米国フィラデルフィア市の「テスラ科学財団」が、ハリウッドの映画プロデューサーによるテスラ伝記の脚本にお墨付きを与えたという記事を目にした。
「スタンダード・ニュースワイア」の2012年1月9日付け記事によれば、財団は、映画プロデューサーのジェームズ・ジェーガーによる「テスラ ─電気の詩人」が「テスラの生涯に新たな視点をもたらす最良の脚本」であると讃辞を贈った。
脚本の詳細は不明だが、関係者によれば、テスラを真の科学者、エネルギーの予言者として描きながら、テスラのロマンスや、マーク・トウェイン、サラ・ベルナール、ジョン・ジェイコブ・アスターといった著名人との友情にも踏み込んだ作品だとのことである。
脚本はジェーガーによってハリウッドにオファーされ、これまでのところ二社が、適当な監督の参加という条件付きで、企画の「始動」を申し出たという。とはいえジェイガーの希望にそう監督はまだ見つかっていないようだ。
「プロジェクトに興味を表明した著名監督は多い。しかし我々が本当に求めているのは、テスラのみならず他の素晴らしい配役に関しても完璧なキャスティングができる本物のテスラフリークスの監督だ」と、ジェーガーはきっぱり語っている。
ジェーガーはこの道30年のベテランで、史実にそった物語ということなので、脚本自体に大外れはないと思うが、さてどうなるだろうか。