もしイヌがPLCスキルをゼロからやり直すなら…。
部署異動でいきなり「明日からPLC担当ね」と言われた。
ラダーも応用命令も分からない。
頼れる先輩も少ない。
この状態から「現場で通用するPLCスキル」だけを最短で取りに行くなら、私はこの順番でしか動かないです。
結論から言うと
順番を間違えると、一生勉強しても
「ラダーを眺めてる人」で終わります。
逆に、ここさえ押さえれば誰でも再現可能です。
まずやるのは「守備範囲の決定」です。
どのメーカーか
どの設備か
どの工程か
自分の経験、失敗、しんどかったトラブルから
「この領域ならしつこく向き合える」
という一点を決めます。
次にやるのは「正しい答えを持っている人とソフトの特定」です。
会社で一番安定稼働させている人は誰か
その人が作った既存設備のソフトはどれか
社内標準や制御基準書はどれか
ここを特定して
現場の“本物の答え”をリファレンスにします。
そこからようやく勉強が始まります。
1 仕様書とタイミングチャートを読み込んで
設備の正しい動きを一言で言えるようにする
2 その仕様とラダーを毎日照らし合わせて
「この接点は仕様のどの一文を担当しているのか」を言語化する
3 GX Worksのモニタでオンオフを追いながら
手動運転→原点復帰→自動運転の流れを
口で説明できるまで繰り返す
この「読む→動きを見る→言葉にする」を
百サイクルやる方が、応用命令を百個眺めるより何倍も伸びます。
次のフェーズは「トラブルと仲良くなること」です。
過去のトラブル履歴
設備日報
保全さんの愚痴
ここから「どんな時に、どこが、どう壊れがちか」をリスト化します。
その上で
入力の揺れは安定タイマでどう吸収するか
インターロックをどう書けば誤動作を止められるか
自己保持をどこで切るか
こういった“現場で本当に効くパターン回路”を
一個ずつ検証していきます。
この時点ではまだ設計に行きません。
まずは
既存ソフトを読める
動きを追える
原因を説明できる
ここまでを徹底的に固めます。
その次がようやく「設計の入り口」です。
小さな機能でいいので
一つだけ、自分で最後まで面倒を見るテーマを決めます。
例えば
シリンダ一本の手動動作
一軸の原点復帰
コンベアのスタート・ストップ
などです。
1 仕様を一行で書き出す
2 タイミングチャートを書く
3 ラダーを組む
4 シミュレータか実機で動作確認する
5 うまくいかなかった理由を文章で残す
このサイクルを回すことで
「なんとなく書けたラダー」から
「理由を説明できるラダー」に変わっていきます。
ここから先に効いてくるのが“AIの使い方”です。
PLCはAIに丸投げしても現場では通用しません。
思想と安全とお客さんの事情が入り混じっているからです。
ただしAIに任せていい仕事もたくさんあります。
仕様の文章を整理してもらう
タイミングチャートで抜けそうなケースを洗い出してもらう
用語の意味や違いを正確に言語化してもらう
テスト観点や異常パターンの候補を出してもらう
こういった「考える前の素材集め」は
AIにやらせて
人間は
この仕様で本当に現場が楽になるか
安全側に倒れているか
保全さんが後で困らないか
といった判断だけに集中します。
昔は
仕様整理
回路検討
ラダー記述
デバッグ
ドキュメント作成
全部、人間の脳内だけで回していました。
だから時間がかかるし、感覚頼りにもなりやすかった。
今は違います。
AIに言語化と整理を任せて
人間は現場を見て判断する側に回る。
これができるエンジニアは
企画→設計→検証→改善を
一日一サイクルで回せます。
だからトラブル対応が速くなる。
だから設計変更に強くなる。
だから評価と給料が上がりやすくなる。
結論。
PLCスキルも
読む
動かす
壊れる理由を理解する
直す
設計する
この順番を崩した瞬間に、遠回りが始まります。
あなたがこれまで伸びなかったのは
才能ではなく「学ぶ順番」がバラバラだっただけです。
この流れを
イヌ式「PLCスキルゼロからやり直す百ステップ」として
PDFにまとめています。
欲しい人は【 PLCリスキリング 】とコメントしておいてください。
完成したら優先でお届けします。
2026年以降
「AIを前提にPLCを学べる人」から
静かに一人勝ちしていく時代になります。
#PLC