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白亜45会HP管理人

白亜(白堊)45会は、岩手県立盛岡第一高等学校昭和45年卒業の同期会です。

マイクロソフトのオフィスは購入しない

2013年04月10日 22時36分38秒 | 大学
新学期になって新人が加わったので、研究室のパソコンも数台購入することにしました。
さて、ソフトウェアですが、マイクロソフトofficeのアカデミック版の構成がおかしな事になったようなので、今年度からはライセンスを購入しないことにしました。

知らない人が多いようですが、OpenOfficeという無料で使用できる製品があるのです。機能はほとんど変わりません。エクセル相当品は「カルク」、パワーポイント相当品は「インプレス」と言います。

しかも、OpenOfficeはWindows-OSだけでなく、Mac-OSでもUnix-OSでも全く同じ操作で動きます。今まで知ってはいたのだけど、面倒なのでそのままエクセルなどを使っていました。今回の「抱き合わせ商法」はちょっと腹立たしいので、来週から開講する1年生のコンピュータの授業でも「マイクロソフトofficeはなるべく購入しないようにしましょう」と宣伝することにします。まあ、お金を持ってる人がどう使おうが自由ですけど。

そもそも、マイクロソフトって会社は人の成果を利用してお金儲けしている会社です。ビルゲイツはビジネスマンとしては非常に優秀ですが、コンピュータエンジニアとしてはそこそこでしかありません。

ただ、OpenOfficeは10年ほど前に2つに分かれて別々に開発されているようです。Webサーバで有名なApacheのOpenOffice と LibreOffice。どっちを使っても良いと思いますけど。

OpenOfficeはもともとJava言語と同様に、サンマイクロシステムズが開発した製品です。同社はデータベースの会社だったオラクルに吸収されてしまいました。同様のことはコンピュータそのものでも起こっています。我々の業界ではDECという会社のPDP-11とかVAX-11がほぼ100%のシェアだったのですが、DECはコンパックに吸収され、そのコンパックはHPに吸収されました。HPはコンピュータを扱うHPと測定器などを扱うアジレントに分社されました・・・うーむ、世の中の動きは激しい。


本日から授業

2013年04月10日 13時00分36秒 | 大学
今日は授業の開講日です。
何が困ると言って、昼食時の食堂の混雑です。ここは学生数と比較すると食堂があまりに小さい。さらに、学生街とは思えないくらい、周りに飲食店はありません。

午前最後の3限は12:10分終了です。従って、11時45分くらいに行くようにしています。ゴールデンウィークを過ぎるあたりから学生さんの出席が減るようで、食堂の混雑も少しだけ緩和されます。

前期の授業担当日は月水金です。火曜日には大学の会議が入ることが多い(が、サボってもいいような会議もある。)木曜日だけ自由に出張など外部に行ける日にしてます。

卒研生歓迎コンパ

2013年04月08日 22時26分45秒 | 大学
卒研生7人の歓迎コンパでした。
大学の演習室を借りて行い、今は研究室内で二次会やってます。私は自分の部屋に居ます。

女子学生集合・・・男子学生も数名一緒ですけど。
充分な光があれば、Vaio Duoでもこの程度には写ります。




天気予報は・・・

2013年04月07日 18時00分15秒 | 大学
本日、新入生ガイダンス。
明後日9日が入学式ですが、平教員には入学式は関係ありません。ただし、父母懇談会というのを学科毎にやります。

昨晩の天気予報では「今日の天気は大荒れ」。それに伴い、ガイダンスも30分繰り下げました。ところが・・・
風はやや強いものの雲も少ない晴れの天気。

やはり気象学はまだまだ未知の部分も多いようです。これから連想したことは「演繹と帰納」。「演繹」も「帰納」も日常会話ではほとんど使用されない言葉です。数学と自然科学は何が違う?と問われたら、「数学は基本的に演繹で、自然科学は基本的に帰納」。帰納的に知った事実から本質を抜き出して基本原理を導き、その基本原理から演繹的に現象を予想するのが自然科学です。長い歴史を持つ物理では、基本原理がかなり分かっていて演繹的に求めることが出来る場合が多いけど、気象学などではまだまだ帰納(経験)的な要素が多々残っています。地震学などもそうです。物理屋ももっと未知の世界へ飛び込まないといけないかもしれませんね。少なくとも、短期間スパンで考えれば、ヒッグスや暗黒物質よりも社会生活にとって重要なのは明らかです。なんてことを物理屋が言ってはいけないかも・・・

卒研配属発表は明日と思っていましたが、本日発表でした。今年は結構粒が揃っているかもしれない。女子学生も2名で、大学院生の3人と合わせると計5名です。こんなことは初めてだ!



