厄災(?)リンクが行くティワットの旅   作:ちいの(忍転)

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ご存じGoT。

内容を思いついたから霧海紀行。
これは数時間で書けてしまった。

→小説あるある:書けば書くほど面白くなくなる、最初の方向性が定まってない辺りが結局一番面白い。

この小説は………(落胆)…


Ghost of Tsurumi

雷元素が大気に満ちるたたら砂に赴き、気合だけで炉心を叩いて雷の放出を止めた。

とか、他にも空を飛んでると浮島に変な雷を纏う生き物がいたから羽を毟った。

……などの暴挙を稲妻でも働いていたリンク。

そんな彼とパイモンは今日も改造ウェーブボートを乗り回し何処かへ全速前進していた*1

リンクの船はそのまま霧のかかった海へ突入した…

 

「おい、オマエ…ここってたぶん鶴見ってとこじゃないか?ティワットの南端でしかも危険だったはずじゃ……」

 

もちろん蛮族リンクには何処吹く風。

リンクは船を加速させてうっすらと見える鶴見に上陸…とはいかなかった。

リンクとパイモンの視界はより濃い霧に包まれ、船ごと少し手前に戻された感じがする。

 

「なんか戻されたぞ…!?」

 

リンクは決意した表情に!

船にロケットを装備!

船は音とほぼ同じ速度で霧に突っ込む。

歯を食いしばるパイモン、平然と立っているリンク。

船が霧に突っ込むたびに戻されるため、2人は無限ループに巻き込まれる。

 

「またあとで来よう!今は他を探索しようぜ! ?」

 

パイモンもたまらずプログラムに従ったみたいなセリフを言い出す。

しかし、加速しまくった船は、ループを脱し、ロケットがエネルギーを使い切るとともに、マッハいくらかの速度で霧を突破した。

投げ出される2人。

 

「オマエ…本当にあれで行ったのか…」

『うん!』

 

勿論悪びれないリンク。

少し歩くと、七天神像と、像に衝突して大破したウェーブボートがあった。

七天神像はこんなところにもあったようだ…しかもマッハで船が突っ込んでも傷つかない丈夫さ……

なお、リンクが触っても何も起きないし、勿論破壊も出来ない。

 

?「あの…君はどうやってここへ?」

「うわっ!誰だ…?見た感じ稲妻人だけど…」

 

霧で入れない筈のこんな島に現れる稲妻風の男達。

 

k「僕はカマ。急に霧の中から船ごと飛んでくるから驚いて…」

「まあ…そうだな。オイラはパイモンでこっちが……」

『リンク。白いのがおまけ。』

「いや誰がオマケだ!!」

k「仲がいいんですね。それはそうと…実は、この鶴見が…僕の故郷なんです。」

「ここが…!?」

 

カマと冒険者、研究者達は、主に小説を書くために資料として「マウシロ」という笛を探しに、依頼を受けてここを調査しに来たらしい。

最もカマ自身はもっと事情がありそうだが。

 

「そういえば…どうやって霧を超えたんだ…?」

k「島の東の端は霧がないんです。」

「おいリンク!!」

 

こうして、鶴見に突っ込んでいくことになったリンク達。

入り口っぽい大きな門の前でリンクは木の棒を松明にし、高く掲げる。

風が吹いているわけでもなく、松明の炎は揺れない。

リンクは悔しそうに松明を投げた!

