ…?」

『パイモンの後ろ。』

「怖いこと言うなよ…後ろには……」

 

パイモンの肩に手が置かれる…

 

「うわぁぁぁーーー!!」

 

sn「アルハイゼン。意外とユーモアのあるやつだったようだな。」

a「お前はそう思うのか。俺は思わないが。」

 

パイモンの後ろにいたのはアルハイゼンだった。

リンク達よりも先にここを怪しいと思い来ていたようだ…

 

a「ここにあった怪しい書類はすべてもう回収した。戻るぞ。」

「ちなみに役に立つことは書いてあったのか…?」

a「少しはな。昔はここで缶詰知識を人から抽出していたようだ。…人をもののように扱い知識を搾取する。これが学術の進展なら、教令院は閉鎖したほうがマシだろうな。」

 

村に帰り一度キャンディスの家に集まった。

セタレとディシアも来ていたようで、キャンディスとトランプを嗜んでいた。

 

s「私とディシアも、分かってる情報を元に文献を探したの。これを見てもらえればわかるわ。」

 

セタレはどこかから探し出してきた石板を解読した物を見せてくる。

 

それによると、かつてこの世界に属さない「禁忌の知識」が疫病のように蔓延し、それを知ってしまった者は灰色の鱗が体に現れる、…これによって砂漠の文明は瞬く間に滅びた……

 

a「「禁忌の知識」か…。最近の死域の急増、魔麟病、毎日のように起きる砂嵐。全て「禁忌の知識による汚染」に似ているとは思わないか?」

sn「怪しいとは思ったが、始めから知っていたのか…」

「アルハイゼン…隠してたのか!?」

a「それだけじゃない。事の発端は恐らく…「世界樹」が「禁忌の知識」に汚染された事だ。違うか?」

s「世界樹が汚染…ですって?」

d「そりゃ砂嵐も増えるわけだ。あたしらにとっちゃ大迷惑だ。」

k「あり得ますね…。」

「じゃあ、それもファトゥスの「博士」のせいか!?」

sn「有り得ん。」

 

パイモンは盛大にずっこけて落ちた…

 

sn「禁忌の知識については後だ。」

d「ああ。まずは大賢者の計画を止める。そういうことだな?」

a「その為に、いくつか手伝って欲しい」

 

アルハイゼンは見たことのないヘッドギア型端末と、いくつかの缶詰知識を出した。

 

「これって…?100階ダンジョンに閉じ込められてゲームオーバーすると脳が焼き切られるあれか…?」

a「廃病院で回収してきた知識の抽出装置だ。そのような危険は無い。それに安全に知識の内容が閲覧、編集できる。」

d「缶詰知識を作るってのか?」

 

そう言うアルハイゼンは一つの缶詰知識に知識を流し込んだ…

 

a「見てみろ。」

『うん!』

 

リンクは缶詰知識を閲覧した!

 

『So smart...』

s「えっと…少し貸して。」

 

セタレは缶詰知識を閲覧した!

 

s「表面がが芸術禁止令で、中身は草神が逃げたから捕まえろという通達……これで、あいつを引っかけるつもり…?」

sn「ほう…アザールアザ~とい真似を?」

k「なぜか…夜の砂漠よりも寒いような…」

d「キャンディス…同感だぜ…」

 

アルハイゼンは他にも缶詰知識をいくつか作成した。

 

a「どれを使うかは状況に応じるからな。そしてこれは最終兵器だ。」

 

それは「リンク」とラベルの振られた無編集の缶詰知識…

 

a「1週間後の「ジュニャーナガルバの日」に決行だ。その日は教令院が最も手薄になるはずだ。」

『来たる✕日後!神都奪還大賢者滅殺計画を実行する!』

「そんな計画だったか…?」




「感想、評価にアンケ、待ってるぞ!」
『缶詰知識~大マハマトラのネタ帳~』
「キンッキンに冷えるから乱用はやめとけよ…?」

アアル村の規模、豊かさ、治安等を上方修正致しました。
なお原作のセノは真面目な時は駄洒落は言いません。
知るか!セノ!「さむいギャグ」だ!

地味にアンケート今回ほんとにガバガバ…
森林書こそやったがブロッコリーのとこのも黄金の眠りも入れ忘れた…

住めーるのアレです。どうぞお納めください……

  • おナヒ 〜伝説任務〜
  • 配膳の人
  • ティナリ
  • ニィロウ(つまんないって評判が…)
  • ディシア
  • 《大マハマトラ》
  • レイラ 〜デートイベ〜
  • ファルザン先輩
  • カーヴェ一級建築技師
  • 教令院 学院祭 〜過去イベント〜
  • 花神誕祭(時系列どうなってんだ)
  • ヴァルーリヤ・ミラージュ
  • まだあったっけ?
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