なんか~めっちゃ長なった~
会話削ったけど会話が地味に長い。
誠に申し訳ありませんが、本小説の毎日投稿は9月初めまでやめます。
めっちゃ夏の間忙しいので。
みんな、待ってくれー、置いてかないでー……
重要:『毎日投稿はやめる』。週に1話くらいしか更新できなさそうだが。
いろいろあって稲妻城、天守閣。
爆発に巻き込まれたような勢いで(オマエいつもそれで移動してるだろ…!)天守閣に乱入してくるリンクとパイモン。
お茶を嗜んでいた雷電将軍、ではなく本物のほう、こと雷電影は盛大に茶を吹いて驚く。
e「あなた達でしたか…急にこんな所へなにを…」
リンクが手に構える金の稲妻の紋が書かれた物体、通行許可証。
e「それは…」
「この紋所が目に入らぬか…ってやつだな!」
『助さん、格さん。爆破。』
「問答無用で爆破はやめとけ…」
リンク達は通行許可証を八重神子にもらい、彼女にはリンク達に、「引きこもった息子を部屋から出す親の役」をやって貰ってほしいようだ。
人形の雷電将軍は古い知識で稼働しているせいで、時代に取り残された老人と化しているらしい。
『…アプデ待ち……』
「うーん、永遠、アップデートしたらどうだ…?」
e「はい…」
「じゃあ、ちょっと城下を散歩してみないか?」
e「えっ…散……?…散歩!?」
そこでリンクが影に見せつけるのは八重神子印の通行証!
e「っ…八重…私のことを…思っての事なのですね………」
重い腰を上げた影は通行証の力(?)によってリンク達と共に稲妻城から実に約500年ぶりに出た。
周囲の視線が恐ろしいほどに集まる。
「どうだ?オマエの国なんだからしっかりしてくれよ!」
e「今の稲妻は…皆が明るい顔をしています……」
影は近くにあった屋台の飲み物に目を向ける。
e「少し、喉が渇きましたが…あの飲料は…?」
屋台の横には「団子牛乳!」と書かれたのれんが上げられている。
なお、売れ行きはあまりよくないようだ。
「うーん…おいしそうには見えないぞ…?」
かくいうリンク達も指名手配を理由に、意外と稲妻城下を見て回ったことはない。
『団子牛乳3つ。』
「って勝手に!」
テンシュ「しょ、将軍様!?が、この団子牛乳を!?!」
実際に飲んだ団子牛乳は意外に美味しかった。
影は、後に彼女の大好物となる団子牛乳を飲んで言う。
e「甘くて美味しいです…それともっちりした食感で、不思議な飲み心地ですね。」
『うまい。』
「意外と美味しいぞ……」
続いて、ティワット最大級の本屋、八重堂を訪れる。
入り口には、八重神子とヒナさん…犬耳の柴犬の様な女の人の等身大写真が貼られたボードが置いてある。
入店してみる一行。
将軍グッズ、この前作られてしまった、蛮族リンクのグッズ、それに……
どこかの国で一人の中二病を生んだ「フィッシュル皇女物語」、瑠月の行秋が書いていた「沈秋拾剣録」に人気ラノベ「雷電将軍に転生したら、天下無敵になった」……
e「これは…私?…分かりません…八重は何をやっているのでしょうか……」
「まあ、わからなくていいと思うぞ……」
そのまま冒険者ギルドの前を通りかかった一行。
どうやら神櫻*1を守るためS級冒険者(普通に初耳だぞ!?)に緊急の要請が出ているらしい。
アビスの魔物、大規模な獣域ウェルプの群れが突如出現し、実は地脈の穢れを浄化していた神櫻がやばい。ということである。
「神櫻…」
e「これは…放ってはおけませんね……」
目撃情報が寄せられた場所に到着し、獣域ウェルプの群れを、影は薙刀の一太刀で消し去った。
「おー!…さすがだぞ!」
何度も湧いてくる獣域ウェルプや獣域ハウンドを将軍はリンクの剣、バクダンよりも速く蹴散らす。
e「こうしていると…嫌な記憶が蘇りますね……」
「嫌な記憶…?」
『魔神戦争?』
e「ええ。あの時、大地は漆黒の霧に包まれ、辺りには魔物が蔓延りました、人々が苦労して建てた家々も…そのほとんどが瓦礫へと変わり果ててしまった…」
「………」
こうして、近くの神櫻の根っこに群がっていた魔物の群れを倒したリンク達。
e「幸い…被害はそれほど大きなものではありませんでしたが……傷ついた神櫻の手当ては、社奉行に任せればいいでしょう…」