 

「いやオマエ何やってるんだ!?」

k「その門は…くぐればいいんですよ…?」

 

リンク達が門を潜ると、触れても戻されなさそうなくらいに霧が薄れた。

早速突っ走っていくリンク。

 

「待ってくれー!」

 

道、というか道があったであろう跡をたどると、広場と祭壇の様な場所に当たる。

そして、広場にはたくさんの人々に、祭壇に祈りをささげる一人の少年がいた。

 

r「僕はルー。」

モブ「鶴見の文明は1000年以上前に途絶えているはずだが…どういうことだ…?」

 

ルーによると、どうやら島のどこかにある三つの祭壇にお供え物をしないといけないらしい。

 

「面倒な構造だな!」

 

ルー達の存在の違和感とかがわかっていないリンクは高速で空を水平飛行し、一つ目の祭壇をめざす。

もちろんルー達やカマ達は置いていった。

 

一瞬で祭壇にたどり着くリンク達。

雷を纏った樹の前に置いてあった祭壇にリンクは電気の実を供える。

 

『よし。』

「ちょっと違うと思うぞ…?」

 

雷を纏った樹の前に置いてあった祭壇にリンクはバクダン花を供える。

 

『よし。』

「いやだから爆発物は絶対だめだぞ!」

 

雷を纏った樹の前に置いてあった祭壇にリンクはトパーズを供える。

 

『よし。』

「うーん……ヨシ!」

 

そのままもう二つの祭壇にも高速でお供え物をしたリンク達。

祭壇の広場に戻ってくるが誰もいなかった。

 

「アイツら…みんないないぞ!?」

 

リンクは地面に落ちていた何かを拾い上げる。

 ーー「マウシロ」を手に入れた!ごまだれ~♪ーー

 

「これって…カマ達が探してたマウシロってやつだよな?」

 

リンクはカマ達を探すため、雑に鶴見で一番高い山のてっぺんへ飛ぶ。

が、リンクと、さらにリンクに掴まったパイモンはてっぺんに空いていた穴から落下する。

二人は思い切り不時着した。

 

「オマエ…だから気を付けろって…」

 

パイモンがふと見て見ると、巨大な雷の樹が。

そしてその目の前にルーが立っていた。

リンクはマウシロを思いっきり吹く!

微妙に上手いのが癪に障るような音が響く。

 

r「あ。マウシロ…」

 

その時、巨大な雷の樹に近づいたリンクのポーチが光っているのに気付いたパイモン。

 

「おいリンク!見ろ!」

 

リンクはポーチから先日セイライ島の上空に居た生き物から毟った羽を取り出す。

羽が輝きだした。

 

r「それ、不思議な力があるかも。」

 

リンクが羽を振る。

すると、壁が消えて広場までの道ができた。

 

『よし。』

「なんだ?」

 

覚悟を決めたリンクは辺り構わず羽を振り回した。

何が起きたかはわからないが、一行は一瞬で広場に戻って来た。

 

「よくわかんないけど…死ぬかと思ったぞ!?」

 

広場にはすでに人々が戻っていた。

カマ達もいる。

 

「おーい。戻ったぞ!」

k「リンクさん…それってマウシロ!?」

『うん!』

 

リンクがマウシロを投げ、また光る羽を振る。

マウシロの軌道が変わり、カマの、額に、クリーンヒットした!

 

『よし。』

「なんもよくないからな…」

 

その後、鶴見をとにかく探索しだすリンク。

アビスの魔物、特に獣域ハウンドが明らかに多く、普通の冒険者にとってはとても危険だろう。

無視して突っ切るリンク。

途中どう見ても強そうな金色の巨大ハウンドとかをスルーし、遺跡を発見する。

 

「なんか、オイラここ…嫌な予感がするぞ…」

 

リンクは祭壇の前で羽を振った。

すると、鶴見の過去の記憶がリンク達に流れ込む。

 

崇められていた例の雷の生き物、雷音権現と仲が良く、マウシロを吹いていたルー。

鶴観の状況が悪化し、生贄にされるルー、激怒した雷音権現に呪いをかけられ滅びる鶴見…

 

「これって…だいぶまずい過去なんじゃないか?ルーもやっぱり過去の人だし…」

 

近くに書いてあった読めない文章に再度羽を振るリンク。

そこには今、リンク達が何をすべきかが書いてあった。

 

「あいつを呼び出すために…祭壇、雷音権現の止まり木を破壊する…ってことか……」

 

