「キャプテン」小野田紀美氏に委ねた外国人政策 保守鮮明の高市内閣
憲政史上初の女性首相となった高市早苗首相(自民党総裁)。21日の組閣では、保守的な「高市カラー」を鮮明化させ、内閣の針路を明確にした。ただその内部には、日本維新の会と連立を組んでもなお少数与党から抜け出せない脆弱(ぜいじゃく)な政権基盤が横たわる。
21日午後1時48分、衆院本会議。無所属議員を引き込み、首相指名選挙の初回投票で過半数を得た高市氏は表情を緩め、拍手を送る議員に「ありがとうございます」と繰り返した。
それから約3時間後。首相官邸で木原稔官房長官が読み上げた閣僚名簿は、党内随一とされる保守的な政治姿勢の「高市カラー」を強く印象づけた。
最たるものは、先の総裁選で…