その時、傷ついた神櫻の根から樹液と共に、魔神戦争当時の武士たちの記憶が流れてくる。
「やつらは必ず戻ってくる…だから早く逃げろ!もう時間がないッ!」「稲妻はもう暗き闇に覆われてしまったんだ!」「私はこの目で見たんです…戦友たちの体が紙のように引き裂かれる姿を…」「 俺たちは…稲妻を守り…最後まで戦い抜かねば!」
影は難しい顔をする。
「オイラ…なにが起きたのかよくわからなかったけど…でも、すごく悲しくて、絶望的な状況だったみたいだ…」
e「先ほどの一幕は……武士達がこの地に残した記憶でしょう………あれが、五百年前に稲妻で起きた災いなのです……。あの悲劇はこの大地…そして私の心に大きな傷を残しました……」
「それが…失ったって奴か…」
そのまま、出没していた魔物を倒し切った一行。
途中、多くの死んだ武士たちの記憶が頭に流れ込んできた。
武士たちは皆、この稲妻の事を、そして雷電将軍の事を考えていた。
e「これは…元より稲妻の神がやるべきことです……私は行動するのが遅すぎました…私は彼らに…今まで私を信じて疑わなかった人々に応えなければなりません。」
「…考えがまとまったみたいだな…」
e「過去を断ち切るには、最後の決闘が必要です。」
「最後の?」
『決闘?』
e「彼女が私を呼んでいます。今が絶好の機会でしょう…鳴神大社の下にある…洞窟へ……」
「洞窟…そこになにがあるんだ…?」
e「そここそが…過去を断ち切り、未来へと進むための戦場です…」
行ってみると、そこには鳥居が置いてあった。
「鳥居…だけか?」
影が鳥居に手を触れると、鳥居がポータルとして起動する。
e「ついて来てください。」
『ネザー?』
「いや…ついて行くって、どこに…ってうわー!!」
影に続き、ポータルと化した鳥居に吸い込まれるリンクとパイモン。
中は、前に見た一心浄土と似たような空間だった。
横には影。
奥にはもう一人の雷電将軍が立っている。
「この感じ…まさか人形の将軍か!?」
s「ええ。あなたは私の体で俗世を巡り、永遠の真諦を掴んだようですね。今の自分のほうが、過去の自分よりも決意が固く、考えが正しい。そう思っているのでしょうか?」
e「それをあなたに答えるために、私は来たのです。…私たちは武人。今この場における対話は、刀を交えることのみ。」
薙刀を抜く二人の将軍、剣を抜く一人の蛮族。
「未来の将軍vs過去の将軍か…」
『ター〇ネーター。』
「オマエはちゃんと戦えよ……」
そして、人形の将軍が何か言い、二人の将軍がぶつかったのが見えた瞬間、リンクとパイモンは空間から追い出された。
鳥居はもうただの鳥居だ。
「えっ…オイラたち、追い出されたのか…… どうするんだよ?本当に影と将軍をあのままずっと戦わせるのか!?」
『さあ。』
「オマエ…駄目なときはやっぱり駄目だな…って、そうだ!八重神子だ!」
山を自爆しながら登り、八重神子に話しかける。
y「なんじゃ、その焦った顔は。もしやまた妾に頼み事でもしに来たのか?」
「大変なんだぞ!影が…影が…」
事の経緯をパイモンが八重神子に伝えた…
u「そうか……なるほど、影は稲妻を人間に託し、自ら一人でいつ終わるかも分からぬ戦いをしていると…。頑固で極端、僅かにでも力が足りなければ目的を達成できぬ…確かにあやつのやり方じゃ。」
『焦ってる。』
y「焦っておる、か…普段話さぬ汝がそれを言うか。影は時に、子供じみたところがある。が、…それで、妾が手伝えると思ったのか?そのようなこと、誰から聞いたのじゃ?」
「とぼけてるんだよな!?…」
y「妾は既に汝らにその答えを与えておるじゃろう?」
リンクは1つの物体をポーチから取り出す。
深い紫に、金の桜、雷、そして
稲妻のマークの「通行許可証」。
八重は着いて来てくれなかったが、神秘に包まれた空間の入り口に戻り、リンクは許可証を手に叫ぶ。
『控えおろう!』
元より、それは将軍の精神世界への通行許可証。
鳥居が光の膜を生成し、門として起動する。
「凄いぞ!じゃあ行って来い!リンク!オイラはここで……」
リンクは、その手にパイモンを握り、鳥居に飛び込んだ!