そうと決まれば即断!即決!するリンク。

こういう時は頼もしい。

飛び、バクダン花の連射で止まり木を爆破していくリンク。

地上でリンクを迎え撃とうとしていた当時の霊達も、止まり木のバリアも無視して破壊する。

3箇所の止まり木を破壊すると、鶴見を覆う霧が、血のような赤色に染まり、天気も激しい雷雨になる。

 

「なんか、やばそうだな…」

 

リンクはルーと出会った島の中央へ、行く前に一度広場でカマに会う。

 

k「リンクさん!この空は…何があったんですか!?」

『今いい。』

 

カマをいきなりリモコンバクダンで気絶させ、「マウシロ」を奪い返すリンク。

やっていることは完全に悪党である。

 

今度こそ島の中央へ訪れるリンクと、パイモン。

巨大な雷の樹、雷音権現の止まり木の前には、ルーがこちらを睨んで立っていた。

 

r「なんで、止まり木を壊したの?ねえ?」

「それは…鶴見が……」

 

空から、雷音権現が降りてくる。

それは、鳥とも似つかない、荘厳な、元素精霊の類のようだ。

それは、リンクに怒りを露わにする。

止まり木を破壊されたからか、それとも、羽を毟られて10円ハゲみたいになってしまっているからか。

 

「これ…オマエのせいだぞ?」

『うん。』

 

目の前の少年、雷の元素精霊、それに白くて浮いてる奴と刀の怒りが、リンクに集まる。

 

妖刀「籠釣瓶一心」を抜き放ったリンクと、雷音権現の闘いが、始まった。

 

純粋な悔しさと恨みでのみで行動する雷音権現は、その怒りのままに雷の波動を全方位に放つ。

激しい雷が波となって押し寄せ、針となって飛来する。

リンクは、本来の用途とは違うが緑の板を正面に出し、そのままロケットを抱え突撃する。

波動を突っ切ったリンクは刀を思い切り振り、風の刃で板ごと雷音権現を切る。

無論、刃を弾いてくる雷音権現。

雷音権現は高い咆哮を上げ、リンクを囲うように出現した雷壁が迫る。

リンクは足元にケムリタケを投げ、身を隠し、その煙から一向に出てこない。

雷壁が、リンクを貫いたように見えた…

次の瞬間、消えかけた煙からバクダン花が飛んでくる。

再度咆哮を上げ、避けようとする雷音権現。

 

横にずれた雷音権現を、風の刃が切り裂いた。

 

止まり木の上に戻る雷音権現。

刀を収めたリンクはルーに近づき、マウシロを手渡した。

ルーは何も言わず、マウシロを吹く。

共鳴するように雷音権現が鳴く。

疎外感を感じたリンクは横でドラムを叩く(やめとけ!)。

 

そして、曲が終わった時にはルーは消え、雷音権現は飛び去っていた。

残されたのは「マウシロ」のみ。

 

少しまぶしさを感じたリンク達が空を見上げると、空はもう赤く無いし、霧もない。

それに、弱くなった雨を照らす太陽が見えた。

 

「ルー……」

 

リンクはただ「マウシロ」を吹いた。

蛮族の吹く「マウシロ」は地味に、そして、微妙に上手だった。

 

 

『水龍~水龍~泣かないで~♪』

「それはだいぶ気が早い気がするぞ……」

*1
全力で漂流していた。と言い換えても良い。




「感想、評価、待ってるぞ!」
『今なら雷音権現お墨付きのドラムセット!』
「えっと…どこから出した…?」

迷いの森。
ゼルダシリーズおなじみの、鶴見のように霧がかかっていて入ると戻される森。
ブレワイでは風もないのに松明の火の粉が流れていく方向が戻されないルート。
なお、バクダンを抱える高速移動BLSSなどでは、実際に速度で霧を振り切れる。
バグ技の力って、すげー。
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