奨学金、返還免除

2013年03月24日 18時23分05秒 | 大学
4日間、何も書いてない。記憶を頼りに少し書いておこう。
金曜日は奨学金返還免除の協議のために神楽坂に行きました。

昔は返還免除職というのがあって、一定期間免除職になっていれば返還免除になったのだけど、今は終了時に返還免除を決めることになっています。免除の推薦順位を決めるための会議でした。

いつから今の制度に変わったのでしょう。調べたところ2004年からのようです。在学中の業績で返還免除を決めるという今の制度には無理がある、と思ってます。「成績優秀者」っていうのは言葉は簡単だけど現場での判断は容易ではありません。(同じ条件の人を比較するのは可能ですが、全員条件が異なっているわけですよ。どうやって優劣をつけるんじゃい、と制度を決めた人たちに問いたい。)

私が学生の時は修士が2万3千円で、博士に進学した年に修士6万、博士7万に増額されたと記憶してます。今は修士が5万か8万8千円から選択、博士が8万か12万2千円から選択になってますね。5年間だと600万円くらいの借金になっちゃいますね。私の場合は300万弱だったと思います。15年間教育職をやった時に返還免除のハガキが届いた。


研究室の追い出しコンパ

2013年03月17日 22時34分27秒 | 大学
明日の卒業式を前に、今日は研究室の追い出しコンパでした。今、自宅に戻ってきたところです。会場は大学内、物理学科の演習室でした。日曜日なので、「9時までに鍵を守衛所に返却するように」と言われたそうです。それで、少し早目にお開きです。

Vaioのカメラの使い方は簡単でした。「タップ」がシャッター。「スワイプ」で撮った写真を順次見ることもできます。実は、いつも持ち歩いていたカメラは私個人のではなく研究室の物でした。Vaioでカメラが使えることが分かったので、カメラは研究室のしかるべき場所に保管しておくことにします。

ただし、Webカメラなので高性能ではありません。フラッシュもありません。今日撮った写真を載せておきましょう。



卒研発表会

2013年02月28日 23時13分36秒 | 大学
卒研発表会の後の打ち上げ飲み会からつくばに戻ってきたところです。
今年の卒研発表は9人いたのだが、粒がそろっていてなかなかに良い会になりました。
9人中、理科大大学院進学が4人、他大大学院が3人、就職が2人です。

札幌同期会の写真が届きましたので、明日にでもアップします。
facebookでは知り合い2名からの友達申請を受け入れました。また3月下旬の広島大での物理学会期間中のイベントに参加表明をしました。



受験生数増加の謎

2013年02月17日 23時13分53秒 | 大学
昨日の書き忘れ。
冷たすぎる強風(と朝寝坊)のため、ワンコの散歩はキャンセル。

今日は久しぶりの散歩です。寒さは同じくらいだけど、風はそれほど強くはなかった。ワンコもドーナッツを嬉しそうに食べてました。

日曜日は、散歩に加えて明日発売のAERAをじっくり読むのと、囲碁NHK杯の観戦が日課です。
AERAの記事の中に大学入試関連が2つ。職業柄とても興味があります。ひとつは複数に合格した場合にどちらに進学するかという記事。早慶両方に受かった学生は8:2で慶応に進むそうです。ただし、これは慶応の方が人気があるというよりも、慶応が第一志望の人は早稲田も受験するけど、早稲田が第一志望の場合に慶応を受けることは少ないため、ということらしい。

理科大には神楽坂に理学部物理があり、野田に理工学部物理があります。両方を受験する学生はとても多いのです。そして、両方受かった大部分の学生は神楽坂へ進学するようです。残念ながらそれが実態です。

合格者と実際に入学する学生の割合を(モノに対する言い方みたいなので悪いのですが)歩留まり率と呼んでいます。歩留まり率が予測を外れると大変なことになります。ここ3年ほどは受験者数も歩留まり率も一定だったので予測が比較的容易だったのですが、今年は何故か受験者数が15%ほど増加しました。ノーベル物理学賞を日本人が受賞した次の年に受験者数が増えるということはあるのですが、今年はその理由が分かりません。理由が分からないと歩留まり率の予測が難しくなります。どうなりますことやら・・・


明日から3日間は修士論文発表会

2013年02月12日 22時17分07秒 | 大学
明日から修士論文発表会。
修了予定者は全部で25名、私の研究室では3名です。

祝日の月曜日は一日中論文を読んでました。物理の中でも専門外の論文は修士論文レベルでもサラサラとは読み進めることはできません。論理構成をチェックするのは比較的容易ですが、個々の事項が正しいかどうかの検証を本気でやろうと思ったら、時間がいくらあっても足りません。

自分の学生の研究についても、必ずしも私の専門とは限りません。直接の指導は外部の先生方にお願いしている場合が多いのです。というよりも、むしろ、積極的に複数の先生から教えを受けられるようにアレンジするように心がけています。先生がひとりだけという状況は、学生にとっても良くないと思っているからです。


大学入試・試験監督

2013年02月05日 23時22分28秒 | 大学
週末に300編のレポートを採点して、月曜日が締切だった後期の成績を付けました。定期試験は終了で今週から大学入試シーズンになります。

今日は、試験監督でした。今日で良かった。明日朝は大雪が予想されていて、明日の監督担当の先生方は不安でいっぱいのようです。

いつもの年だと、2-3回監督が回ってくるのだけど、今年は今日1回のみ。しかも予備。午前中は待機するだけだったのだけど、午後からは体調を崩した受験生が別室での試験を行うということでやりました。それでも、受験生が1人だけだととても楽。

入試シーズンと並行して修士論文シーズンが始まりつつあります。明日が第一回目の提出日。ウチは博士論文でさえほとんどが日本語で書かれてます。ましてや、修士論文は全部日本語です。

論文指導していて一番感じるのは、「日本語教育がひどすぎる」ってこと。特に「接続詞」の使い方が全くなってないですよね。最初に、キチンとした論理的な日本語を書く練習をしなければいけません。科目名「国語」ってのもおかしい。「日本語」にしましょう。