「なんでオイラまでーーー!」
e「……どうして…?」
広がる精神世界、二人の雷電将軍。
e「あなたたち…一体どうやって再びここへ?」
s「彼らがこの空間に戻ってきた時、まるで運命に導かれた必然のように感じました。……ではこの決戦をもって、私たちの数千にわたる宿命に、終止符を打ちましょう。」
e「この戦いが、私にとっては、次の「始まり」となります。」
トーマを助けた時のように、この10分ほどの時間の間に、影と将軍は数千の戦いを繰り広げ、影はその全てで勝利したようだ。
それも、今回で最後。
詠唱する将軍。
s「雌雄を決するに必要な刻は、王国の繁栄と滅亡を見届けられるほどのもの。
雌雄を決するに使わんとする力は、大海を覆し、天を滅すほどのもの。
雌雄を決するに求めし意志は、心を貫き、夢想を転覆せしもの。」
リンクは背中にロケットを装備し、「風花の高揚」を構えた。
影と将軍の、最後の戦いが始まる。
影と将軍は1秒も経たない内に衝突し、薙刀が交差する。
冷気を纏う羽を着けた矢を撃つリンク。
非常に速いはずの矢を将軍は横に飛んで回避し、さらに速くリンク目掛けて斬撃を飛ばす。
リンクもロケットで咄嗟に避けるが、
リンクの記憶の中でも、それが使えたのは魔王ガノンだけである。
リンクは再度気を引き締める。
s「須臾の泡影。」
分身して斬撃を飛ばしてくる将軍。
影は直ちに見切って攻撃を叩きこむ。
将軍は影の攻撃を弾き、返しの一撃を入れる。
将軍は、隙をついた背後からのリンクの矢を、咄嗟に躱す。
影のほうが少し上手なようで、将軍はリンクの邪魔も入ったせいか追撃の薙刀に掠ってしまった。
s「っ…分かりました…私も全力を持ってお相手しましょう!」
ここまで将軍はまだ本当の本気を出していなかったようだ。
将軍は宙に浮き何本かの、刀を握った大きな雷の腕を顕現させる。
青に染まっていた一心浄土が影と戦った時と同じ赤と黒に塗り替えられる。
s「この身こそ、永遠なり!」
決戦。VS.
早速巨大な刀を叩きつけてくる将軍。
精神世界なのに地面が削れ、瓦礫が飛び交う。
横薙ぎに飛んできた雷刃を上に飛んで避け、強力な炎元素を秘めたルビーを矢につけて撃つ。
過負荷の爆炎がほとばしるが、将軍には掠っただけの様だ。
次に影が将軍に切りかかり、将軍はそれを正面から受け止めて、影を勢いよく弾く。
s「愚鈍ですね…」
『うどん!』
将軍はリンクの放ったバクダン花に命中する。
将軍は咄嗟に剣撃と衝撃波を放つが、スピードシフトのリンク相手には悪手。
リンクはロケットで飛び上がり、九条沙羅を相手に先日使った敵を追尾する眼を付けた矢を三発一気に射る!
