「キャプテン」小野田紀美氏に委ねた外国人政策 保守鮮明の高市内閣

有料記事

[PR]

 憲政史上初の女性首相となった高市早苗首相(自民党総裁)。21日の組閣では、保守的な「高市カラー」を鮮明化させ、内閣の針路を明確にした。ただその内部には、日本維新の会と連立を組んでもなお少数与党から抜け出せない脆弱(ぜいじゃく)な政権基盤が横たわる。

 21日午後1時48分、衆院本会議。無所属議員を引き込み、首相指名選挙の初回投票で過半数を得た高市氏は表情を緩め、拍手を送る議員に「ありがとうございます」と繰り返した。

 それから約3時間後。首相官邸で木原稔官房長官が読み上げた閣僚名簿は、党内随一とされる保守的な政治姿勢の「高市カラー」を強く印象づけた。

 最たるものは、先の総裁選で…

この記事は有料記事です。残り1354文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    小谷哲男
    (明海大学教授=外交・安全保障)
    2025年10月22日7時59分 投稿
    【視点】

    欧米の極右勢力ではremigrationという言葉が使われている。自国に相応しくない人たちを別の場所に移住させるという意味で、ナチスの思想を反映している。MAGA界隈ではすでに高市総理がremigrationを行うためアメリカ生まれの小野田

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    綿野恵太
    (文筆家)
    2025年10月22日10時11分 投稿
    【視点】

    外国人労働者の受け入れを拡大したのは第二次安倍政権です。ビザ発給要件を緩和して外国人観光客を増やしてきたのも第二次安倍政権です。 保守派に配慮してか、当時「移民政策ではない」と安倍さんは繰り返しましたが、実質的には移民政策です。その結果、

    …続きを読む
高市政権

高市政権

自民党の高市早苗総裁が第104代の首相に選出されました。憲政史上で初の女性首相として、維新との連立政権をスタートさせます。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]