俳優・田中幸太朗さんの名前は、「ほがらか」の
幸太
朗 ……○
が正しいのですが、しばしば「いちろーさん、じろーさん」の
幸太
郎 ……×
と書き間違えられてしまうことがあります。
インターネットで幸太朗さんに関する情報を探すときは、正しい幸太「朗」以外に、幸太「郎」でも検索してみるとけっこう出てきます。
たしかに「郎」と「朗」ではよく似ていますし、熱心なファンというわけではない方が間違ってしまわれるのも仕方がないのでしょうね。
個人の方が運営するブログにこのケースがけっこう多いのも無理はないとおもいます(ブログ検索をすると、「朗」○よりも「郎」×のほうでupされている記事数が多いときもあります)。
そういう私自身も、単語登録はしていても、どこかで誤変換をして気付かないままでいることがないとは言い切れません。
ただ、個人の方ではなく、法人(いわゆる会社や事業所)が運営するウェブサイトにこのミスを発見したときは、お節介とはおもいつつも、今年(2005年)の春くらいまでは、丁重に訂正のお願いをするようにしていました。
ファンとしてはやはり、
田中幸太郎
では別人のように感じてしまうからです。
(写真家で田中幸太郎さんという方がいらっしゃいます。この方は「郎」が正解です。)
それに、一般的に法人サイトは個人サイトに比べて影響力が大きいとおもいますので、名前というもっとも基本的な情報を正しく伝えていただきたいという希望もありました。
大抵の法人サイトにはメールの受け入れ窓口がありますので、そこを通じてお願いすると、ほとんどの場合、快く訂正に応じていただけました。
幸太朗さんが天才スラッガー・橘英雄を演じた『H2~君といた日々』DVD-BOXが発売されたのは2005年6月でしたが、予約受付が始まった今年3月頃、この商品を扱っているウェブサイトのうち、インターネット書店amazonとTBSishopのふたつを検索してみたところ、両方とも紹介文が幸太「郎」と誤表記されているのに気付きました。
早速両者に訂正依頼メールを送ったところ、両サイトとも正しい「朗」に直してくださいました。
ただし、訂正していただけたのは出演者一覧のなかの幸太朗さんの名前の箇所で、ストーリー紹介のなかの箇所は両サイトとも直していただけずに「郎」×のままだったのです。
当然ですが電子情報が流れていく先をたどれば生身の人間である担当者様がいらっしゃるわけで、うるさいファンだとおもわれてしまうのではと躊躇(ちゅうちょ)したのですが、結局下記のようなお願いメールをそれぞれに再度送信しました。
要約:
先日は訂正お願いにご対応いただきまして、ありがとうございました。
つきましてはたいへん申し上げにくいのですが、1ヵ所(キャスト)はご訂正いただいたのですが、もう1ヵ所(あらすじ)は未訂正の状態です。
ようやく本格的に人気の出始めた田中さんをファンとして大切に見守っていきたいとおもっています。
お忙しいところ、くどいようで恐縮なのですが、どうぞ正しい表記をしていただきますよう、改めてお願い申し上げます。
結果として、TBSishop様は2ヶ所とも訂正に応じてくださいました。
「中学時代、エースピッチャーだった国見比呂は、~」で始まる紹介文は両サイトとも同じ文章ですが、TBS様は「~ライバル・橘 英雄(田中幸太朗)と試合することになる。」と正しく表記されているのを見てると、今でも嬉しくなります。
TBSishopの紹介文
http://ishop.tbs.co.jp/ec/tbs/product/detail.jsp?pid=1916610&cid=cat510
amazonの紹介文
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B0007WG6C2/reviews/ref=cm_rev_more_2/250-0283178-2921822
たとえ文庫本1冊でも迅速・確実に宅配してくれる(1,500円未満は配送料が発生しますが)amazonのシステムは画期的で素晴らしく、私も書籍、CD、DVDなどはほとんどamazonで購入しています。
予約すれば20%割引(DVDの場合)というのが最大の魅力です。
膨大な点数をスムーズにさばくには、無駄や余計な手間を省くことが肝要で、すべての要望に対応しきれないのも仕方がないとおもいます。
こちらから送ったメールへの答えはすべて既成文による自動応答で、徹底した合理化がなされているのがよくわかります。
TBSishopには予約割引はありませんでしたが、担当者様のお名前が明記されたメールは、とても誠実でいながら簡潔な内容で、なにより商品の購入を促すような記述がいっさいなかった点に感じ入りました。
TBS様から届けられた『H2』DVD-BOXは、いまでも気持ちよく再生してヒデちゃんとの再会を楽しんでいます。
今回の記事は、下記の記事の最後に「別記事で投稿します」と記したものをようやく記事化したものです。
なんと5ヵ月も経ってしまいました。
お恥ずかしいかぎりです。
べきら録:『H2~君といた日々』DVD-BOX:2005-06-18