「風花の高揚」の効果で強化された追尾弾はその一発が大きな円を描き将軍に当たる。
2.3発目を切り刻んだ将軍に影が脇から一撃を入れる。
s「……この一撃で最後にします…」
将軍は全ての雷元素を放出しているようだ。
s「…永劫に帰せ!」
巨大な腕が、その手に持った薙刀を上空から振り下ろしてくる。
ーーー奥義・無想の一太刀ーーー
e「来ます。リンク。」
「おい!やばいんじゃないか?!このままだとオイラも死んじゃうぞ!」
e「はい。わかっています。ですので、ここに一心浄土を作ります!」
将軍は巨大な薙刀を前に瞑想する。これは決して迷走ではない。
将軍の周りに白い空間が生まれ、薙刀を受け止める。
「ダメだ!まずいぞ!ほら…レバガチャとかでなんとか……」
薙刀によって空間にヒビが入る。
ヒビが広がり、このままでは空間ごと真っ二つになってしまう。
リンクはポーチを漁り、何かを掴む!
『この紋所が、目に入らぬかぁぁ!!』
八重神子印の
『控えおろう!!』
輝きが強まり、ヒビが小さくなる。
「?…わかったぞ!…こちらにおわす御方をどなたと心得る!畏れ多くも将軍、雷電影にあらせられるぞ!!?」
紋所(違)の光と共に巨大な薙刀は弾かれ、霧散した。
雷電将軍は、最後の力を使い果たしたようで、背中の追加の腕も消え、雷を失った薙刀を収めた。
s「ここまでです…あなたの勝ちを認めます。永遠に摩耗することのない意志は、結局のところ、未来を抱けないのですね。」
e「あなたは未来の心配をする必要も、一人で前に進む必要もありません。」
s「…認めましょう。あなたの新たな意志は摩耗によって生まれたものではない。もう、あなたの規則を修正する行為を妨げるつもりはありません。これからも、この身はあなたの協力者です。」
e「私も、もう、変えることのできない規則を作りはしません。」
「これで、本当にぜんぶ終わったんだな?……」
神社へと戻り、パイモンと影は八重神子にすべてを話した。
y「今日ようやく、汝と稲妻は何百年も続く影から完全に抜け出せたようじゃな。」
e「あなたからそのような慰めの言葉を聞けるとは、珍しいこともあるのですね。素直に受け取っておきましょう。」
y「なんじゃ、これも全部、昔の汝が聞く耳を持たなかったからじゃろう。」
e「…私はこれから数多くのことをやらなければなりません。…将軍と共に現在の稲妻をよく観察し、現状を整理し、未来について考えます。」
影は一瞬迷った後、はっきりいった。
s「そして…稲妻の鎖国を解除します!」
「鎖国を解除だって!?それって大変なことなんじゃないか…?」
『黒船も来てない。』
e「私はもう静止するだけの永遠を追い求めることはしません。きっとこれから、稲妻には多くの壁が立ちはだかることになります…でも、多くの出会いが生まれる。…それについて、私もとても期待しているのです。」
鳴神大社から見える稲妻の海は、珍しく荒れず、空は瑠月が見えるほど晴れ渡っていた。
e「団子牛乳……毎日飲んでいける気がする……これは…永遠……?」
「それは絶対に違うぞ!!!」
団子牛乳は、こうして正式に「将軍推奨飲料」に指定された。
これは、「永遠」ではなく、タピオカブームくらいで終わるとよいのだが。
「感想、評価とアンケの投票、待ってるぞ!」
『今なら団子牛乳ついてくる!』
「税込1650モラで好評発売中だぞ!」
通行許可証ってこんな凄かったっけ。
元々第1幕の最初しか出てこない気が。
てか〜眞とか〜色々端折った〜
あとこの世界の雷速って光じゃなくて雷元素だから音より遅いくらいだと思われる。
が、リンクのロケットは音速!
生身で音速は、普通死ぬ!