厄災(?)リンクが行くティワットの旅   作:ちいの(忍転)

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ヤンデレ キケン。
相手が蛮族だから問題ないと思うが。


蛮族とヤンデレの互換性について

ある日、寺社奉行の前を通りかかると、まるでそこで張っていたかのように、綾華が現れた。

 

a「今度祭りがあるのですけど、一緒に行きませんか?」

 

どうやら、稲妻のゴタゴタの解決を記念して祭りがあるらしい。

神里綾華は、桜の舞う庭でリンクに静かに問いかけた。

そのまっすぐな笑顔は、どこか闇を感じる、重く断れない空気がある。

 

『う…うん。』

「お、おう…!」

 

こうしてリンクとパイモンは、着物を用意することになった。

だが、稲妻城下の服屋を訪れると、布が足りないようだ。

 

「またか!またアイテム不足か!?」

 

万国商会に訪れると、非常に丁度いいタイミングで浪人たちが絹を強奪して逃げていく。

 

「まてー!」

 

ドカーン(割愛)。

浪人たちは気絶し、絹も無事に回収した…実質強盗である。

リンク達がさっきの千織屋稲妻店とかいう服屋に行って、絹を渡すと、着物の製作が始まった。

 

「よし。準備完了だな!」

 

寺社奉行に戻り、神里綾華と食事会をすることに。

だが、綾華は途中で一旦席を外してしまう。

 

「アイツ…台所に行って何をする気だ?包丁で襲ってくるとかじゃないよな?」

 

寺社奉行なのでもちろんいるトーマが慌てて言う。

 

「そういえば…綾華様、料理は…」

「まさか…いや…そんなベタなこと早々無いぞ!」

 

やがて戻ってきた綾華が、真顔で言った。

 

a「……料理を、全部焦がしてしまいました…」

t「綾華様!?」

「ええ!?あんなに丁寧な人が…?」

a「異国料理を作ろうとしたら…油が……」

 

火事一歩手前だった台所をリンク達とトーマで一旦なんとかする。

慌てて図鑑的な本をめくりだすトーマ。

 

t「綾華様でも作れる異国料理は…デーツナン…グレインポソレ…デゥボールケーキ……」

 

全部見るからに難しそうである。

そこでリンクとその従者は、綾華とその従者に、ピザ作りを提案する。

 

a「ぴっつぁ…ですか?」

t「ティワットでも多く広まっている小麦の…」

『ピザって10回。』

t「10回ですか?、ピザピザピザピザ……」

『小麦を薄く伸ばした生地に具材を乗せ窯で焼いた…』

「それピザだ!このやりとり意味ないぞ!」

 

ポーチからチーズ、ミルク、小麦、トマトに、投げて良しかじって良しの岩塩を出すリンク。

 

「戦闘と料理だけはセンスあるもんな…!」

 

4人は何種ものピザを作った。

人間用の物からそうじゃない物まで…トマトとバジルにチーズのやつ…チーズと蜂蜜のやつ…チョコバナナ…スミレウリスペシャル…ロース岩に岩塩……(最後のはリンクでも無理だろ!?)

 

完成したピザを一口かじった綾華が…微笑む。

 

a「…とても美味しいです!」

『美味い。』

t「これは、また食べたくなる味です……レシピを…」

「うんま〜いぞ!」

 

なお、リンクでも食えないように見えた具材が石100%のピザは、リンクが美味しくいただきました。

 

食後、綾華はふと神妙な表情を見せる。

 

「私、友達が少ないの。立場もあるし……」

t「綾華様は……」

「いや、もう友達でいいだろ?」

『友達。共犯者。』

「共犯!?」

「……ありがとう。少し勇気が出た気がするわ。」

 

祭りの準備も終わり、彼女が母の手記を探す旅へ出るという。

 

「椿って人を探すの。一緒に来てくれない(圧)?」

 

『…任せて……』

「…オイラ達に…任せてくれよ…!」

 

その手記が眠る場所は、すでに荒れ果てていた。

彼女は静かに手記を開き、そこに記された言葉を読む。

 

「椿」は綾華の母の仮の名で、彼女は神里家の寺社奉行としての責務に疲れ、普通の人として自由に生きてみたかったようだ。

 

「……母上も、こんなふうに祭りに行きたかったのね…」

 

彼女の目には、少し涙が浮かんでいた。

 

「じゃあ、行こうぜ!今からでも間に合うぞ!」

 

最終日の夕方とも有り、祭り会場は少し閑散としていた。

 

a「終わり際ですからね…」

「ほら!すいてると考えれば…」

 

綾華は屋台で仮面を買ってリンゴ飴を舐め、嬉しそうに微笑む。

その表情は確かに普通の女の子の物だった。

ヤンデレの物では無いと信じたい。

 

神社なので置いてある絵馬を書き、願いを託す。

リンクは「因縁」、綾華は「稲妻の平和と家族の健康」を。

 

「いやどの因縁だ…?」

 

そして3人は会場を離れようとするが、向こうに人だかりが見えたので行ってみる事に。

 

「すっごい人がいるぞ?!」

a「これは…」

『祭りの爆破。』

「爆破は絶対違うぞ!」

 

少し沖合の空に、激しい音と共に色とりどりの花が咲いた。

紛れもなく祭りの終わりに相応しい爆破である。

 

a「綺麗…」

「祭りの最後に花火は付き物だしな!」

『爆破…綺麗。』

 

花火大会があったから会場に人が少なかったのだ。

花火の下に見える赤っぽい人影も宵宮だろう。

 

少し離れた所で、綾華は静かに言う。

 

a「私、今日すごく楽しかったわ。あなた達のおかげです。」

『あんま爆破して無い…』

「オマエ…それ必須か?」

 

祭りの終わりである花火を背景に、彼女は一礼し、振り返った。

 

a「また、こうして笑い合えるといいな。」

「おう!祭りも楽しかったしな!」

『うん!』

 

こうして、リンクはパイモンを連れて、高速で稲妻の空を飛んでいく。

この日は綾華にとって、大切な思い出になるだろう…

 

後日。恐怖体験(?)

 

「飛んで300m位離れたのに振り替えるとまだ綾華と目が合った…?…いや、そんなこと無いだろ…いや無いよな…?」

 

a「いいえ。私は今も、貴方の後ろにいますよ。」




「感想、評価とアンケの投票、待ってるぞ!」
『今なら綾華様憑いてくる!』
「まあ綾華なら…綾華が憑く?…なんか悪寒が…」

舞なんて踊られても困るので、別の感動シーンで代用。
最後の行が危険(?)

モシモシーワタシアヤカーイマアナタノウシロニイルノー
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